コスパの良さが光る地元の豚骨ラーメンチェーン店 : 十七代目 哲麺 小平店

本日訪問したのは小平の「十七代目哲麺」。
場所は青梅街道とあかしあ通りの交差点角地にあり
西武新宿線小平駅からは徒歩7分、小平駅入口バス停
からは徒歩1、2分。お店の敷地内に駐車場あり。

地元なので2010年にオープンした当初からその存在
は認知しており、当時は行列の絶えない人気店だった
ことを記憶している。現在は行列とはいかないまでも
コスパが良いので地元では息の長いラーメン店だ。

ところで十七代目と称する"哲麺"とは一体どんなラー
メン店なのか？、端的に言えば資本系のラーメンチェ
ーン店（正確にはFC店）。現在全国最大級のお好み
焼きチェーン店「株式会社道とん堀」が運営し、その
家系図によれば昭島の「初代哲麺縁」を含め国内外合
わせて21店舗を展開している。

この日は閉店時間（20時）の20分前に訪問。
先客8名、後客5名。閉店間際でも客足は途切れない。
店内はL字カウンターに15席。コロナ対策は消毒スプ
レーが入口付近に配置されているのみ。厨房は店長
さんとおぼしき方のワンオペ。

券売機のメニューを確認すると、麺類は"中華そば並"
¥680、"豚骨醤油ラーメン"¥550、"豚骨塩ラーメン"
¥550、"つけ麺並"¥790（大盛無料）、の基本4種。
トッピングでバリエーションを持たせるメニュー構
成でラーメンは替え玉¥50対応。サイドメニューには
チャーハン¥300もある。

とにかく豚骨ラーメンと替え玉のコスパの良さが光る。

私が選んだのは"豚骨醤油味玉"¥650。替え玉は現金
対応して頂けるのでこの時点では購入せず。

お冷やはセルフ。卓上調味料は、ホワイトペッパー、
醤油タレ、白胡麻、紅生姜、辛子高菜。

食券をお渡しすると、麺の固さは？と聞かれるので、
バリカタでお願いした。ちなみに小平店では、普通
・カタ・バリカタ・はりがねの4種から選択。ヤワ
と粉落としは無い。

暫し待ったところに"豚骨醤油味玉"のご登場！

スープは見事に乳化した色合い。豚骨は6時間、鶏
ガラは3時間別々にじっくり煮だし、オリジナルマ
ー油で仕上げているという。具は薄い豚ロールチャ
ーシュー、キクラゲ、刻み青ネギ、トッピングの味
玉といった構成。

早速スープから頂いてみると、豚骨の臭みはなく、
口当たりは滑らかで飲みやすい。甘味、旨味もある
が出汁から出ていると言うよりは人工的なものに感
じ、豚骨の出汁感も弱い。感覚的には豆乳に近い味
わいで、セントラルキッチンのチェーン店ではあり
がちなスープだが、こちらで炊いたスープか否かは
不明。決して不味い訳ではないが、この値段で納得
の味だなーとも感じる。

麺は、中西食品製低加水の極細ストレート麺。バリ
カタゆえポキポキとした食感で歯応えは実に良い。
スープも熱々なので麺によく絡み、合わせ技で美味
しく麺が食べられる。麺量もやや少なめなのであっ
という間に平らげてしまった。

具は豚ロールチャーシューの薄切り。この値段なら
こんなものだろう、という感じ。でも柔らかくて味
付けも良く脂ものって美味しい。トッピングの味玉
も卵黄に下味が染みてトロっとした半熟具合もいい
ですねー。キクラゲは九州ラーメンぽさが出ていい
感じだ。

ほどなく食べ終えるとここで替え玉コール！
麺の固さは同じバリカタでお願いした。

秒単位でゆで上がるのであっという間に提供された。

スープにドボンと麺を投入し、麺を解しながら頂く
と、美味しさは変わらないが食べ進めると、スープ
が冷めてきて麺との絡みが悪くなり、ここで味変し
たくなる。そこで目に入ったのが、辛子高菜と紅生
姜。交互に入れて頂くと、うぁー合うなー旨ーぃ！
特に辛子高菜の辛味がほんといい味変となり、麺と
こんなに合うものなのか？、と驚きを隠せない。

あっという間に食べ終えると、お腹に余裕があるの
で替え玉をまたコール！、スープも冷めているので
麺はカタでお願いした。ここでも高菜と紅生姜が活
躍！、ただ流石に途中で飽きてきて、最後まで美味
しく食べ終えることはできたがスープは残して完食！

ラーメンに拘りなければ、十分楽しめる一杯だと思
います。

ごちそうさま！(^^ゞ

《味の評価》
・スープ★★☆☆☆☆
・麺★★★★☆
・チャーシュー★★★☆☆
・他の具★★★☆☆

《全体の評価》
・ビジュアル★★★☆☆
・ボリューム★★★☆☆
・トータルバランス★★★☆☆

以上