パフェとは何か？哲学的思索に迷い込む : 佐武カフェ

佐武カフェさんで和風パフェ(680円)を食べる。

「和風」なので佐武さん自家製あんこと、高知の久保田食品さんの抹茶アイスがのっています。抹茶アイスの下には同じく久保田食品さんのバニラアイスも隠れています。

抹茶アイスとバニラアイスの間にカリッとしたフレークが。調べるとひまわり農産さんの蕎麦の実フレークのようです。

そして、グラスの端には加賀麩司宮田さんの生麩も二切れ見え、全体に黒蜜がかかっている。

なるほど「和風パフェ」です。それぞれのパーツも体にポジティブな滋味溢れる素材で構成されており、味もまとまりも悪くない。

ここで妻と私がほぼ同時に疑問を口にします。「あんみつと似てる」。パフェである以上、パフェらしさを求めてしまいますが、パフェにあってあんみつにない要素は、蕎麦の実フレークしかない。ホイップクリームも使われていないところもパフェらしさには減点要因です。

フルーツ山盛りの上層でも、中層のアイスがグラスいっぱいに詰め込まれていても、フレークがクランブルに代わっても、下層にジュレではなく白玉が仕込んであっても、パフェらしさはあります。しからば、何を欠くとパフェらしくなくなるのか？という疑問に我々はぶち当たってしまったようです。

少なくとも、この「和風パフェ」は、だいぶパフェらしくない。まだまだ、私が、パフェの姿を掴みきっていないことを再認識させてくれる、佐武カフェさんでした。

家の不用品をまとめてストックヤードに出した帰り、ひと汗かいたので、スカッと爽やかな飲み物を体が欲して来ます。買い物にフレッシュ佐武さんに寄ったついでもあり、佐武カフェで何か飲みましょう。

私は店頭の広告からもう、季節限定の梅サイダー(450円)に決定。妻も、季節限定の赤しそジュースから選ぼうとしていますが、私がサイダーにしたことで、赤しそジュース炭酸割り(450円)になったようです。

梅サイダーのグラスの底には梅の実も沈めてあり、いい感じの酸味と炭酸の弾ける刺激が疲れた体を癒してくれます。健康的に体がしゃきっとして来る感じがいい。一方、妻の赤しそは、透明感のあるトマトジュースといったぐらいの赤さ、ですが、味はマイルドな酸味に抑えてあり、シュワシュワもきつくはなく随分と飲みやすい感じ。色といい味といい女性にぴったり受ける一品です。

もちろん佐武さんの食材ですから、どちらも体に良いものなのは間違い無い。ご馳走様でした。

夕方の買い物タイムだからスーパーマーケット併設のカフェは空いている、という読み通り、佐武カフェはほぼ貸し切り状態でした。

私は、ホットコーヒー(220円)、妻は黒蜜きなこあいす(350円)を注文します。
他にお客さんがおられないので、この機会に店内をパチリパチリと写真に納める我々。スーパーの玄関にもなっている、坪庭の手水鉢がなかなか風情がいいです。それから佐武と言えば、旧店舗の時もこの時期は菊の花の綺麗なのが飾られていましたが、今年も立派な菊が正面玄関を飾っています。

さて、ホットコーヒーには、乳脂肪のスジャータのミルクと栄養たっぷりなザラメ糖のコーヒーシュガーがついてきます。ブラック派の私も思わずミルクを加えて飲んでみます。

一方、妻のアイスの方は、最初お相伴にあずかった時は、黒蜜とアイスときな粉をバラバラそれぞれの甘さ、止まりでした。ところが、私が店内写真を写している間に、妻がしっかりミックス練り込んだものを一口いただくと、これがなんとも相性ピッタリの味わいに変化しているではありませんか。別々の味がそれぞれ甘いのではなく、香ばしくて冷たくて、そしてグッと黒っぽいコクがある甘味になっている。これは素晴らしい発見でした。お茶もついており、お得です。

次回はケーキメニュー路線で佐武カフェを味わいたいものです。

高岡の高級スーパーフレッシュ佐武さんが、建て替えをして全面改装で再開されたのは2018年1月のこと。このオープンに少し遅れて、店頭の、かつてはジューススタンドがあった代わりに、佐武カフェをオープンされました。

その後、一年以上ご無沙汰でしたが、ようやく佐武カフェを訪れることができました。

私は「新メニュー」とされている、あんみつ(680円)と「季節限定」の水出しアイスコーヒー(486円)の２つを注文、妻は、同じく「新メニュー」クリームあんみつ(756円)を注文しました。カウンターで注文して会計をすませてからテーブルで待つシステム。

さて、あんみつは、付いてくる黒蜜と中の寒天が肝心です。沖縄の黒蜜、そして無添加の寒天がすーっと体に入っていきます。さすが佐武。一緒に入っていたスイカやパイン、そして出始めの呉羽幸水梨などフルーツも新鮮で美味しい。再びさすが佐武。それから生麩も入ってます。

水出しコーヒーは、高岡の自家焙煎コーヒー談話室の豆を使っておられるとのこと。水出しですっきりとした味わいです。そしてそれ以上にストローが紙製。今風なとこに感度もいいですね。

なかなか満足な甘味処となった佐武カフェでしたが、事実上セルフサービスなので、お冷（水）は出てきません。本体のスーパーが忙しいとカウンターに誰もいない時間が結構あります。セルフでいいので水差しとコップぐらいはあった方が良かったですね。また今度、本体のスーパーで馬路村のポン酢を買いに来た時にでも、昼の海鮮丼や魚づくし定食といったメニューも試してみたいですね。