季節のお蕎麦がが凄い、いつも季節の食材を蕎麦と一緒に堪能します : 蕎千花

(一年以上前の過去ログです)
春先の4月の訪問です。いつものように春の蕎麦メニューが楽しく並んでいます。3人の選択はそれぞれ、「蛤のつけ汁せいろ」、「若筍せいろ」、「春のお薬味ぶっかけ」と決まり、ここは季節の一品として、「稚鮎の天ぷら」は外せません。

「稚鮎の天ぷら」、五匹がきれいに並び、大きなフキノトウの天ぷらが添えられているのが素晴らしいです。天つゆにおろしを入れ、レモンを絞りかけ、口に運ぶと、ふんわり心地よい苦みと若鮎の風味が広がり、素晴らしい季節感です。やはり、こちらの稚鮎の天ぷらは絶品です。
「蛤のつけ汁せいろ」、大きな蛤がごろごろ、緑のあしらいが美しく、せいろと共に素晴らしい出来栄えです。そばをつけ汁に付けて一口、そばの旨みと蛤の香り高い風味が溶けあい素晴らしいコンビネーションです。やはり、こちらのせいろは美味しく、このつけ汁との組み合わせは絶品です。
「若筍せいろ」、名の通りワカメと筍、それに、阿波尾鶏が入ったつけ汁です。こちらも鶏の味わいが楽しく、ワカメと筍の食感と季節感がすばらしく、さすが「蕎千花」という一品だと思います。こちらに伺うたびに嬉しい驚きがあります。
「春のお薬味ぶっかけ」、蕗味噌のほろ苦さが早春の香りを届けてくれます。家内が大好きなぶっかけで、こちらの店は、どの品を選んでも間違いなしです。

料理は文句なしでごちそうさまでした。ただ、余りの人気店なのでいつも満員、駐車場も満車状態が多く、昼時は予約もできないので、この点は要注意です。決して、店の落ち度ではないですあ、人気店だからこその客の悩みです。

(2015/10/6)
CostCo多摩境店での買物後、蕎麦が食べたくなりこちらにうかがいました。平日のちょうど正午、数席空きがありラッキーです。メニューを見て、私は季節の「牡蠣のつけ汁せいろ」、家内は最近天ぷら好きで「天せいろ」をお願いします。こちらは、美味しさにたどり着くために少々時間がかかります。でも、この美味しさのための丁寧な料理を考えると、待つ時間も楽しいひと時です。

「牡蠣のつけ汁せいろ」：　青ネギと細切り唐辛子があしらわれたつけ汁は、立派な牡蠣がごろごろと入っていて、牡蠣に風味が素晴らしくそばを引き立てます。牡蠣もふっくら味わい深く大いに楽しめます。ランチタイムサービスの蕎麦ご飯も大いに楽しめます。もちろん、蕎麦そのものも美味しく、蕎麦湯も十分楽しませていただきました。
「天せいろ」：海老天を中心とした野菜天たっぷりで、素晴らしい一品です。天ぷらには塩も付き、さらに、天つゆとそばつゆが別なのもこだわりが感じられ、料理をより美味しくいただけます。さくっとした天ぷらと香り高い蕎麦のコンビネーションが大いに楽しめました。　ごちそうさまでした。
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(2015/5/23)
土曜日の再訪、開店前の到着で向かい側のコンビニで買い物をしていると11:20ころに待ち客一組登場で、あわてて並びます。その直後に4人組のお客さんが2組並び、11:30の開店時には、二つの二人席を残すのみとなりましたが、こちらも埋まり開店早々で満席です。現在は昼だけとのことですので、お客さんが殺到したのかもしれません。前回と同じ、子供一人の4人での再訪問です。家内がメニューを読み上げ、「車海老天せいろ」と言ったところ、孫がこれと即決です。大人たちはあれこれ考え、「蕎麦三昧」、「揚げ花 冷やかけ蕎麦」、「サラダ蕎麦」を選択、加えて「稚鮎の天ぷら」と「桜海老と旬野菜のかき揚げ」をお願いします。

まず天ぷらで、全員に天つゆと塩が配られ、稚鮎、桜海老、それに、「車海老天せいろ」の豪華な天ぷらです。稚鮎は大きめで5匹それにオクラ、稚鮎の天ぷらはほっこりして心地よい苦みが感じられ素晴らしいです。塩も良いですが、私は天つゆが美味しいです。「桜海老と旬野菜のかき揚げ」はサクサクで風味が良く、私はこちらも天つゆで大いに楽しみました。「車海老天せいろ」の天ぷらは、車海老、サヨリ、鱈の大葉巻、それに、ナス、ブロッコリ、ヤングコーン、カボチャと素晴らしい品揃えです。サヨリは大きくて白身の美味しさが引き立ち、鱈は味噌漬けににしたとのことですがとろりとした食感が大葉とマッチして素晴らしい味わいです。大きな車海老は孫がすべて食べ、私に回ってきたのは尻尾だけ、カリカリ楽しめますが味の評論は出来ません。

私の蕎麦三昧は、3種の蕎麦が楽しめ素晴らしいです。香り高い「せいろ」、濃厚な「玄挽き」、上品な「麻きり」、皆楽しいですが、蕎麦素人の私には「麻きり」の良さがイマイチ分からないようです。「揚げ花 冷やかけ蕎麦」は、桜海老を加えた揚げ玉と磯海苔のトッピングの冷や汁蕎麦で、素晴らしい出来栄えだそうです。「サラダ蕎麦」は、イタリア風のサラダを楽しんだ後に、そばつゆを投入して和を楽しむ品だそうで、家内は大喜びとなりました。

こちらは、お客様一組ごとに料理を整えておられるようで、ちょっと時間はかかりますが、料理登場のタイミング・見栄え・味すべてにおいて、素晴らしい出来栄えだと思います。ゆったりした気持ちで蕎麦を楽しむには最高の店だと思います。

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(2015/3/8)
先月は臨時休業中で残念な思いをしましたが、この日は念願がかないラッキーという気持ちです。店頭の案内に従って、店舗裏手のイリス共同駐車場1～4の空きスロットに車を停めて初訪問です。日曜日の開店早々11:40頃でしたが、すでに2組のお客さんが居られ、私たち4人は端正な店内のテーブル席に落ち着かせていただきます。メニューはかなり豊富で蕎麦そのものをたのしむ品が並びます。私は軽めの品と思っていたのですが、やはり天ぷらははずせず「かき揚げせいろ」にします。そこで「変わり蕎麦」について店の方にたずねると「梅切り」、ここで子供が食べたいと言い決定。ほかの大人二人は、冷たい「お薬味ぶっかけ」と温かい「梅とじ」を選択し、バラエティーに富んだ選択となり蕎麦の登場が楽しみです。寒い日曜日の正午前ですが次々とお客さんが来られ、たちまち満席となり、さすが人気店です。丁寧な仕事をされているのでしょう、料理が登場するまで結構時間を要します。でも、香り高い蕎麦茶をいただきながらの会話で過ごす待ち時間は悪くはありません。

まず、「かき揚げせいろ」のかき揚げ。大き目なかき揚げが二つ、抹茶塩・天つゆと共に登場です。からっと揚がったさくさくかき揚げで、一口大に割ってまず天つゆでいただきます。様々な小さな野菜が混然一体となっており素晴らしい味わいです。個々ではなく全体としての美味しさが楽しく、天つゆと抹茶塩で皆で楽しみました。次いで、「せいろ」、これが素晴らしい香り・味・こし・のど越しと大満足の蕎麦で、辛めのつゆと共に素晴らしい時間です。そば通ではありませんが、こんなに蕎麦の香りと味が立った一品は初めてかも知れません。きざみネギを入れて、わさびとともに、と味の変化も大いに楽しめます。
子供の「梅切り」は、赤の梅と緑の大葉でしょうか、が練りこまれています。味見をするとほのかに梅の味が香り素晴らしい。梅干し好きの子供も「美味しい」と大満足のようです。
「お薬味ぶっかけ」は、「たっぷりの削り節に大根おろし。海苔の風味に葱のシャキシャキ感」と言ううたい文句、つゆをかけ、添えられた焼き味噌を溶きながらいただきます。削り節･海苔･葱の風味が蕎麦･つゆを引き立て素晴らしい味わいです。甘めの焼き味噌が、辛めのつゆをやわらかくし、なかなかのコンビネーションです。
「梅とじ」は、温かい卵とじ蕎麦に海苔と大葉があしらわれ、中央に大きな南高梅がのせられており、見事な見栄えです。出汁と卵とじが融合して楽しく、蕎麦は温かいのでやや柔らかめで卵とじとよく合います。梅干しを崩しながらいただくと、その酸味と塩分が楽しく、卵とじだけよりも大いに味の変化が楽しめます。

正直、蕎麦の香りと味をこれほど感じたのは初めてだと思います。蕎麦の勉強のためにも、近いうちに再訪を考えなくてはと思っています。皆を代表して、ごちそうさまでした。