麺屋 瑞風
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鶏白湯ラーメンと煮干醤油ラーメンを堪能！@麺屋 瑞風／田無
2017.1.7
今年最初に食べるラーメンがこちら゛麺屋瑞風゛
、実は年末にも来たのですが既に休みに入ってい
て、場所の確認だけで終わってしまったので、今
回はリベンジです！(笑)
場所は、西武新宿線の田無駅より北へ徒歩３分ほ
ど。青梅街道と武蔵境通りの交差点すぐ近くの狭
い路地中にあります。
田無駅周辺は地元に近いこともあり、ラーメンは
何店も食べ歩いてきましたが、昨年３月にオープ
ンしたこちらのお店が、突如食べログ評価で田無
駅周辺No.1となり、行く機会を伺っていましたが
満を持しての訪問となります。地元周辺で期待度
Max状態で伺うのは、三鷹のさくら井さん以来で
すね。(笑)
ところで、屋号の゛麺屋 瑞風゛、この瑞風とい
う単語に馴染みが無いので辞書を引いてみたとこ
ろ、「吉兆をあらわすめでたい風」という意味で
験を担いでいるように思われますが、一方で、
「生得の優れた芸風…世阿弥の用語」という意味
もあり、もし後者の意味も含まれているとしたら
ご店主が相当な自信家であるとも想像できますが
、真偽はわかりません。
さて、休日なので並びも想定して開店時間の５分
前に到着しましたが、私が一番着で後客が来はじ
めたのは開店直後からですから意外とすんなり入
店できました。
券売機のメニューを確認すると、基本のラーメン
は、鶏白湯ラーメンと煮干醤油ラーメンの２種の
みで左上の法則からすると、鶏白湯ラーメンが看
板メニューのように思われますが、選ぶのが面倒
なので二種類を連食することにしました。(笑)
購入した食券を店主さんにお渡しし、煮干醤油→
鶏白湯の順でお願いすると、一瞬ビックリされた
ご様子でしたが、わかりました！と手短に答えた
後、直ぐ様作業に取りかかれました。
店内カウンター席が６席ありますが、その端席に
座ると、足元には荷物置き用カゴがあり、ここに
店主さんの気遣いを感じますね～。
こちらはご店主お一人での運営のようで、見るか
らにお若い。そして物静かで物腰も柔らかい印象
ですが、店内の明るくもシックな色調と清潔感な
どから和の雰囲気が漂っています。
私はラーメン好きでもラオタではないので、店主
がどちらで修行されたか等事前情報は持ち合わせ
ていませんが、厨房内での立ち振舞いからして、
相当腕のいい職人さんのように思われ、胸も高鳴
ります。
注文から３分という早さで一食めの煮干醤油ラー
メン(￥750)がカウンター越しに手渡されました。
外観すると、まずは、家系を彷彿させる大きな豚
バラロールチャーシュー、薬味は刻みネギのみで
他は姫竹の水煮でしょうか、珍しい一品ですね。
スープは醤油色ですが、煮干出汁が香りやスープ
表面の灰汁から感じとれますね～。早速スープか
ら飲んでみますと、うぁ、煮干がまずぐいっとき
ますね～、エグミや苦味は感じられず、焼きアゴ
のような強い出汁感にも似てますが、口当たりは
まろやかで上品な甘みは鯵の煮干にも似て、いず
れにしても煮干出汁がよく効いています。
そこにカエシの醤油のコクがよく出ていて、煮干
スープとのバランスもいいので、相乗効果で旨味
が増しているようにも感じますが、飲み進めると
この醤油からも熟成の甘みを感じるのは気のせい
でしょうか？、意外と醤油がこのスープの肝のよ
うな気もします。また、スープ表面にはラードの
ような脂が浮いていますが、動物系の出汁はあま
り感じらません。
このスープに合わせる麺は中加水の中細ストレー
ト麺、ゆで時間が短いわりにはぷにゅっとした食
感ですが、噛み応えのある美味しい麺です。
柔らかいのでもう少し固めの方がいいと思います
が、ただこのゆで加減がスープとの相性はバッチ
リなんですね～、スープの吸い上げが実に良く、
スープとの一体感があります。
そして幸か不幸か、麺量が意外とあって次の鶏白
湯ラーメンが少々不安になるほどお腹も満足させ
てくれます。(苦笑)
次に具の豚バラロールチャーシューですが、大き
いですね～(笑)、頂いてみると、歯応えはありま
すが、サクッと噛みきれて旨味が口の中にジュワ
ッと広がり、味付けはさっぱりしてますが、めち
ゃめちゃ美味しい♪、このチャーシューの圧巻は
豚の脂ですね～。脂の旨味が凝縮して詰まったよ
うな味わいで、レアチャーシューよりも豚の旨味
、いや脂の旨味がダイレクトに感じられます。
豚の一番の特徴は脂の旨味ですから、そこを引き
出してくる店主さんの腕は確かですね～。
腕がいいと言えば、姫竹が味付けは薄いのですが
、竹の子の風味が実によく感じられて歯応えは柔
らかくも美味しい一品に仕上がっています。この
姫竹は、形と大きさがアスパラとよく似てますが
、味は竹の子そのもので、和の食材ですね～、本
当に旨いですよ！
程なく完食し、感心したのは刻みネギ一つとって
も刻みが細かく丁寧で雑なところが一つもないと
ころです。和の職人のようなお方で素晴らしい！
スープも飲み干してラーメン鉢をカウンター台の
上に置くと、少しお待ちくださいね、と言いつつ
１分も経たずに鶏白湯ラーメンが店主さんから手
渡されました。
外観すると、具はほぼ同じ内容ですが、スープが
濃厚な鶏白湯の色合いで熱々のスープの湯気から
ふわっと鶏白湯のいい香り立ちがしてきます。
早速スープから頂いてみると、うぁ、旨い！
濃厚な鶏白湯の旨味がダイレクトに伝わってきま
す。ポタージュ系のようなトロトロ感はありませ
んが、シンプルながら重厚な味わいで久々に美味
しい鶏白湯に出会ったような気がします。
飲み進めると、魚介出汁は感じられないのですが
臭みや鶏ガラの粉ぽさも無く、香味野菜とともに
丁寧に出汁をとっていることを伺わせます。
ただ、鶏だけでここまで重厚で深みのあるスープ
にはならないような気がしますね～。想像の域を
出ませんが、豚足とのＷスープではないか？とも
感じますがどうなんでしょう？(笑)、また、ここ
でもカエシの醤油を薄く合わせているような色合
いですが、醤油のコクとで鶏白湯の旨みを増して
いるようにも感じますね～。
そこに合わせる麺は、煮干醤油ラーメンの麺と多
分同じ麺で、今度はゆで加減が固めですが、濃厚
な鶏白湯スープにはよく合いますよ。固めでも麺
にスープがしっかり絡んで美味しく頂けます。
具は、煮干醤油ラーメンとほぼ同じですが、刻み
ネギに玉ねぎも混ぜ合わせていますが、同じ大き
さに細かく刻んでいるので見た目で判断しずらい
部分もあります。ただ、この濃厚な鶏白湯スープ
には玉ねぎの清涼感はいいアクセントになります
ね～。
また、鶏白湯ラーメンの味変用に卓上にはハバネ
ロソースが用意されていますが、店主さんに申し
入れすれば、デスソースも提供頂けるようです。
さて、後半若干きつくなりましたが、美味しいの
で問題なく鶏白湯ラーメンも完飲完食しました。
ちなみに、こちらチャーハンもあるのでこの勢い
なら食べれた気もしますが、次回訪問時に頂きた
いと思います。ごちそうさんでした。
煮干醤油ラーメン：評価４.０
《味の評価》
・スープ◎
・麺○
・チャーシュー◎
・他の具◎
《全体の評価》
・外観○
・ボリューム○
鶏白湯ラーメン：評価４.１
《味の評価》
・スープ◎
・麺○
・チャーシュー◎
・他の具◎
《全体の評価》
・外観○
・ボリューム○
以上
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
麺屋 瑞風（ミズカゼ）
|
|---|---|
| 受賞・選出歴 |
ラーメン 百名店 2018 選出店
食べログ ラーメン TOKYO 百名店 2018 選出店
ラーメン 百名店 2017 選出店
食べログ ラーメン TOKYO 百名店 2017 選出店 |
| ジャンル | ラーメン |
| お問い合わせ |
042-455-4125 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
西武新宿線田無駅北口、徒歩4分。 田無駅から311m |
| 営業時間 | |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
| サービス料・ チャージ |
なし |
席・設備
| 席数 |
5席 （カウンターのみ） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 近隣に有料Pあり |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| お子様連れ |
子供可 常識の範疇以内なら可 |
| ドレスコード | なし |
| オープン日 |
2016年3月28日 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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ラーメン激戦区の田無駅周辺にオープン(16年3月)
以来、この地区では食べログ評価でトップの座に
君臨し続けるラーメン店、「麺屋瑞風」。
「瑞風」の読みは、"ずいふう"ではなく"みずかぜ"。
その意味は、みずみずしい風のこと。よい前触れ
の風、めでたい風のことを指す。
2017年1月の初訪時は、鶏白湯と煮干しを連食し、
そのレベルの高さに唸らされました。この時期に
三鷹の「麺屋さくら井」がオープンしたこともあ
り、この両店が多摩地区のラーメン界に新風を吹
かせ、いずれ牽引していくものと確信していまし
たが、「麺屋さくら井」は都内屈指の名店となり
「麺屋瑞風」も17年、18年連続で100名店入りし
ている。
お店は青梅街道と武蔵境通りの交差点からほど近
い「ラ・メーサ」というマンション1階の空洞を
抜けた細い路地中にある。田無駅北口からは徒歩
4分ほど。
到着した時刻は12時40分頃でしたが外には7名ほ
どの行列。客層は大学生らしき若者が中心で、特
に若い女性が多い。最後尾に接続して待つと、回
転が悪いのでなかなか前に進まない。店内はオー
プン以来店主さんのワンオペ。これだけの人気店
で何から何まで一人でこなしているから仕方ない。
25分ほど経って漸く券売機と面と向かうことがで
きた。麺類は、"鶏白湯ラーメン"¥750と"煮干醤油
ラーメン"¥750の2種のみ。サイドメニューには、
"チャーハン"(小～大)があり、実はこれも狙ってい
たが生憎販売されていなかった。
私が選んだのは、"味玉鶏白湯ラーメン"¥850と"麺
大盛"¥100に、"粉チーズ"¥50。
カウンター席は席数を減らし十分な間隔をおいて
衝立による飛沫感染防止。消毒スプレーはもちろ
んのこと、ルールも定められている。これも待ち
時間が長くなる要因だとわかれば納得がいく。
空いた席に座ると、テーブルには胡椒・一味・酢
・おろし大蒜・タバスコのカスターセット、ピッ
チャー、割り箸、ティッシュが整然と配置され、
その中に鶏白湯専用の割スープが入ったポットも
置かれている。
暫し待ったところに、"味玉鶏白湯ラーメン"のご
登場！、粉チーズも別皿で提供された。
まず目につくのは大判豚バラのロールチャーシュ
ー。角切りのチャーシューものり、デフォルトで
もチャーシューはボリューミー。他は、板海苔、
九条ネギのような青ねぎ、玉ねぎ、トッピの味玉
といった構成。
スープは、白く乳化した鶏白湯ではなくやや透明
感のある鶏白湯でカエシの醤油が合わさり濃いめ
の黄金色。スープからは上品な鶏のいい香り立ち
がする。
早速そのスープから頂いてみると、うぁー旨！
濃縮したような鶏の旨味が口いっぱいに広がり、
とにかくこれだけ濃密な鶏白湯には滅多に出会え
ないと思うぐらいスープは分厚く旨味が濃い。
コッテリというよりはポッテリとして、自ずとコ
ラーゲンもタップリと吸収している感覚になる。
丸鶏、鶏ガラ、モミジなどを大量に使い火入れも
強すぎず弱すぎず瑞風ならではのレシピで作り上
げたとおぼしき鶏白湯スープは、都内でも稀にみ
る濃密感に誰しもが驚くと思う。
ただ鶏白湯はいくら旨くても、飽きてくるんです
ねー。鶏清湯と違い、濃密な分くどくも感じるし
抑揚の無いところが後半物足りなさ感を覚える。
そこで注文していた"粉チーズ"を振りかけて頂く
と、コクマロな味わいに変化しチーズの香りが新
鮮に感じられ、いい味変になりました。そこにタ
バスコを加えれば辛さで味にパンチが出る、一味
もペッパーもあるのでお好みで味変するというの
がシンプルな鶏白湯には不可欠だと思う。割スー
プはいいアイデアだと思ったがスープ量が多いの
でつけ麺のつけ汁とは違いお腹に堪えてくるので
差し控えました。
麺はコシの強い中細ストレート麺、歯応えはムチ
っとして小麦の風味・旨味とも素晴らしく歯切れ
もよくて実に美味しい。そして濃密な鶏白湯との
相性も実にいい。細いけど食べてるなーと感じる
ようなドシっとした麺で麺量も大盛ゆえ食べ応え
があり結構お腹も満足してきます。麺は村上朝日
製麺製ですが、濃厚煮干でよく目にするパツパツ
の麺とは全く異なるタイプで、私はこの麺が大変
気に入りました。
具のチャーシュー、こんなにデカい豚バラのロー
ルは珍しい。煮豚の弾力のある噛み応えと肉その
ものの美味しさ、いいですねーこういう食べ応え
のあるチャーシューも。そこに角切りのチャーシ
ューもあり、ほんと満足できます。
味玉も卒の無い美味しさで、完飲完食！
いやー一杯だけでこれだけお腹が満足したのも久
々かなー。美味しかったです。ごちそうさま！
《味の評価》
・スープ★★★★☆
・麺★★★★★
・チャーシュー★★★★☆
・他の具★★★★☆
《全体の評価》
・ビジュアル★★★★☆
・ボリューム★★★★★
・トータルバランス★★★★☆
以上