府中ＪＪ剛麺バトルはもう終わった。ここから始まる次の世界、Ｊ系インスパイアから未知なる超Ｊ系時代へ。 : ラーメン英二

2016.12

１４時半から医者の予約、やっぱりその前に昼食を済ませなければ・・・先生には申し訳ないと思いつつ・・・

店着１３時は外待ちなし。気になる張り紙のある券売機で、ミニラーメン＋ブタ２枚をポチッとなして、中椅子の３番目に着席しました。券売機には「人員不足の為、しばらくの間は土日定休とします」という残念なお知らせ。まあ、無理なワンオペ営業を続けて、府中某店と同じ結果になるより、事前の危機管理は大切なことです。てさぁ、今の自分にそっくり当て嵌まるわ（笑）待ってる間、大変なんだろうなぁと見る視線の先の店主氏。実にステキな笑顔で、なんとも楽しそうにラーメン（らーめんじゃなくラーメン）を作ってる。世に言われる「神ブタ」「神スープ」「神麺」などなどあれど、ラーメン英二に関して言えば、間違いなく「神店主」が相応しい。

奥の４席が空いたところで、店主氏から「どーぞ」と声が掛かる。事前に食券チェックが入っていて、すでに麺茹では始まっているので、左程の待ち時間ではないでしょう。しばらくしてＭＧのコール、ヤサイも迷ったけど、ブタを２枚にしたし、結局は「ニンニク、アブラ」でお願いしました。なんとも見目麗しいそのフォルム、粉雪アブラもいいけれど、やっぱり塊アブラが美味しそうです。引き摺り出した麺は、これまた北府中の暴れん坊将軍、ＭＧの咀嚼力との対決です。

麺、スープ、ヤサイ、アブラ、ニンニク・・・どれもこれも大満足だけれども、この日はブタにこそ最大限の賛辞を送りたい。ホロホロと崩れ落ちる僅かな手前、例えようもない歯応えと、その味わいはまさに至福の領域。このブタのためなら、週イチで通ってもいいと思う。

ラーメン英二の秀逸さは、味だけではありません。量への追求を、非としているところです。そしてそれを、客人が理解していることかな？もちろん、一般のラーメン店からすれば、その量は爆盛りと表現されるかもしれない。けれど店主氏の「美味しいと感じる量で食べて欲しい」という声が、券売機に対峙する皆にも伝わるんだろうね。

府中に英二あり・・・です。

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2016.05

府中駅から幸町一丁目の交差点までは、昔懐かしいバス通りを、のんびり歩いて１０分ほどの道のり。交差点角に、黒地に黄色の目立つ看板、店着の１２時１０分は、平日のせいか、周囲を包む空気は緩やかに感じます。店内待ち４名に、外待ち３名、ＭＧも券売機で食券を買って、外の丸椅子で待たせて頂きます。Ｍｅｄｙさん、かねやん３さんのレビューに触発され、先人レビュアーの丼に刺激され、ついにはミニミニ大作戦さんのレビューで、辛抱堪らなくなり馳せ参じた次第（笑）

外待ちおよそ１０分で、店内の丸椅子に移動します。店内は、磨かれたステンレスの厨房、白い壁紙と真っ赤なカウンター。新しいこともありますが、Ｊ系を名乗る店としては、とても綺麗で清潔感があります。頃合を見て、助手さんがオーダーを確認してくれます。今日のＭＧはミニラーメン＋豚２枚。普段は豚追加とかしませんが、皆さんのレビューを読んだ結果として、頼まないわけにはいきません。

淡々とラーメンを作る店主氏。「英二というラーメン」に、プライドを持って真摯に向き合う姿が感じられます。圧巻は、出来上がったラーメンを、高台に上げる時の満面の笑顔です。「お待たせしました！どーぞ召し上がってください！」そんな気持ちが伝わる、鳥肌が立ちそうなまさしく満面の笑みです。誰かの言葉に「性格の良い人は表情が良いので可愛く見える。見ているだけで幸せな気持ちになれる。話す内容が綺麗だから、口元も綺麗。人を見る目が優しいから、目も綺麗。考える事が綺麗だから、表情が綺麗。」というのがありました。ホントに「表情がいいから、ラーメンが美味しく感じる」だと思います。


店内に移動して、更に１０分ほどでカウンターに座れました。
ここからは左程の待ちなくコールタイム、予定通り「ニンニクとアブラ」でお願いします。
待望のご対面！標高は高くない、キャベツ率高めのヤサイは、味なしのシャキ系で、好きなタイプです。横に盛り付けられた、甘い甘い茶濁のアブラを絡めれば，至福のベジタイム。シャイなブタは、ヤサイの下に隠れています。そっと出したつもりも、噂通りの柔らかさで、ほろほろと崩れます。大きくもなく、小さくもなく、何処やらの二郎と比べれば、そりゃサイズは小さいですが（笑）レンゲで口まで搬送、濃い目の味付けですが、噛み応えを残しつつのトロける味わいは、なかなかに上等な仕上がりですね。
スープは濃厚でいて、醤油があって生姜があって、しょっぱさがあって、脂々しないクリーミさがあります。加えて、安易に化調に頼らない頑固さも。そこに平打ち剛麺の組み合わせ。確かに見た目からして剛麺だけれど、決して剛だけで治まらない、噛み楽しめる柔らかさも兼ね備えています。


非常に満足度の高い一杯になりました。
同じ府中を舞台に、ジンジャーな剛麺Ｊ系というカテゴリーで、直系と新進インスパイアの対決。
食事をする環境、従業員の接客態度、出来上がりラーメンのビジュアル・・・このままでは、差が広がるばかり？