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そして敢えて風物詩
その日は朝から内視鏡検査があったので前日の夜早くから何も食べていなかった上に、食べたかった油そばに振られ続けていた。まだ入りそうだし、もう1軒行くかと。そして田無と言えば5坪に行くしかなかろう。
すると、すぐ近くのパーキングが埋まっている。仕方ないので向かいの市役所の有料駐車場に入れた。そしていざ店の前まで行くと…3人並んでる。8席しかないのに。未だかつてこの店で並んだことはないのだが(たまたま)、初行列をやってやろうじゃないか。なんて事を考えている内あっさり順番が巡ってきた。
そう言えばかなり久し振りだった。暫く自分の自転車が壊れていた上に連日の猛暑もあり今年初ではと思ったら、どうやら去年の5月以来だった様だ。そしてこの季節と言えば冷麺なんだよなと考えていたら、油そばを求めてきたはずなのに冷麺を注文していた。
壁面のメニューに値書きの重ね貼りが目立つのでコストが大変でしょうと振ると、「○○(調味料)がまた値上げなんですよ」等という話題に。尤も大半はF店主の帰郷・食い道楽話だったのだけど。半分一見さんだった気もするけどだいじょぶ?(焦
次は自転車で油そば食べに来よう。
この季節は、やはり冷麺。
近隣で何か食べようと家を出たが、例によって半端な時間だったためか埋まっていたり閉まっていたり。すっかり油そばの舌になってこちらへ流れ着いたのだが、自転車で走り回って暑かった上に、そうだ、この時季には風物詩のあれがあるじゃないか。
という訳で冷麺を注文。後日自分の記事を見返したら、開業した'16年夏からのメニューだった。そうか、最初の年からあったのだったか。
実はカウンター上で知った新メニューの「ヴィーガン油そば」というのも気になったのだが、そもそも自分はヴィーガンの対極にあるようなものだしな。それならまだ「油そば野菜」の方が良いのだが、あれは夜メニューで頼めないし。という事で、元の通り冷麺にして堪能。
持ち帰り「タレ麺」との遭遇
久し振りの油そば5坪。自分のツイートを遡ると、今年6月には季節限定冷麺を、昨年12月には1日限定の油そば豚骨を食べに来ていた。というと? レギュラーの油そば自体は暫く食べていない。
店主の第一声は「どうすか最近」なんだけど、いやもう低空飛行でとしか。訊き返すと、自粛明けでむしろ落ちてるとか。皆出社して家にいないから、当時は結構来ていたウーバーは激減とか。だろうなぁ。
ところでこちらは基本的に油そばのみの店なんだけど、時期によってメニューはちょこちょこ変わる。今はどうなんだろうと卓上を見ると、持ち帰りのみの特別麺があった。「タレ麺」って何!? 細麺の冷や締め麺に油そば風のタレを掛けるものだとか。持ち帰りのみのメニュー。姉妹店ハチイチのロゴが付いてるのであちら発のメニューなのかも(調べたが見つからず)。店では油そばをいただき、タレ麺を購入して店を出た。今日は珍しく呑まなかったな。
翌日。箱形のパッケージを開けると、説明書、生麺、タレ、そして刻みニンニク用のニンニクがまるまる1粒。これは豪勢だが勇気要るな。取り敢えず、人に会いそうな予定もあったのでチューブニンニクで代用した(でも入れるのか)。ラーメン向きの具のストックがなかったので、残念ながら素でいただくことにした。
うん、まあこれ、POP通りのアテ向けを意識して具もちゃんと用意して食べた方が良いのかも(苦笑。違う味付けも有りだろうけど(食べるラー油やキムチとか)、このパッケージ尊重して取り敢えず最もシンプルな状態で楽しませて貰う。タレは意外にあっさりだった。
限定? 実験? 油そば豚骨。
先週、油そば5坪で数量限定の「油そば豚骨」を出すという予告が写真と共にツイートされた。
5坪ではシーズン毎にいろんな限定メニューを出している。夏場の冷麺は、製麺所が盛岡ということもあり本格派の冷麺だが、他は基本的に油そばベースの野菜マシや肉マシのバリエーション(但し単なるトッピング違いではない)。
しかし今回はとんこつ。タレが違うだけでなく、具も合わせてとんこつラーメンに寄せてきている。嫌いではないのでではそのうちにと思ったら、11月29日(日)限定だった。限定過ぎる。
とんこつタレの油そばは以前に他のとんこつ専門店で食べたことがあり、しかしこれは油そばと言うだろうかと悩んだものだった。5坪の「油そば豚骨」はどうだろうか。
日曜の午後2時過ぎで先客4。自分を入れてオーダー待ち2。ここはある程度回るまで次のオーダーを取らない。勿論順番は把握している。まあ、私はあまり早く出されると瓶ビール呑み切らないので都合良いのだが。
そして着丼。おお、とんこつだ。具も全部レギュラーと違うさすがの凝り様。ついニンニクOKにしたら一粒潰したのが入ってきた。
とんこつ臭さは意外とない。「結構濃く作ってるんですけどね。とんこつ臭いのってどんだけ濃く作ってるんでしょうね」と店主談。タレの元を見せて貰ったが、完全にペースト状だった。
麺は油そばと同じ物。食べ応えやタレの絡みを考えるとこれが正解だなぁ。とんこつぽく細麺でも試作されたそうだがイマイチだったらしい。まぜめんではそうだと思う。
「ただこれに辛味をと思うと辣油ではないよねぇ」と言うと、一味が出て来た。うん、そうだな。それにこれだけのために高菜用意するというのもあり得んし(w
そこそこ旨い。ただ、季節メニューで出たとしても、リピートは微妙かと。自分はしょっちゅう来られる訳でもないので、それならやっぱりスタンダードな醤油味の油そばの方を頼むという意味で。というか、これ出し続けるのは手間掛かり過ぎでしょう(w
“武蔵野油そば文化圏”の拡大を目論む 田無「油そば5坪」
油そばといえば武蔵野。とりわけ発祥と言われている武蔵境「珍珍亭」を中心とした中央線沿線が本場のように言われている。隣接するとは言え西武新宿線沿線は別エリアと思っていたが、近隣に油そばの店ができていたという情報をネットで拾ったので訪問。田無駅から徒歩数分程度の場所にこの1月にできたという。うちから自転車でも5分くらいか。
店名通りの広さの店だが、ラーメン屋としては程よい面積。もとい、ラーメン屋ではなく油そば専門店で、サイドメニューを別とすれば2種の油そばのみがメニューとなっている。
駅からは大変近いが、先は街道もない完全な住宅地。なぜここに油そばの専門店をと疑問に思い、ついいろいろ伺ってしまった。店主はそれなりにリサーチをされており、並びに地元有名店(不知失礼)があるためラーメン需要もある上に、油そば発祥の地エリアとしてアリではないかという挑戦の様だった。
メニューは基本的に極めてオーソドックスな油そばのみ。タレは充分混ぜてから供される。余談だが、以前珍珍亭で、混ぜずに7割方残したグループ客が店を発つというショッキングな出来事に遭遇しており(確かにあの店ではよく混ぜろなどの説明自体ないのだが)、難しい問題だなと思っていた。混ぜて出す。賛成。混ぜる際にごま油の香りがした気がして、ラー油も混ぜ済みかと思ったがそれは思い過ごしだった。
空いた時間でいつになく話し込んでしまい(お邪魔しました)、余計に店主の勉強振りを知った。だからいろいろ思い入れを持っての盛り合わせなのだと聞く。流行/古典の2種のチャーシューは面白い。食べどころのわからなかったワカメとノリだが、確かに(辛)の時には良い箸休めになるのかも。黒胡椒は大の苦手だが、メンマにだけならこれはアリかも。何よりともあれ、麺が旨い。タレも好みだった。
発祥の地でも知らぬ人は多いらしいので、是非拡め定着して欲しい。
('16.8.28 夏季メニュー)
油そばの店の中には、夏季に冷やし油そばなるメニューを供するところが多々ある。油そば自体は熱盛りの麺にタレを絡めて食べる物なので、つけ麺の熱盛りなどと同等で、ラーメンの様にスープたっぷりのメニュー程には熱々な食べ物ではない。しかし名称のイメージが、どうしても熱くて油っこくて夏向きでない印象を与えるのだろう。だから多くの油そばの店では夏に「冷やし始めました」とやるのかもしれない。
そんな分析はともかく実は私は、麺を冷やした油そばで、旨いものに当たった事がない。なんでだろう。何か他にやり様はあるはずだが、正直これなら普通に冷やし中華で良いだろうと思えてしまう場合が多い。
そんな中、何につけ考え過ぎてしまいがちなこちらのお店ではどうだったかというと、なんと、季節の限定メニューは冷麺だった。しかも、あの太い中華麺で冷麺と称するのかと思ったら、なんと正統派の冷麺だった。
ご存知の方はご存知の通り、こちらの麺の仕入れ先は盛岡の中野製麺。麺も本場の冷麺用の麺となっていた。
麺ありきで書いてしまいがちだが、冷麺はスープを楽しむものとも言われるので、まずひと啜りから始めると、これがなかなか。というか、季節メニュー用に両方作るのはそれはそれで大変だったのではないかとも。
ピリ辛という選択肢もあり両方試したが、それも美味しいのだが、ただキムチが入るだけではないので、スープを楽しむ向きにはノーマルの方が良いのかもとは思った。
旨いんだけど、これが通年あると油そば専門店というのがブレる気もするし季節メニューで良いのかもしれない。きっと冬は冬で何か考えてくれるのでしょうし。
季節メニューの話が季節の終わりになってしまい申し訳ない。
['17.4.2 新メニュー]
ここ暫くの週末は家で昼を食べたり何かに没頭してたりで、15時までの昼営業を逃していた。新メニューのことを知ったのは、店がツイッターを始めてフォローしたからだった。
「油そば野菜」は、店主が賄いで10年食べていた物をブラッシュアップしたメニューとのことだが、一見油そばぽくない。モヤシを中心に野菜盛り盛りだし背脂乗ってるし、見た目は汁なし□郎然としている。
しかし少しずつ食べ進むと、タレは油そば寄りの醤油味で、とんこつ醤油ではないのでそこまでのギトギトした感じはない。ちょっと甘みがあるので辛さを足しているとのことで、唐辛子が散っているが全体には甘辛。タレが多めなので「追い飯カルボ」で完結させるのも良いが、残念ながら胃がそこまで許容してくれなかった。
夜の部(17時〜)のメニューなので私はあまり巡り会えないのだが、バリエーションとしては良いかも。
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小隊長@栴檀林小隊
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店名 |
油そば5坪
|
---|---|
ジャンル | 油そば・まぜそば |
お問い合わせ |
050-5276-2086 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
西武新宿線 田無駅下車 田無駅から234m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
8席 (カウンター8席) |
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個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近くにコインパーキングあり |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
オープン日 |
2016年1月23日 |
備考 |
2020年8月11日~8月19日迄夏季休業中 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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私はひょっとして油そばの話を書かないと気が済まなくなってるのか? いやいや、この日はたまたま田無に用事があって、それが昼時だったので寄ったのだ。
また暑い日ではあったが、今日こそはと油そばにした。むしろ久し振りでいろいろ忘れていた。実は売りの2種チャーシューは特に好みでは無いのだけど、今日はどちらから食べようか悩むくらいだった。何なら交互に食べた。それから、一枚海苔は苦手なのだが、頼めば刻みに出来たのを忘れていた(特にこの時期は標準が刻みの冷麺がある)。
用事のあった法務局田無出張所とは線路を挟んで反対側なのだが、5坪の正面には西東京市役所田無庁舎がある。何の話かというと、役所の窓口は在宅とはならない。つまり多くのオフィス街よりは急激に平日客が減る訳ではないのではないかという話。尤も毎日油そばを食べてくれる訳でもないし(皆が私なのではない)庁舎内に食堂もある。というのはF店主との雑談であって実際の所は分からないが(二人だとほんと雑談多いな)。ただ意外にも昨年より規制の緩くなった今年の方が宅配や持ち帰りが多いそうだ。
レビューなのに雑談が多いのは、私もF店主と同様の様でして(w たまに違う物食べて違う話でもと思えど、そろそろ冷麺も終わるシーズンだしな。いや、まだまだか、この天候では。