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店名 |
掲載保留
煮干鰮らーめん 圓 たま館店
|
---|---|
ジャンル | ラーメン、つけ麺 |
住所 |
東京都立川市錦町1-2-16 立川アーバンホテル 立川らーめんたま館内 |
交通手段 |
立川駅から241m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
8席 (カウンターのみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
|
---|---|
公式アカウント | |
オープン日 |
2020年10月1日 |
備考 |
八王子「煮干鰯らーめん 圓」の系列店 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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2020年10月1日にオープンした「煮干鰛ラーメン
圓たま館店」に訪問してきました!
こちらは、あの八王子の名店「煮干鰛ラーメン圓」
の支店になりますね。ただ、たま館なので期間限
定ということになるかもしれません。
"圓"と言えば、今年2月26日に惜しまれつつ引退さ
れた元店主の田中秀明氏のことがふと頭に浮かび
ます。素晴らしいお人柄で食べ終えると外まで見
送って頂けて立ち話しで色々お話させて頂いたこ
とが走馬灯のようによみがえります。
ちなみに田中氏とは面識もなく、一お客に過ぎな
い私にでもそのように接して頂けたことに感謝し
たい気持ちでいっぱいです。
その田中氏の後を引き継ぎ店主になられたのが、
立川の名店「鏡花」の町田店主。田中氏とは盟友
関係にあり、その町田店主が「鏡花」のお膝元で
"圓"の新店をオープンさせたことは、自宅からも
行きやすくなり私にとっても朗報でした。
この日はラーメンスクエアの新店にお寄りした後
同じ立川駅南口からは徒歩4分、立川アーバンホ
テル一階にある"らーめんたま館"へ直行!
到着した時刻は11時40分頃でしたが、"圓"のある
ブースは何と「煮干豚骨くぼ鷹」の跡地。今年1
月24日にオープンし、2度食べに来たことのある
"くぼ鷹"が早々に撤退されたのは些かショックで
すが、そこに"圓"がグランドオープン!
8席あるカウンター席はほぼ満席でしたが、運良
く手前の端席が1席だけ空いてました。
券売機のメニューを確認すると、ノーマルは、
"濃口煮干鰛ラーメン"¥950、"薄口煮干鰛ラーメ
ン"¥950、"背脂煮干鰛ラーメン"¥950、"つけ麺"
¥1100、の4種。トッピングでメニューにバリエ
ーションを持たせている。
お値段はやや高めの設定ですが、この中から選
んだのは"濃口煮干鰛ラーメン"。おそらく濃口
は濃口醤油、薄口は薄口醤油でスープは変わら
ないと思います。
厨房は3名の男性スタッフで賄われ、白色の和
食コートを身に纏っている。清楚で食べる側も
身が引き締まるような空気を感じる。接客も丁
寧で清々しさがある。
お冷やはスタッフさんから提供され、卓上には
余計なものがなく調味料は胡椒のみ。箸は割箸。
厨房では注文の都度ブロック状のチャーシュー
をスライスし、一つ一つの所作からも丁寧さが
伝わってくる。
さほど待つことなく、スタッフさんから「お熱
いのでお気をつけ下さい!」と丁寧なお言葉と
ともに"濃口煮干鰛ラーメン"がカウンター越し
に提供された。
まずは、ラーメン鉢。黄・青・赤の雷文の模様
は正しく"圓"の象徴!、形から"圓"であることを
感じ取れる。そのスープは濁りの無い澄みきっ
た醤油清湯。濃口醤油でもこれだけ綺麗な色合
いだとうっとり見惚れてしまう。
具は豚肩ロースのローストチャーシュー。以前
の大判のチャーシューにも優るとも劣らない綺
麗な切り身。メンマは以前ほど太くはないが、
それでも立派なメンマ。そこに緑色の海藻のよ
うな細切りがあり、食後スタッフさんに昆布?
とお聞きしたらワカメとのこと。ワカメは葉の
薄い部分故、コリコリとした食感から、おそら
く"めかぶ"ではないだろうか。他には海苔とい
った具の構成。
早速スープから頂いてみると、最初は甘味を感
じるのだが、煮干油から出ているのかなー?
その後にくる煮干の出汁感と風味が凄かった!
清湯とは思えないキレのある濃密な二ボ感、こ
れだけ出汁が強いとエグミが出てもおかしくは
ないが、エグミは一かけらも無く出汁の旨味だ
けを抽出したような絶妙な味わい。また塩味も
抑えられ冒頭に感じた甘味が効いているように
も感じられた。そしてこの煮干の風味が強く、
煮干臭と表現するのは相応しく無いほど上品な
香り立ち!、この出汁感と風味は正しく"圓"の
煮干だ。形だけでなく中身も"圓"であることの
証を感じ、町田店主の"圓"に対する思いが伝わ
ってくるようでつい笑みがこぼれてしまった。
ただ、単に以前の味を引き継いだだけではなく、
この濃口醤油でより煮干の出汁感に強さが増し
且つこの醤油感も素晴らしいので終始飽きるこ
とは無かった。また、動物系清湯のふくらみと
旨味も感じられて、ただライトで重くはないの
で食後スタッフさんに鶏も使っているの?と
お聞きしたら、そうです!とのこと。
麺は、田中氏の時は自家製麺だったが、"鏡花"
の町田氏と言えば、三河屋製麺だろう。全粒粉
とおぼしき中細ストレート麺は、風味がすこぶ
る良くコシに粘りと旨味も感じられ、何と言っ
ても口の中でスープと一体化した味わいが素晴
らしい。田中氏の自家製麺と被るところもあれ
ば町田氏の新たな意気込みも感じる美味しい麺
に唸ってしまう。
具のチャーシューは提供直前にスライスしてい
るのでしっとりとした食感で柔らかく肉の旨味
も溢れでてくるような美味しいチャーシューだ。
メンマは太く歯応えのある食感が実にいい。
食感と言えば冒頭に触れたワカメのコリコリと
した食感がいい抑揚となり、いい取り合わせだ
と思いました。
食べ終えてみれば、連食でも一滴も残らず完飲
完食!、いやー美味しかった!
田中氏の"圓"の味をしっかり引き継ぎつつも町
田店主の独自のアレンジでよりダイナミックな
煮干ラーメンになったように感じました。
末筆ながらオープンおめでとうございます!
《味の評価》
・スープ★★★★★
・麺★★★★★
・チャーシュー★★★★☆
・他の具★★★★☆
《全体の評価》
・ビジュアル★★★★☆
・ボリューム★★★★☆
・トータルバランス★★★★☆
以上