エル バレンシアーノ@京王八王子駅 : エル バレンシアーノ

8月12日（火）。18時過ぎ。
午後から雨が降り続いていたが、「本格的なスペイン料理を食べよう！」と、奥さんと外出することに。

京王八王子駅から歩いて３分。地下1階にお店があるので、事前に地図を確認して場所を把握しておくと良い。
結構な人気店だということなので、前日に予約を入れておきました（テーブルは満席、カウンター席でした）。
コースかアラカルトが選択できるが、色々と食べてみたかったのでアラカルトにしました。

お店の中は、少し狭いが雰囲気が良く小綺麗な印象で居心地が良い。
厨房には旦那さんが1人で立ち、ウェイターとウェイトレスの方がそれぞれ１名ずつ。
３名で切り盛りしていました。

予約の際に「目の前が厨房なので、少し暑いかもしれませんが宜しいですか？」と言われていたのだが、
賑やかなテーブル席から少し離れていて、落ち着いていた雰囲気でした。
また、旦那さんが調理する過程を間近で見る事ができたので、逆にこちらの方が良かったかもしれません。

着席した後、ほどなくしてメニューを手渡されます。全体的にリーズナブルです。

まずドリンク。ワインが充実しているようです（ワインに関する説明もメニューに記載されていました）。
残念ながらアルコールがあまり得意ではないので、ワインは断念しました。
一通りの飲み物が用意されています（ビール、シードル、サングリア、ソフトドリンク、食後酒、コーヒー等）。

食事の方はそれほど品数が多くなく、そんなに目移りしません（前菜、メイン、パエリア、デザート等）。
また、実際の料理が想像できないようなオシャレな名前では無いので、少しホッとしました（オシャレな店だと多い気がします）。

最初に一通りの注文を済ませて、ドリンクを飲みながら食事を進めていくのだが驚いたことが１つ。
ドリンクは勿論、料理についてもお皿の減り具合に合わせて、絶妙なタイミングで料理を運んでくれるのだ。
常に周囲の状況に気を配ってくれているのだろう（かつ、イヤらしさもない！）。

この日は、色々と注文したので最初に書いておきたいのだが、どの料理もビックリするくらい美味しかった。
ドリンクも飲みやすかったし（アルコールが苦手だが飲みやすかった）、デザートも楽しめて総じて満足でした。
簡単ではあるが、頂いた食事の感想を以下にまとめてみました。

1．ドリンク
　・シードル
　　　りんごの味が濃く、甘めで飲みやすい。グラスのりんごマークがオサレ感漂う。
　・サングリア（炭酸割り）
　　　こちらも甘めで飲みやすい。炭酸も弱めなので、お酒が弱い人でも楽しめると思います。
　・ジンジャーエール
　　　ピリリと辛口で奥さん絶賛！次も頼みたい。

2．食事
　・サーモンと香味野菜のマリネ
　　　生サーモンと思いきや、火が通っていて鮭に近い。けどふわふわな食感。
　　　野菜はシンプルなものが多いが、ハーブが入っているため香りが良くさっぱりと頂ける。
　　　美味しすぎてあっという間に完食した。
　・スペインオムレツ
　　　よくあるジャガイモの入りのオムレツなのだが、中のイモがとろとろで美味しい。
　　　卵もふんわりとしてて、アリオリソース（にんにくマヨネーズ）と合わせて食べるとさらに美味しい！
　　　シンプルだけど旦那さんの腕が光る一品。
　・小エビのオリーブオイル焼き
　　　狙っていた一品、予想以上でした。
　　　エビに味が染みてて、殻まで食べられて美味しかったですが、
　　　なにより、付け合わせのパンとオリーブオイル（にんにくのきいた）のコラボが絶品！
　　　パンがひたひたになるまでオイルを付けて頂くと、これが本当に美味しくて笑みが止まりませんでした。
　・子羊のオーブン焼き
　　　ラム特有のクセはほとんど無く、柔らかく食べやすい。
　・魚介のパエジャ
　　　シーフードの風味が口の中一杯に広がる。素直に感動。パエリアってこんなに美味しいのか。。。
　　　なんとなくだが、「スペインでもこのレベルのパエリアはそうそう食べられないだろう」と感じました。

3．デザート
　・シャーベット（グアバ）
　　　オイル系の食事をたっぷりととった後に訪れる若干の胃もたれ感を、すっきりと洗い流してくれた。
　　　グアバとマンゴーどちらかを選べました。
　・プリン（オレンジ風味）
　　　プリンの甘さと柑橘系の爽やかさが交互に楽しめる。
　　　今まで食べたことがない、不思議な一品。

他にも色々食べてみたかったけど、結構なボリュームだったので満腹になり断念しました。
奥さんもご満悦だったので、次はコースで予約しようと思います（その前にランチに行ってしまいそうですが）。