休日に八王子ラーメンが食べたくなり「星の家」さんへ♪　複雑で独特のスープに、この柔らかい麺がよく馴染んでますね～。 : 星の家

JR八王子駅からはちょっと遠いところにあります。
駐車場がしっかり完備されてますので、車でいくのがよいと思います。　ただ、かなり入り組んだ住宅街の中にありますので、旧16号線から小道に入っていくのがよいでしょう。　今は道路の拡張整備のために、旧16号線沿いから星の家さんへの看板の案内が出ています。　駐輪場までしっかりとスペースを確保されていますので、八王子の方なら自転車でも行けますね。

こちらのお店の先代は、ラーメン好きの染物職人とのことです。　染物の知識をフル活用し、その努力の結晶が現在の「星の家」さんのスープになっているとのことです。　今となってはＴＶなどでも紹介され、すっかり有名なお店ですが、なんとも不思議な歴史がありますね。

休日に嫁が起きるなり「八王子ラーメンが食べたい！」と言い出したので、こちらにお伺いしました（笑）
11時開店ですが、既に7,8名のお客さんが開店待ちをしています。　小道にタクシーもどんどん入っていくので、不思議だな～と思っていたのですが、お目当てはみなさん「星の家」さん。　タクシードライバーさんは、美味しい店をよく知っていますね。

駐車場から小道を歩いて小さな橋を渡ったところに、普通の民家のようなお店があります。　最初に来たときは、これお店？と思ってしまうほどでしたが、近くまで来るとスープの美味しそうな香りが漂ってくるので直ぐにわかりますね。

店内は、カウンター席とテーブル席とありますが、奥にもずっと続いているのでかなり広いです。
7.8名の先客がいましたが、すんなりと入れて座れます。　テーブル席にも余裕があるので、ゆったりとできますね。

注文は、
「南京ラーメン 並 (600円)」
「チャーシュー麺 並 (1000円)」＋「トロコブ (50円)」
です。

「トロコブ」のトッピングは始めてだったのですが、いつもスタンダードなラーメンを嫁が頼んでくれるので、いろいろと挑戦できて助かっています。

10分ほどして、お盆に載って丼が運ばれてきます。
こちらの「星の家」さんの特徴は、まず麺が柔らかい！　メニューの横にも「当店はやわらか麺です。かためは出来ません。」と書かれてある通り、本当に柔らかい麺です。

スープは、八王子ラーメンらしく醤油ベースではあるのですが、すごく味が複雑です。　説明では、牛テールや牛タンを使っていて、さらに貝柱まで使っているらしいです。　正直、何で出汁をとっているのかはわかりませんでしたが、これが先代が作られた「星の家」さんの独特のスープですね。

印象としては、澄んだ感じで、すっきりとしたスープです。　八王子らーめんのスープとしては、ちょっと複雑で異色な味わいだなとは思いましたが、かなり最後までさら～っと飲み干せるスープに仕上がっています。

スープの特徴を最大に生かすためか、麺が柔らかめでしっかりとスープを絡めてきます。
ラードがやや多めということもあるのでしょうけど、麺を比較的長い時間かけて茹でたことで、ふわっとした麺となるのでスープと一体となって口に運ばれてきます。　単に麺が柔らかいということで好き嫌いは分かれるかもしれませんが、この麺が「星の家」さんのスープを最高に美味しく頂くための麺だと思います♪

そこに今回は「とろこぶ」をプラスしています。
大きなチャーシューで覆われた下にしっかりと、とろろこんぶがひかれています。
とろろと一緒に麺がずっしりと持ち上がってきます。　麺にもとろろにもしっかりとスープが絡んで、これまた美味しい♪　普通にとろろナシで頂くラーメンとは全く別の味わいになりますね。　こんなに変わるものとは思ってもみませんでした。

トッピングは、チャーシューは豚バラ、メンマは比較的薄めの味付け、なると、海苔が乗って、もちろん八王子ラーメンですので、玉ねぎが乗っています。　玉ねぎは、ざくざくとしたみじん切りではなく、斜めにスライスしたような、小口切りでした。　独特のざっくっとした食感は味わえませんが、優しくふんわりとした味わいでスープを頂けます。
おそらくは、必要以上に玉ねぎでスープの味わいを変化させないように、少量でトッピングされているのだと思います。

久しぶりに頂いた「星の家」さんの八王子ラーメンでしたが、バランスのよさは健在でした。
特徴は麺の柔らかさなのですが、やはり独特のスープの美味しさを最大限に生かすための麺なのかなと思いますね。

平日にはなかなかこれませんが、休日に八王子ラーメンが食べたくなったら、また再訪しようと思います♪