和歌山ラーメンのルーツである車庫前系の本家本元を知らずして語ることなかれ!(和歌山県和歌山市友田町) : 本家 アロチ 丸高

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4.1

~¥9991人
  • 料理・味4.0
  • サービス3.6
  • 雰囲気4.1
  • CP3.7
  • 酒・ドリンク-
2019/04訪問1回目

4.1

  • 料理・味4.0
  • サービス3.6
  • 雰囲気4.1
  • CP3.7
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

和歌山ラーメンのルーツである車庫前系の本家本元を知らずして語ることなかれ!(和歌山県和歌山市友田町)

本家 アロチ 丸高
(和歌山県和歌山市友田町2-50)

JR紀伊本線・和歌山駅を出て 駅前のけやき大通りを 和歌山城方面の西に進み 北ノ新地の信号を右折した 少し進んだ柳通り沿いの右手にある 1940年(昭和15年)に屋台から創業した「本家 アロチ 丸高」

和歌山のご当地グルメで 1番メジャーな存在である和歌山ラーメン

和歌山ラーメンの詳細については 後半説明するとして 今回は その発祥 元祖とされるお店の一杯をご紹介

この日は 大阪で夕方の商談を終え 和歌山入りが遅くなったので 深夜まで営業している和歌山ラーメン…で最初に思いついたのがこちらのお店

本家 アロチ 丸高は ランチ営業はなく 夕方から深夜までの営業なのでお間違いのないよう

近くのコインパーキングに車を停めて 黄色いテントが印象的な外観を撮影して お店に入りメニューを眺める…


中華そば 600円

中華そばは 醤油豚骨味の一本勝負で 大盛・チャーシューメン・キムチラーメンの4種類のみ

サイドメニューは 大根・厚あげ・スジ・豆腐・こんにゃくなど10種類のおでんと 餃子・はや寿司・キムチとドリンク類

待つこと暫し 和歌山ラーメンの元祖といわれる老舗の中華そばが到着

豚骨と醤油香るスープに 中細のストレート麺が軸となりトッピングは チャーシュー・メンマ・ナルト・ネギと和歌山ラーメン王道のビジュアル

提供時に予め胡椒が振り掛けられているのも 興味深い

最初にスープを飲んでみると 見た目より軽めでアッサリ 醤油が全体をキリっとまとめていて 少し柔らかめの麺と よく絡む

量は少なめなので 地元では「早寿司」と呼ばれる鯖寿司や おでんと一緒に食べるのも 和歌山ラーメンの特徴

丸高の中華そばを作る工程も少し変わっていて 屋台で創業した当時は 冷蔵設備もなかったため ダシに使用する豚骨を 傷みにくいよう 鍋一杯の醤油で豚骨を炊き込んだ後に 味の染み込んだ豚骨を取り出し それを炊いてダシを取る オリジナル製法を惜しげもなく 同志たちに広く教えたのだそうだ

豚骨を醤油で炊き込むとは 全国各地のご当地ラーメンでも あまり聞いたことがない

和歌山ラーメンを語るなら 最初に食べてもらいたい ルーツ・元祖車庫前系の中華そばを あっという間に完食した!


あとがき…

店名のアロチ=新内(あろち)は和歌山の繁華街のことで 新内をあろちとは 読めないな(笑)

和歌山の中心にあるアーケード街は「ぶらくり丁」と呼ばれ こちらも珍しいネーミングだ

和歌山ラーメンの歴史と特徴について…

大きく分けると「車庫前系」と「井出系」に分類される

和歌山ラーメンは 昭和初期に市電車庫前にあった 屋台がルーツとされ その後 屋台からスタートした 本家アロチ丸高が改良を重ねて 比較的スープの澄んだ豚骨醤油味のラーメンを完成させた

車庫前にあった屋台が発祥なので「車庫前系」と呼ばれ その本家本元が「本家 アロチ 丸高」

丸高から独立したお店が 屋号に「丸」を取り入れたことから 和歌山には丸の付くお店が多い

その後 創業した「井出商店」が 忙しすぎて 火を付けまま 煮詰めてしまったスープが美味しかったことから 豚骨がコッテリと濁った濃厚スープを完成させ人気となる

井出商店から独立したお店も多く こちらを「井出系」と呼ぶ

1990年代後半に東京に出店した「まっち棒」が初めて和歌山ラーメンという名称を使用したとされ 1998年にTVチャンピオンのラーメン選手権特番における優勝と 新横浜ラーメン博物館への出店などによって 豚骨を煮詰めるスタイルが全国区となった

つまり 和歌山県以外の人がイメージするのは「井出系」や「まっち棒」などの 濃厚系の和歌山ラーメン

車庫前系・井出系共に 麺は細めのストレートで少し柔らかく トッピングはチャーシュー・メンマ・ナルト・ネギと至ってシンプル

卓上に早寿司と呼ばれる鯖寿司や ゆで玉子などが置かれ 自由に食べることができ 食べ終わるとラーメンと合わせて自己申告して会計をするのも和歌山ラーメンの特徴

全国的に和歌山ラーメンと呼ばれているが 地元和歌山では大半のお店のメニュー表記は「中華そば」なので あしからず(笑)

和歌山ラーメンの源流・ルーツとなる屋台発祥の中華そばを ご賞味あれ

ご馳走さまでした!


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  • 本家 アロチ 丸高 - 本家 アロチ 丸高(和歌山県和歌山市友田町)中華そば 600円

    本家 アロチ 丸高(和歌山県和歌山市友田町)中華そば 600円

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  • 本家 アロチ 丸高 - 本家 アロチ 丸高(和歌山県和歌山市友田町)外観

    本家 アロチ 丸高(和歌山県和歌山市友田町)外観

  • 本家 アロチ 丸高 - 本家 アロチ 丸高(和歌山県和歌山市友田町)店内

    本家 アロチ 丸高(和歌山県和歌山市友田町)店内

  • 本家 アロチ 丸高 - 本家 アロチ 丸高(和歌山県和歌山市友田町)外観

    本家 アロチ 丸高(和歌山県和歌山市友田町)外観

  • 本家 アロチ 丸高 - 本家 アロチ 丸高(和歌山県和歌山市友田町)外観

    本家 アロチ 丸高(和歌山県和歌山市友田町)外観

  • 本家 アロチ 丸高 - 本家 アロチ 丸高(和歌山県和歌山市友田町)メニュー

    本家 アロチ 丸高(和歌山県和歌山市友田町)メニュー

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店舗基本情報

店名
本家 アロチ 丸高(ホンケ アロチ マルタカ)
ジャンル ラーメン、餃子、おでん
お問い合わせ

073-432-3313

予約可否

予約不可

住所

和歌山県和歌山市友田町2-50

交通手段

和歌山駅より徒歩12分

和歌山駅から580m

営業時間
予算

~¥999

~¥999

予算(口コミ集計)
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード不可

電子マネー不可

QRコード決済不可

席・設備

席数

27席

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

特徴・関連情報

利用シーン

知人・友人と

こんな時によく使われます。

サービス

テイクアウト

オープン日

1940年

備考

◆高松で屋台をやっていた先代からの味を習得し、1940年にスタートさせた和歌山中華そばの老舗。
他に、ギョーザ、おでんもお勧めメニューです。
◆アロチは「新内」の和歌山弁で、新内、北新地、友田町あたりのネオン街の事を指します。
◆2022.2.22 関西テレビ『ちゃちゃ入れマンデー』にて紹介される。

初投稿者

miracledonmiracledon(7)

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