田園を眺めるオーベルジュ薪の音で地産地消のフルコースを堪能。 : 薪の音

富山県南砺市、城端にある、オーベルジュ「薪の音」に泊まってきました。
薪の音には、ランチでは何度もいているのですが、泊まって、ディナーと朝食を頂くのは初めてです。
客室は３室あり、この日は時分を含めて２組泊まっていたようです。
食事は個室です。ランチの時にも食べた部屋です。

地産地消の特別ディナーコース

コースの内容は、
ジャガイモのババロア 香箱蟹 香箱蟹の味噌のジュレ
燻製の一皿 サーモン、ふぐ、タコ、アジ、ゲソ、鰤、ゲソ、秋刀魚、ホタテ、クリームチーズ
焼きたてパン バター バーニャカウダ
地元季節野菜のサラダ 小松菜、金時草、ゴボウのスープ、人参ピューレ、人参ソース、カブ、赤カブ、ジャガイモ、サツマイモ、トマト
鱈と鱈の白子 山葵クリーム 柚子 カブ ネギ
紅ズワイカニ生と焼き 甲殻類の濃縮ソース ネギのソース
梅の砂糖漬け
牛テールの赤ワイン煮込み
国産牛モモ肉のステーキシャロットソース仕立て
シャーベット・柿のアイスクリーム
アップルパイ・フォンダンショコラ
紅茶
です。

和朝食

「特別栽培米コシヒカリ　野口楽園米」のかまどで炊いたご飯も美味しいです。

富山県城端のお気に入りのオーベルジュ「薪の音」にランチに行ってきました。
ランチは12時からです。
食事をする部屋は3部屋あり、この日は3組のお客さんが来ていました。

ランチコースは一つしかなく、席に着くと、コースの説明、メインの肉料理の選択、ドリンクの注文をして食事が始ります。

まず前菜。
「新玉ねぎのブランマンジェ 城端ポークの生ハム」です。
ブランマンジェは白いポタージュのようです。
タマネギの甘い味わいがしっかりして、生ハムの塩気、オリーブオイルの味わいがアクセントになります。

「鮎の塩焼き 夏野菜のテリーヌ」
夏野菜のテリーヌは、パプリカ、トマト、ズッキーニ、茄子の組み合わせ。
それぞれの素材の味わいがいいです。
鮎の塩焼きは、小さくカットされていますが、パリッとした焼け具合、はらわたの苦みがあり美味しいです。

「地元野菜の彩りオードブル ゴボウと牛乳のスープ 」
地元の野菜を並べたオードブル、金糸瓜、大根、瓜、キュウリ、トマト、ほおずき、サツマイモ、オクラ等です。
自家製のタマネギとオリーブオイルのバーニャカウダソースか能登の塩でたべます。
金糸瓜がねばねばっとした食感でなんだか不思議、サツマイモはほっくりしています。

「自家製 ライ麦パン 白パン」
パンはどちらも自家製のパンで柔らかいです。
ライ麦パンとのことですが、あまりライ麦感はありません。
白パンはミニバケットような形ですが、ふんわりモチモチです。
パンにもバーニャカウダソースを付けて食べます。

「フグのフリット 白子 ガスエビのソース」
フグのフリットは、衣をまとい揚げてあるため表面がさくっとしてなかはとろり。
白子はぷりっとして、割とさっぱりした味わいです。
フリットと白子のさっぱりした味わいに、ガスエビの濃厚でスパイシーなソースがあわさっています。
ガスエビのソースは、ビスクのような味わいで、海老の味わいが凝縮しています。
ピリッとスパイシーで、フリットとも白子とも相性がいいです。

城端ポークの肩ロースステーキ

メインの肉料理の一品。
オーベルジュのある城端産のポークで、肩ロースを使ったステーキです。
お皿はタジン鍋で提供されます。
ステーキはカットされていて、お野菜とともにのっています。
お肉は繊維の食感も感じますが柔らかく、脂のあまさがほどよく美味しいです。
ソースは少し甘く、お肉の味わいを引き立てます。

富山牛のステーキ

富山県産の牛肉を使ったステーキ。
焼き方も選べ、ミディアムでおねがいしましたが、結構赤いところもあり良いです。
お肉は赤身でしっかりした歯ごたえと食感、さっぱりとしていながらうま味を感じる味わいがいいです。
醤油系のソースはさっぱりでいいです。
付け合わせは、地元産のネギと金糸瓜です。
ネギは甘く、金糸瓜は食べるとさくっとした食感でいいです。

ご飯と味噌汁

メインの料理と食事を一緒に食べることもで来ます。
ご飯とお味噌汁、自家製の漬物です。
お米も富山県産で普通に美味しいです。
漬物もホッとします。

デザート

デザートは4種類から選べます。
さつまいもロールケーキ
ラム酒干し柿アイスクリーム
すもものコンポート
いちじくのコンポート
で、さつまいもロールケーキにしました。

白い色が以外だった、さつまいもロールケーキです。
サツマイモチップがのっているのが可愛いです。
食べてみるよしっとり系のロールケーキで、スポンジもしっとり。
白いクリームがさつま芋の味わいですが、ふわっと優しい甘さで美味しいです。
付け合わせはイチジクの果肉とジュレ。
もしかしたら、イチジクのコンポートだったのかもしれませんが、これが甘くて何とも美味しいのです。
ジュレのさわやかな甘さもいいです。

ごちそうさまでした

今回の旅のメインイベント、城端のオーベルジュでのランチです。

薪の音は、今年の2月に続いて2回目。

予約は12時からですが、ちょっと早く着きましたが、部屋に案内してくれました。
部屋は前回同じ部屋。

ランチは「城端コース 5,000円」のみです。

内容は、アミューズ、パン、前菜、魚料理、肉料理、食事、デザート、お茶です。

小松菜とカブのババロア

まず、一品目の料理は、小松菜とカブのババロアです。
小松菜の茎と葉を使ったソースがカブのババロアにかかっています。
小松菜の青っぽい苦みと、カブのすっきりした味わいにあいます。
プリン状のババロアは見た目は甘いのかとおもいますが、カブなので甘くありません。
それが何とも不思議ですｗ

自家製パン

パンは三種類。自家製パンで、かぼちゃ、全粒粉、ヨーグルトとハチミツです。
かぼちゃのパンはあまりかぼちゃ感は無く柔らかいです。
全粒粉のパンは中がぎゅっと詰まったパンで、粉の香ばしさを感じます。
ヨーグルトとハチミツのパンはカットされた物でさっぱり系。
ヨーグルトの味わいがほのかにします。
これに前菜のバーニャカウダにも使う、アンチョビ焦がし玉ねぎのオリーブオイルを付けて食べます。


甘海老と大門ソーメンの梅酢和え

二品目は、甘海老とそうめんの梅酢和えです。
エビは氷見産、そうめんは富山の歴史ある大門そうめんです。
これを梅酢で和えてあります。
梅の酸味がさっぱりして、素麺のしっかりした食感にいいです。
また、とろっとした甘海老の甘みを引き立ててくれます。


自家製野菜のバーニャカウダ

三品目は、自家製野菜のバーニャカウダとゴボウのスープです。

自家製野菜は、キュウリ、カブ、サツマイモ、ムベ、ソーメンかぼちゃ、金時草、ミニトマトなど。
かぼちゃのピューレと、アンチョビ焦がし玉ねぎのソースで食べるとバーニャカウダになります。
取れたて野菜はどれもシャキシャキで美味しく、特にサツマイモとミニトマトがよかったです。
アンチョビ焦がし玉ねぎは香ばしくてたくさん付けて食べたい感じ。
かぼちゃのピューレは、かぼちゃのみで作られているようで柔らかい甘さのみでした。

ごぼうのスープはミニグラスに入っていて、熱々。
ノン見るとごぼうの味わいが濃いのですが、臭みなどはなくすっきりしています。


たらの白子とイカのベニズワイガニソース

魚料理は、たらの白子、アオリイカ、カブにベニズワイガニのソースで和えてある物。
タラの白子は今シーズン初。とろ～りとした食感で味わいが濃く、口の中でとろける感じが最高に美味しいです。
いかは軽く炙ってあり、香ばしさとコリコリした歯ごたえがいいです。味も濃いです。
カブはしゃきっとしていいです。
ソースはピリ辛。ベニズワイガニの味わいが濃厚。残ったらパンにも付けて食べました。


氷見牛のステーキ

肉料理は、牛か豚の選択制。牛だと、氷見牛のステーキです。
氷見牛の赤身部分で4切れのっています。
焼き加減はミディアムレアでおねがいしました。
食べてみると、表面の焼き具合と中のレア感が良く赤身肉のうま味を良く感じます。
甘辛いトリュフの入ったソースに、サツマイモ、椎茸、それに、菊芋のソースでお肉を食べます。


城端むぎやポークをタジン鍋で

肉料理のもう一品はタジン鍋で蒸された、城端むぎやポークの蒸し料理です。
独特な形のタジン鍋に城端産ブランド豚、むぎやポークと甘辛のソース、サツマイモ、椎茸が入っています。
蓋を開けると、豚肉の油がテリテリで食欲をそそります。
お肉はバラの部分のようで、とろとろで柔らかく、甘みを感じます。
脂がたっぷりの見た目ですが、しつこくなく美味しいです。
お肉の下には、サツマイモ、椎茸など。脂と甘辛いソースと菊芋のソースで美味しいです。

食事

食事は、富山県産米のごはん、富山の味噌を使った味噌汁、漬け物です。
ごはんは新米でつやつや。
ほどよい弾力に甘みを感じる味わいが良いです。
富山の味噌汁は色味が白く薄いです。ただ飲むと味噌の味わいはしっかりしています。
漬け物は自家製野菜で米酢漬けが美味しいです。


デザート＆お茶

デザートは、4種類、
さつまいものロールケーキ
ラム酒につけた干し柿のキャラメルアイス
干し柿ブランマンジェ
フォンダンショコラ
から選べます。

選んだのは、
ラム酒につけた干し柿のキャラメルアイス
フォンダンショコラ
です。

ラム酒につけた干し柿のキャラメルアイスは、キャラメルアイスに、干し柿の果肉を小さくカットしたものが入っています。
甘苦く濃厚なキャラメルアイスに、干し柿の果肉がコリコリしています。
ラム酒の香りもしっかりしていて、おとなな味わいです。

フォンダンショコラは、チョコレートケーキです。
フォンダンショコラだったので、切ったときのとろーりを期待していたのですが、あまり蕩けませんでした。
前回も一緒だったので、同じかと。。。

美味しい珈琲でゆっくりして食事は終了です。

今回五箇山に泊まったのはここに来るためだったのですが、やはり美味しくてよかったです。


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富山県城端のオーベルジュ「薪の音」でランチをしてきました。

薪の音はオーナーの山本氏がテレビ番組「ソロモン流」で紹介され、とても気になっていた所です。

事前に予約をしていました。

薪の音は、城端駅から車で５，６分のところ
お店は村の外れで、農家という感じです。
前日に結構雪が降り、周りが真っ白になっていました。

入口に近づくと、お店の人が中から出てきて案内してくれました。
中は土間風で和の内装は落ち着きます。

奥の個室に案内されました。


ランチのコースは一つで、
城端コース ¥5,000（税込み）
です。

料理はベースはフレンチですが、和食のテイストも入れた創作系だそうです。

まず一品目。
前菜三点盛りで、
・たまねぎのパイ
・鰤の燻製
・そば粉のクレープ カニとアボカド
です。

タマネギはじっくりじっくり炒められていて、甘いジャムのようになっています。
さくさくのパイ生地は秀逸。

鰤は氷見産だそうですが、今年は鰤は不漁とのことです。
食べた鰤は燻製のためうま味に香ばしさがのっており、とろりと美味しいです。
ワサビの風味も効いています。

そば粉のクレープは、カニとアボカドが巻かれていて、このかにの味わいが強く美味しいです。
アボカドのとろみとさっぱり感もさわやかで美味しいです。

パンは自家製の丸パン。柔らかくて生地のきめが細かいのもいいです。
食べてみると小麦の味わいが強くて、粉がしっかりしている感じでです。
ガーリックオイルにつけて食べるとコクが出て美味しいです。

二品目のサラダは、温野菜と白菜のババロアと小松菜ソースです。
温野菜は、青梗菜、カブ、大根、サツマイモ、キュウリ、トマト、かぼちゃのペーストです。
やさいはそのままでも食べられますが、ガーリックオイルにつけてもいいです。
シャキシャキした野菜は美味しいです。
かぼちゃのペーストは、かぼちゃに何も足していないそのままの味わいでした。
ほのかな甘さがいいです。

さて、びっくりだったのが、白菜のババロアと小松菜ソースです。
グラスに入った白い部分が白菜のババロア、上の緑の部分が小松菜です。
小松菜のソースには茎も入り独特の苦みも感じますが、さわやかです。
中の白菜のババロアはゆるくスープのようです。
食べてみると確かに白菜の味わいを感じ不思議にいいです。

スープは、ごぼうのスープと、口直しの干し柿・生ハムです。
ごぼうのスープは熱いです。ごぼうの味わいが強くそれでも臭みがなくて美味しいです。
干柿は自家製だそうです。生ハムとあわせるように薄くスライスされていて、甘い干柿の味わいをしっかり感じます。
生ハムは塩気が強いものですが、干柿とあわせるのでちょうどいいです。

メインの魚料理は、タラのソテー ズワイガニのソースです。
アワアワのがズワイガニのソースです。
ズワイガニの味わいが強い濃厚なソースで泡なのでふわふわしています。
中の鱈のソテーはやわらかく、白身の魚で締まっているため、かにのソースに合わせるのにいいです。
また、角切りのカブが入っていてシャキシャキした食感を与えてくれてアクセントになっています。
長ネギは甘く味わいを変えるのにいいです。

メインの肉料理は、牛か豚を選択できます。

牛は「氷見牛のグリル」です。
氷見牛のステーキが5切れほどで、ソーメンカボチャとタマネギのソース、里芋のサワークリームソースがかけられています。
氷見牛は少しスジっぽく柔らかいですが、切れにくい感じ。
噛むと脂の甘みを感じます。
タマネギの甘いソースと合わせて美味しいです。
ソーメンカボチャはグリルされていますが、ほろほろと崩れる感じで面白いです。

豚は「城端豚のグリル」です。
タジン鍋に入ってきて、量もボリュームがあります。
お肉はトロトロで柔らかく、甘辛いソースにからんでうま味がいいです。
たっぷり食べられるのもいいですね。

メイン料理には、ご飯と味噌汁が付きます。
ご飯は地元のお米でつやつやして甘みがあり、美味しいです。
お味噌汁は、豆腐、なめこ、三つ葉で、さっぱりしたい味わいです。

デザートは、5種類くらいから選べます。
選んだのは、
アップルパイ
フォンダンショコラ
です。

アップルパイは前菜にも出たパイ生地でサクサクです。
中にトロッとしたリンゴが入っていて、リンゴの甘さで美味しいです。
添えてあるバニラアイスもシャキシャキして美味しいです。

フォンダンショコラは、割ってチョコレートが流れ出すのを期待したのですが、流れ出ませんでした。
しかし、スポンジチョコが濃厚で甘くもったり美味しいです。

ドリンクは、コーヒーを選びました。
さっぱり飲みやすいコーヒーでした。

ホントは、お茶とデザートでゆっくりしたかったのですが、列車の時間があったので残念。
最後はばたばたしてごめんなさい。

とても美味しかったので、また季節を変えて食べに来たいです。
ごちそうさまでした。