私見として、和歌山で1番のフレンチ店です。 : オテル・ド・ヨシノ

仕事の打ち合わせが早く終わり、天気も良かったので、
ふと、あ、そうだ！和歌山に行こうと閃きました。

夕方に「ヴィラ・アイーダ」に伺いたく連絡するも、午後4時までの受付のため撃沈。

こちらが、午後9時までの入店ですと、お受け出来ますとの有難いお言葉を頂き、
急いで、神戸から湾岸線に乗り、1人和歌山へ向かいました。

1人で伺うのも、フレンチ店は、行きずらいので、
和歌山の友人に御馳走するから、御飯だけ付き合ってくれと頼み、
2人で午後9時までに無事訪問する事となりました。

場所は、和歌山駅から車で数分のところにあります。
出来れば、車での訪問か、和歌山駅からタクシーでの訪問が良いと思います。

ビッグ愛という駐車場標識に従って車を勧めます。
こちらに停めると、店まですぐ近くです。無料駐車券も頂けるので、お勧めです。

和歌山ビッグ愛12階(最上階)に店があります。
県民交流会館の上にあるので、高級フレンチ店に行く雰囲気としましては、
カップルならば、若干、ムードを損ねるかもしれません。

しかし、オテル・ド・ヨシノさんの店内自体は、夜景も綺麗で上質な空間です。
テーブル35席程度です。夜景の見渡せる窓際が上席です。

今回、車で訪問したため、私は、シャンパンやワインが飲めず、残念無念・・・。

葡萄ジュースで乾杯。
他に和歌山産のオレンジジュースも頂いたのですが、思ったより、美味しかったです。
和歌山産のお水を下さいと、伝えると、
水道水しかありませんと、言われたため、ペリエなどを頂きました。(笑)

MENU DÉGUSTATION（ムニュ デギュスタシオン）11300円(サ税込)を注文しました。
前菜、メインディッシュを数品目の中から選べます。

和歌山産人参と雲丹
カクテルグラスに入れられていました。見た目も可愛らしいですね。
人参のムースと上に乗っている雲丹との調和も良く美味。

プティスープ
冷製玉蜀黍のスープ
キャラメル味のポップコーンが入っています。
玉蜀黍の甘み、風味もしっかりと感じられ、美味しい冷製スープです。

湯浅産の天然岩牡蠣
こちらの牡蠣の身の大きさが尋常じゃないです。
とても大振りなのですが、クリーミーです。
白ワインのジュレと下に敷かれているクリームとの相性も良いです。
絶品です。お代りしたいくらいでした。(笑)

本日の魚料理
和歌山のまな鰹が提供されました。
白身はしっとりとして臭みもありません。
表面の皮は比較的パリッとしています。調理、味わい共に非常に良いです。

肉料理 (+3000円)
3000円の追加料金は、若干高いのですが、せっかく和歌山に来たので、熊野牛ロースを選択。
熊野牛は、赤身で身が締まっています。日頃は、地元の但馬牛を頂く事が多いので、
赤身の引き締まった肉を頂くのは、最近では、高知県の土佐あかうし以来かもしれません。
口に入れ噛みしめると、徐々に、肉の味わいが伝わってきます。
好みにもよりますが、そこまで唸る程の肉質ではないです。(勿論、美味しいですが。)
火入れ加減やソースの完成度は、非常に高いです。
宮崎牛のフィレ肉が3500円の追加料金で頂けたので、
和歌山産に拘らず、そちらを選択した方が良かったかもしれません。

鴨胸肉のロースト(+500円)も頂きましたが、鴨の皮も含めての調理でした。
調理、ソースの味は良かったのですが、皮付きの鴨肉の味わいがそこまででした。
一緒に添えられている温野菜は、どちらも良かったです。

デザート
一品目 桃のシャーベット
デザートが非常に美味しいです。見た目も良いです。

二品目 パッションフルーツのタルト
こちらもまた旨い！

小菓子
マカロンが美味しかったです。

食後のコーヒー
カプチーノを頼みました。泡立ちも良く、香り豊かな美味しいカプチーノでした。

かしこまった接客ではないものの、気配りも良く、非常に快適でした。

この代金から考えると、非常に満足度の高いフレンチでした。
なるべく和歌山県産の地元食材にこだわるのも好印象です。
食材に若干、バラつきがあると感じましたが、味付け、調理は秀逸です。
出来れば、シェフのお任せコースを頂いた方が、よりその素晴らしさを体験出来たのかもしれません。

東京、大阪では、この代金でとても頂けない内容です。
「レストラン　タテル　ヨシノ　銀座」や「オテル・ド・ヨシノ」で頂くと、この代金では収まりません。
和歌山を訪れる際には、外せないフレンチ店ではないでしょうか。
食べログ和歌山のレストラン ランキング1位(2014.07.16投稿時)である事も頷けます。

関西国際空港からは、高速で1時間もかからないので、
旅行で関西空港を利用する前のランチ、或いは、帰国後のディナーとして立ち寄ってみては如何でしょうか。

吉野シェフもこちらの店に来られるので、次回は、その機会に訪問したいと思います。