後世に残したい全国級無化調ラーメン⑨流行に流されないオンリーワンの名店 : 支那そばや 翠月

＜はじめに＞
富山県は美味しいラーメン店が多く存在するが、やはりイチオシはこちらの翠月さんです。
食べログ２０位以内のお店は全て回りましたが、こちらのラーメン、何を食べてもスープまで飲み干してしまうほどに、完成度が高く、真のラーメン好きに愛される名店であります。

＜塩ねぎ＞
基本どのラーメンも美味しいですが、一番人気にして、私も最もお勧めしたいのがこちらの塩であります。タレの類はかなり少なめであり、出汁の効いたスープをぐびぐびといけてしまうタイプのスープですね。塩と言えど、塩分はかなり控え目であり、濃い目の味付けがお好きな方には少し物足りなく感じられるかもしれませんが、元ラーメン店を営んだことのある経験から、このスープの作り方の難しさは理解できます。

＜醤油＞
塩もさることながら、醤油もかなりお勧めです。こちらも塩分控え目で優しい味でありますが、必要最小限のアクセントはあり、のど越しも素晴らしい。スープそのもののコクは塩の方がある感じですが、淡麗にして、後味の素晴らしいスープに仕上がっています。

＜味噌＞
定番メニューの３つ目はこちらの味噌です。
味噌もかなり美味しいですが、塩と醤油の存在感から、少し目立たなくなっていますが、この味噌かなりクセになってしまいそうです。通常、海外のお客さんに人気があるようですが、今回お連れした外国人の友人４人は全員塩が一番おいしかったようです。

＜総括＞
今回、少し簡単なレビューになってしまいましたが、５００杯以上美味しいラーメンを食べた方ならこちらのスープのすばらしさは必ずお分かりのはず。北陸エリアの中でも五本の指の中に入りますし、全国的にもトップクラスかと。正直、食べログの評価が過小評価なように思われます。
富山県イチオシの翠月さんでありました。

＜はじめに＞
約５年振りの訪問になります。初訪の際にかなり気に入ってしまい、３杯くらい頂いたのを覚えておりますが、さすがに今の年では２杯も難しく、好みな醤油を頂くことに。

＜醤油ラーメン＞
さて、さすがに５年のブランクがあると、味の方はかなり記憶がおぼつかなくなります。
ほどなく、醤油が出てまいります。
懐かしく、濃厚なルックスの醤油であります。一見、かなり濃そうなイメージなのですが、実際は、かなりまろやかで奥深さのある淡麗なスープに仕上がっております。
あっ、５年前も同じようなレビューをしておりましたが、本当にこのレベルのスープを維持させるというのは、とても難しいことだと思います。富山ブラックがお好きな方にとってみれば、かなりまろやか過ぎると感じる方もおられるかもしれませんが、塩分濃度にしても、絶秒なバランスに仕上がっているかと思われます。
一瞬、卵の黄身がとかして入っているのかと思うほどのまろやかさで、これは飽きないというか、毎日でも頂きたくなるスープであります。もちろん、麺との相性も抜群であります。

＜総括＞

こちらの店主さん、知る人ぞ知るサラブレット級の方なんです。正直、食べログの評価が低いというか、富山県、レビュー書いていないですが、上位のお店ほとんど回りましたが、私は一番こだわっておられるお店だと思います。全北陸エリアの中でも、トップ３の中には入っているかと思います。まあ、ラーメンは好みが分かれますが、良店を３００軒以上回っておられる方で、このお店の評価を低く入れる方は、まずおられないでしょうね。

＜はじめに＞

北陸、東海、関西のレビューが溜まる一方ですが、本日は６００軒目のレビューということもあり、少しスキップして、最近お伺いした中でも、特に気に入った、こちら翠月さんをご紹介します。
６００軒目にして、本日は私の誕生日・・。年を重ねるごとに、代謝が悪くなり、お金は貯まらず、脂肪ばかりがたまる今日この頃でありますが、久方振りにラーメン３連食をやってしまいました。
一時期はドクターストップがかかり、ラーメンそのものもやめなければならない状態で、何とも罪悪感があるのですが、これを期に、連食はストップし、来年の誕生日までには、体重１０ｋｇ減、ウエスト１０ｃｍスリムを目指し頑張りたいと思います。

ということで、ここまでお話すると、おすすめのラーメン屋さんということがよくご理解いただけたかと思いますが、一応、個別に書いて参ります。

＜醤油ラーメン＞（豚＋鶏ベース）

こちらのお店、看板メニューというのは無いのですが、どちらかというと、醤油よりも、塩ねぎラーメンの方が多く出るようですが、お店の方は、逆にこちらの醤油の方をよく食べられるとのことで、醤油好きな私は、こちらから頂きます。
麺が細麺ということもありますが、結構すぐに出てまります。
おおお、結構濃厚な色をしており、味も富山ブラックのように、パンチが効いているのだろうか・・・・。
実際に食べてみると、典型的な富山ブラックとは対極にあるような味で、塩分は控え目、かなり淡麗、それでもって、結構コクと深みは十分にある感じで、私のストライクゾーンど真ん中なタイプの醤油であります。
また、自家製の麺も素晴らしく、少しコリコリしたというか、細麺ですが、コシがしっかりしており、伸びにくく、最後までスープとよくからみ、美味しく頂けましたら。ここまで細麺でコシがあると、場合によっては、粉っぽくなることがあるのですが、実にしなやかで、火（熱）もよく通った感じの麺でありました。
オーソドックスな昔ながらのラーメンに見えて、このレベルのラーメンは、かなり希少であり、こだわりがスープや麺を通じて伝わって参ります。

＜塩ねぎラーメン＞（鶏ベース）

ここまで醤油が美味しいと、どうしても２杯目を頂きたくなり、比較的によく出る、こちらの塩ねぎラーメンをオーダーします。昼の時間閉店間際ということもあり、結構すぐにこちらも出て参ります。
お味の方は、醤油とかなり変わって参ります。こちらのお店、ラーメン各種でそれぞれスープを変えておられ、醤油は豚と鶏、塩は鶏のみ、味噌は豚のみと、かなりのこだわりよう。普通はベースのスープは一緒で、それに味噌ダレを入れたり、特製醤油ダレを入れたりする感じだと思いますが、すごいですね～。
こちらも、醤油と同じく淡麗でありますが、一般的な塩のイメージよりも、かなりコクがある感じでしょうか。ネギもいい感じでスープを活かしております。美味しいですね～。正直、醤油も塩ねぎも、どちらもヒットであります。
最近は、段々と食欲も落ちてきていて、普通なら、これで終わるのですが、ここまでレベルが高いと、平日メニューの残り１つであります味噌も試したく・・・。オーダーしてしまいます。

＜みそラーメン＞（豚ベース）

久方振りの３連食。かなり満腹になってきておりますが、こちらの味噌が最もボリューム感があります。
北海道でかなり味噌も頂いておりますが、道外で味噌を食べることは稀で、興味津々であります。
こちらは、かなりまろやかなスープであります。地元のみそラーメンの喜亭の味噌スープをさらにまろやかに、やさしくした感じで、女性に人気がありそうな感じです。
この味噌、かなり好みですね～。空腹時だったら、もっとおいしく頂けたかと思います。

＜総括＞

正直、こちらのお店は、どのメニューを頂いても美味しいです。かなりの手間をかけ、素材の方も、かなり吟味されておられます。売値が８００円台と、少し高いイメージもありますが、スープや麺のこだわりからすると、納得できるところであります。
また、それぞれ、スープを違ったものをベースにしておられるところも、こだわりの現れかと思います。
去年くらいの私だったら、間違いなく５・０の評価だったと思いますが、評価点甘えな私も、最近は少しずつ下がってきている感じです。北陸のラーメン、レベル高いですね～。
こちらのお店、自然派ラーメン 神楽、清乃、うえまちの醤油等がお好きな方でしたら、かなりの確率で、気に入られることと思います。

いやはや、６００軒目、ようやく到達であります。もともと５００軒目で食べログ卒業しようと思っていただけに、かなりの時間を要しましたが、これからもマイペースではありますが、少しずつアップして参りたいと思います。ラーメンの連食はこれを最後にしたいと思います（笑）。