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こんぬつわ。
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カウンタとビアタップ。これがあるだけでまずは落ち着く。
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隠れて見えないが右奥に日本では、炭酸押出式ではない、ホントのハンド水圧汲み上げ式ビアタップがある!
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飲み物はカウンタでCOD式で買うのがパブの掟。
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一杯目はチェコの銘醸ピルスナー・ウーア・クエル。二杯目は伊太利系のバーマスターに敬意を表し、イタリアのビール。コレはかなり軽い。
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マスターが伊太利系だからかそちらっぽい御菜が多い。
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ペンネのボロネーゼ。本場っぽく? かなり重いがなんというか日本の洋食(日本橋商人街)風
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本日のグリルより、鶏半身。これはいい。チキン半身は労働者の正義、これ世界基準です。
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三杯目はハンド水圧汲み上げ式タップから、地元ロンドンのファイブポイント・エール。適度に温く、これぞ地酒! という感じ。旨し!
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ひな鳥金子(惨状シティ)
https://tabelog.com/niigata/A1501/A150102/15012691/
せきとり(エチゴ市シモフル)
https://tabelog.com/niigata/A1501/A150101/15002247/
ホフブロイハウス(ミュンヘン)
https://tabelog.com/germany/A5801/A580101/58000091/
ヘンネ(ベルリン)
https://tabelog.com/germany/A5803/A580301/58000302/
明記(香港)
https://tabelog.com/hongkong/A5208/A520801/52000791/
…エチゴではカレー味のからあげを、ミュンヘンではオクトーバーフェストのご馳走という事になっているWiesn Hendlを、東独の匂いを残すベルリンでは塩だけで調味したシムプルな素揚げを、そして香港銅鑼灣に程近い街市のはずれにある満腹食堂では脆皮龍崗雞を、食らい尽くしてきた。
その結果、理解したのは、
にわとりの半身をその姿のまま調理し、皿に乗せ、目の前にドン! と出てきたものを指で毟り食らいつき、ガブガブと咀嚼すると、低廉にして佳良な滋味を安直にして実質的に獲得する事が可能であり、なおかつ、丸ごとにかぶりつく、という行為そのものが、身体を使い、一日の仕事を終え、疲労を癒す必要のある労働者諸君にとり、奢りとなり、明日への活力へのアイコンそのものとなっている、
という事が道理であり、社会通念であり、ワールド・ヴァリュー(世界基準©️副島隆彦)である事、いうを待たぬ
という #冷徹な事実 であった。
ロンドンに来ている。
無論、仕事だ。
海賊の末裔どもが、新旧の大陸、ユーラシア、アジアから傍若無人に収奪し、持ち込んだものを厚顔無恥に飾り散らした「美術館」「博物館」を、物見遊山の見物に来たわけではない。
ましてや金融の街シティで、仕組債や劣後債のシノギで善男善女をズブズブにする片棒を担ぎに来たわけでもない
(あー、このレビュー、 #よけいなことをかいてはいけません とご指導頂くかも)
ここ廿年間ピクリともしなかった名目GDP成長率と内外の金利差、通貨流通量の差により、全世界に対し「出来栄えの割に割安」となって「しまった」黄金の国(ケッ! )ジパングのサービスを武器に、本業の、旅商い、小商いの販路を、ホンのチョイひろげ、マーケットのおこぼれの一つもいただこうじゃないか、という趣旨のもと参上したわけだ。
(うーん、なんか目の前が曇って来たゾ。ま、 #いんだよ細けえ事は! )
かくも「泥くさい」「オールドスクール」な稼業であるから、とにかく歩き回り、身体を動かし、聞き、話をして一日を過ごす。
朝から夕方まで立ちっぱなしで足は棒になり、口角を上げ続けた唇はやや引き攣り、口唇を開閉し続けたせいで舌と喉は渇ききっている。
渇いたものには水分を補給してやらねばならぬ。
と、言うわけで、仕事場を後にし、近所の目についたパブに飛び込む。
店の中に入る。装飾のすぎない自然体なつくり。
立って飲む事を大前提とした高さのカウンタ、そこからニョキニョキと生えている、手入れの行き届いたビアタップ。
これらが目に入った途端、ホッとするのは世界の酔客の持つ共通認識。
顧客層の年代は広範で偏りがなく、緊張を煽るような空気も流れておらず、そうかといってユルすぎる事もなく、全体が無言のルール、プロトコルにやんわりと支配されている。
つまり実に心地よい。
まずカウンタに向かい、酒場をまとめている主人と思しき人の前に立ち、タップの銘板やメニュを参考にビアを選び、COD(きゃしゅ・おん・でりばり:料金引き換え方式)で商品と代金の授受を行う、というのは界隈のパブという名のついた酒場の共通の掟。
お、チェコの銘醸ピルスナー・ウーア・クエルの生がある、こりゃ凝ってるね、人数分プリーズ!
と、いうや主人、口元を軽く歪める。どうやらニヤリとしたらしい。
酔っ払いは酔っ払いを知る、というヤツだ。
食卓につき、ガブリ! とやる。世界のピルゼンタイプ下面発酵ビアの元祖、総本家、名取、親方だけあり、苦味、喉越しとも申し分なし、旨し!
旨しビアにはグリルド・ハーフ・チキンに決めている。
決めているのに理由はない、あったとしても忘れてしまった。
もしあるとすれば、あー、もー、めんどくせぇな、冒頭に説明しただろ、疲れたプロレタリアートは鶏の半身にかじりつくんだよ、覚えとけ! とは、どーせお返しイイね欲しいだけで、このページを開いているひとびとはそもそも読んでないし、という #冷酷な現実 に私たちは向かい合わなければならなくなるから黙っている。
そう思いながら、まずは本体から腿と手羽を素早く外し、肋骨からえいや! と胸肉を引き剥がすと、ササミがクッキリと浮かび上がり、繊細なそこからまずは口をつけ、しかるのち胸肉の淡白さ、腿のモチっとした汁気と弾力…という具合に食べ進めると、部位により火の通り加減により、同じ鶏一羽でもその風味、味わいはさまざまな表情を見せ、旨し旨しと無言になり、そうしていると目の前のジョッキはすぐに空になるのでナプキンで唇を拭いてから再びカウンタに寄ると、林立したタップの奥に隠すように、現代の気圧添加式ではなく、旧来の(と、いっても初めて目にした)手動井戸風水圧式汲み上げタップを発見し、え? これ、何? と聞くと、地元ロンドンの銘酒ファイブポイント・エイルでございと応えられたから、すぐさま所望し、ズキュッパ、ズキュッパっと音を立て、泡が盛大に立てられながら注がれたそれに口をつけると、上面発酵由来のコク、味の複雑さ、酵母の活動ぶりが舌の上を踊り、適切な、という事は邦人やアメちゃんの多くにはヌルいと感じる温度領域で管理された液体が、喉を降り、胃の腑を撫でる様は、なるほど別珍の手触りに例えたくなるのもわかるねえ、と、 #知ったかぶり をし、とってあった手羽中を齧ると、鶏の脂気、膠質で口腔がテラテラし、ここに改めてエイルを流し込むや、いよいよ調子が高くなり、よし、オトウサン、明日もお仕事ガンバッチャうゼ! と、聞かれてもないのに気焰を上げない、事もない。