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店名 |
ひみ浜(ひみはま)
|
---|---|
ジャンル | 日本料理、海鮮、食堂 |
予約・ お問い合わせ |
0766-74-7444 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
氷見駅より徒歩10分 氷見駅から749m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
32席 (1階テーブル20席 2階座敷12席) |
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個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 近隣に無料駐車場あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可、ベビーカー入店可 |
ホームページ | |
初投稿者 |
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2019年冬の金沢・富山旅行で訪れた店。
この店をチョイスした目的はひみ寒ぶり。
ひみ寒ぶりとは氷見魚ブランド対策協議会が判定した期間に富山湾の定置網で捕獲され、氷見漁港で競られた6kg以上のぶりを指す。今年は例年より早い11月21日にひみ寒ぶり宣言が出された。
このばんや料理ひみ浜は氷見漁港のすぐ近くにあり、仕入れは10kg以上のぶりのみにこだわり、かつ重さだけでなく、どういう太り方をしているかを見て競り落とすか落とさないかを決めているそうだ。店主のお眼鏡にかなうぶりが仕入れられないときはぶり料理は提供しないという、筋金入りの寒ぶり提供店だ。 前々から一度行ってみたいと思っていたため、今回の旅行に組み込むことに。
2ヶ月前に電話で予約。予約できるのはぶりしゃぶコースのみ。 予約の際に、店主さんより「ぶりが提供できない時は2~3日前に電話します。」と言われる。 どうか店主さんのお眼鏡にかなうぶりが取れますように。祈るような気持ちで当日を迎える。
そして当日、車で氷見漁港に到着。富山湾越しに望む立山連峰の景色が素晴らしい。
お店の外見はお世辞にも高級店とは言えない感じ。 しかし、こういう店こそ美味しい魚介類を提供してくれることを経験的に知っている。
店に入ると外見とは裏腹に満員で待っている人までいる。予約なしだと2時間待ちも普通のようだ。 予約名を伝えると席に案内される。「お腹ペコペコで来ましたか?」と店主さんの奥さんである女将さんに聞かれる。量が相当多いのかな。
○ぶりしゃぶコース(11000 円)
・小鉢
自家製木綿豆腐、能登沖のもずく酢(通常のもずくよりも細いので地元では絹もずくと呼ばれるとのこと)、白ばい貝の煮付け、イワシの酢入り(富山の郷土食)が運ばれて来る。
豆腐は何もかけずに食べられるほど風味が強く美味しかった。白ばい貝もよく味が染みている。
・寒ぶり刺身
寒ぶり刺身が配膳されると店主さんが席まで来てくれてぶりの説明をしてくれる。この日のぶりは12.4kgの超大物らしい。前述の「10kg以上の~」の説明をしてくれる。「これ以上のぶりはここ氷見には存在しない。」と自信たっぷりで、こちらの期待も高まる。
刺身は普通のぶりの刺身と比べると二回りほど大きくて厚くツヤが凄い。向かって右側が背中側で、左側が腹側、手前がぶりトロと説明される。ぶりトロは霜降りが美しくて美味しそうだ。
背中側から食べてみる。身がしっかりと詰まっていて歯ごたえが凄い。ぶりの強い旨味が口の中に広がる。そして腹側、こちらは脂が乗っており背中側に比べると柔らかく甘い。
霜降りのぶりトロは大根おろしと共に食べることを勧められる。食べてみると脂がジュワっと口の中に広がる。こんなぶりを食べるのは初めて、今まで食べていたぶりの刺身は何だったんだ(本日1回日)。
氷見で水揚げされる最高級のぶりは東京や金沢の料亭に行ってしまい、1人前4~5万円の値が付くのだとか。この 店はそれを阻止して適価で最高級のグレードのぶりを提供しているとのこと。「だから食べたことがない味なんです」と店主さん。なるほどと納得する。
・ぶり塩焼き
寒ぶり刺身の衝撃が残る中、巨大な皿が配膳される。乗っているのは巨大なぶり釜だ。マグロか?と思うほど大きい。
熱いうちにどうぞ、と勧められる。釜は特に脂が多い部位なので期待が高まる。
箸を入れると脂がたっぷりの肉厚の身がほろりと取れる。こちらも大根おろしと共に頂くと、今まで食べいてたぶり釜とは全く次元の異なる脂と旨味が口の中に広がる。これも旨い。今まで食べていたぶり釜塩焼きは何だったんだ (本日2回目)。
・ぶり大根
ぶりの風味がしっかりしみ込んだ大根は、大根のシャキシャキ感も適度に残っていてとても美味しい。今まで食べていたぶり大根は何だったんだ(本日3回目)。
・ぶりしゃぶ
鍋としゃぶしゃぶ用のぶりが配膳される。ぶりが厚くてデカい。ぶりは刺身として生でも食べられるものだそうだ。
白菜、ネギ、えのきを鍋に投入し煮立たせる。5秒ほどしゃぶしゃぶするのがおすすめとのことなので従う。表面が 白くなったところで、薬味が入ったポン酢に浸して食べる。
表面はほろりとして分厚い中身はレアー、そしてポン酢と薬味の味が絡まって食べ応えのある食感。これもとても美味しい。今まで食べいてたぶりしゃぶは何だったんだ(本日4回目)。
・氷見うどん
氷見うどんを食べるのは初めてとなる。
大盛、普通、小盛から選ぶよう女将さんから言われる。小盛を頼んでおいておかわりもできるようだ。普通盛を頼む。
甘口醤油を垂らしてもいいし、鍋に投入してポン酢で食べてもいいとのこと。
甘口醤油をかけて頂いてみる。うどんにしては細いけど、その割につるつるした強いコシのある麺で、冷たくて口当たりがとても良い。 ぶりしゃぶの鍋で通すと温かくやわらかいうどんになるけど、結局ほとんどを醤油かけで頂いた。
・デザート
バニラアイスと、スパイスの風味が強いというチャイ味のアイスから選ぶよう女将さんから言われる。バニラを頼む。
とても甘いアイスだった。
特等のひみ寒ぶりを心行くまで堪能しました。いつか必ず再訪したいな。
ごちそうさまでした。