堅実な地酒地魚ワールド : 親爺

2019/04
訪問時3.59

お通し400×2 ※かたくりおひたし
生ビール(中)500×2
お刺身盛り合わせ一人前2,000〜×2
おでん
ふき200
すす筍300
たこ300〜500
アスパラ昆布〆500
日本酒(グラス)
勝駒 本仕込500×6〜7くらい？
千代鶴 純米吟醸無濾過生原酒
立山 本醸造350
富美菊 羽根屋純米500
サワー(レモン)400
穴子白焼き
ホタルイカ酢味噌600
げんげ天ぷら650
会計16,800

かなり歩き回った高岡観光を終え、夕方富山へ。エクセルホテル東急にチェックイン、シャワーを浴びてから宿のすぐそば、予約してあるこちらへ。その前に10分くらいあるんで少し周りをパトロールしてると交差点で酒屋(布一酒店)を発見。勝駒ないかな〜と覗くと、なんと中は角打ちとなっており若目の男女が数グループ日本酒、ビールを引っ掛けてました(ﾟ∀ﾟ)時間あれば飲りたい…。酒の品揃えはなかなかで、さすがに勝駒こそ無かったものの氷見の酒「有磯 曙 初嵐 純米」の一升瓶を？発見！2,700円と値段も適正だったので即買いし、慌ててホテルに一回戻り、改めてこちらに向かいました。

太田和彦先生が推す親爺。今回の旅のメインでもあります。18:03、店に入り入口で予約している旨を伝えるとカウンター中程に通されました。二階があるそうですが一階はカウンターのみ11〜12席ほどしかなく、これは予約なしでは厳しいですね。来る客来る客断られておりました。カウンター内にはご主人、奥様、板前さん、若いバイト3名と結構な数です。

さて先ずはビール。お通しのかたくりおひたしがすぐ出てきました。ビールは今日の疲れを吹き飛ばし、おひたしの美味さが今晩の素晴らしさを期待させます。

お刺身を頼むと「ちょっと時間かかります」と板前さん。それではとおでんとアスパラ昆布〆を注文して待つ事に。おでんには金沢と同じくかに面なんてあり、他の客が頼んでましたが時期的に終わってました。春らしくふきと筍とたこを。上品な感じ味付けで美味しい。ねりからしは添えられてないですね。

日本酒は飲みたかった高岡の希少酒、勝駒を。バイトちゃんが表面張力いっぱいにグラスに注いでくれます。口で迎えに行きたいところですが、高台が高くて叶わず少し零してしまいましたが口に含むとなんとも上品かつ適度にパワフルで切れも良く食中酒に最高です。これが一杯500円なんて偉すぎる！勝駒、人気あるはずです。

お刺身は入店30分後に出されましたが、勝駒が美味くてあまり待った気がしませんでした。皿を渡されるときに板前さんが「ちょっと少なかった」と言って白えびを足したのはニクい演出か？(^^) 皿には8種4切れずつ。白えび、ます、ぶり、めじまぐろ、すずき、〆さば、いか、平目昆布〆です。昼の日乃出寿司@高岡と被るのが多かったですが、どちらも地もので勝負してるということ。まぐろのとろなんか載ってたら興醒めです。白えび、ます、ぶりと平目昆布〆が印象に残りました。たっぷり楽しめました(^^)

お刺身待ちに頼んだアスパラ昆布〆が出てないので催促。肉厚のアスパラだからこんなこと出来るんですね。昆布と針生姜で爽やかに頂きました。

他の客が頼んでいて美味そうな穴子白焼きを注文。ホタルイカ酢味噌も食べとかなきゃ。ホタルイカは程なく出され安心の美味さ。酒は千代鶴、羽根屋、連れが頼んだ立山を挟みつつ勝駒も数杯行きました。富山は水が最高なんでどの酒も間違いない！

富山ならではのげんげも食べたく天ぷらを頼みました。ほっこりと肉厚で上品な白身の味。こんな美味いの(ほぼ)富山だけなんてズルい！(^^)穴子の白焼きが一向に焼き台に載る気配がなく確認。これは忘れられてまして、ご主人がすぐに焼きに入ってくれました。待つ間更に酒が飲めるから苦になりません(^^)連れはレモンサワーなんぞに逃げてます。

棚の上に親爺プライベートラベルの一升瓶を発見。あるんだなぁなんて言ってたらご主人が「中身は福政宗です！」と。そこまで辿り着かなかったけど飲んでみたかったなぁ。

さて最後に凄いのが登場しました！穴子白焼きはサイズも大きく肉厚！待った甲斐があった絶品でした〜(^^)

とても美味しく過ごした2時間を切り上げ会計してもらいます。「いっぱい召し上がってくれてありがとうございます」と奥様。「色々お待たせしちゃってすみません」と板さんたご主人。いやいや、大満足でした(^^)品揃えは多くないだろうが、堅実な地酒地魚ワールド。店の人もフランク。旅に出ればこういう酒場に行きたい。…惜しむらくは、隣が食ってたのどぐろの焼きも食っとけば良かった。頼むの忘れたorz