赤いかはアカイカにあらず : 道の駅 すさみ

総勢4名、車で那智勝浦へ。ランチどこで食べようかってなったんだけど、この前の地魚の天ぷらが気になって早々と道の駅すさみに再来。

が、店頭のメニューにそれがない！　ＨＰにはあいかわらず載ってはいるんだけど。
ま、いいやと限定5名赤いか御膳にしました。まだ正午には間がある。限定5名に滑り込みセーフ。
友人たちは、天ぷら定食、刺身定食、それに前回はなかったカツオ節ごはん麺セットのうどんを、連れ合いが注文。このカツオ節ごはん、なんでここまで来て猫まんま、と思ったけど少し味見させてもらうとカツオ節の味が濃厚で専用(？)の醤油が香ばしく映えて、とってもおいしい。さすがケンケン鰹で有名な地元、美味しいカツオの食べ方を知っています。

さてこちらの赤いか御膳。注文前から赤いかと言っても、標準和名のアカイカじゃないだろうとおもっていた。アカイカは５０センチぐらいになる大きなイカだし加工品や冷凍のロールイカでは見かけるが生では見たことがない。まあツツイカ(頭の尖がったイカ)ならなんでも美味しいでしょう。

やってきたツツイカはヤリか、ケンサキか、スルメか。ま、なんかわからないけど新鮮で、軽めのもっちり感があり、うま味が程よい。量は一ぱい丸ごとで、たっぷりあるけど嫌みがなく飽きない。あああ、ビールに合います。当方、運転はしません。ヒロさんごめんなさい。ぐびぐび。

刺身定食の甲イカと少しトレード。やはり甲イカ(頭の丸いイカ)はもちもち感と甘み強い。でも少しで十分なんだよね。

ゲソの天ぷらありました。柔らかくて味がある。たんぱくだから油に合います。美味しいねえ、なんでイカの足って10本しかないの。100本あればもっと食えるのに。

また来て良かった。なんかここ、開けてびっくり的な楽しみがありますねえ。
ごちそうさま。また来ます。

ＰＳ　帰って調べると、ご当地でアカイカはケンサキイカのことだそうだ。
そりゃ美味いはずだわ。

18きっぷ切符で行けるとこは限界まで行く。現地滞在可能時間が一時間を切っても行く。だけど今時ローカルは駅からの移動手段が少ないので、現地に到着してからが困るのです。一般のバスは本数が少ないし、コミュニティバスは情報を捉えにくい。従って駅から歩いて観光に行ける場所が肝になるのです。

そんな訳で18きっぷで6時間、すぐ先はもう串本の江住にやってきました。目的はすさみ町立カニとエビの水族館と道の駅すさみ。二つは近接、どちらも駅近。嬉しいな。

まずカニとエビ。前のファミリーがこれ鍋やなとかエビフライとかかき揚げとかの話ばかりしてる。内心、『フッ、ベタな奴らめ』って思っていたら、5年生ぐらいのそこの女の子が伊勢エビをさして「あっ、テルミドールや」って、とおっしゃいました。いいもの食べてるのね（笑）。

それから同じ敷地内の道の駅すさみ構内の「恵み食堂　蒼海」へ。時間はお昼のピークタイムを少し過ぎた時間。平日だというのに6～7割の入りでなかなか賑やか。もう夏休みに入ってるのかな。窓際のカウンター席が開いていて、ラッキー。眼前にはまさに蒼海、手前の雑草地帯が視界の邪魔だけど。注文はサンマ寿司と、地魚の天ぷら盛り合わせ。こんな場所で「地魚」なんていわれるとマニアには堪りません。このあたりの磯場に生息する魚なら、コロダイ？コショウダイ？イガミ？かなと、楽しみに待っていたら、やってきましたよ。なんか、しし唐と南京が目に付いたけど気づかないふりで配膳の女の人に魚種を尋ねる。すると、イワシとイカですだって。そんなん聞かんでも分かるわい、としょぼーんです(´・ω・`)。ま、気を取り直してビールでも。こんな場所で中瓶とはいえドライ500円は安い。あっという間に二本目。地魚の天ぷらが、しし唐と南京とイワシとイカでも、きっとのこりの海老は地エビだ、絶対ブラックタイガーじゃないと言い聞かせて光る海を見ながらのビール。ロケーションは抜群ですねえ。また来よう。

さんま寿司は同じ町内のすさみ食堂に比べてシャリの酢が効いてないが、これは好き好き。美味しかったですよ。

ま、後で考えると店の人が地魚天ぷら盛り合わせと、天ぷら盛り合わせを間違えたのかもしれませんね。
それを確かめにまた来ます。ごちそう様。