18人のための薪窯が待っています。府中が誇る「可愛いピザ屋」さん。 : ピッツェリア ベル・リーノ

2009年3月再訪。

　1月に、二男がインフルエンザで寝込んでいる隙に長男と二人でランチに来て以来、二男に「おとーさん、おにーちゃんと行ったピザ屋さんに行こうよー」と言われ続けておりました……。あの時、ピッツァを1枚テイクアウトして持って帰ったのですが、それが美味しかったのを覚えていたらしく、今回はみーんなでディナータイムに行ってきました。
　
　夜のベル・リノは、間接照明でかなり暗め。し・しまった……これは写真はキツイか……とも思ったのですが、天下の一眼レフ・EOS-1D MarkIIIのISO感度を掟破りの6400に設定、増感3段で、なんとか写すことができました。
　まぁ、実際、なんで一眼レフを持ち歩いているかというと、劇団のみんなで飲みに行ったときに暗いお店でもスナップが撮れるように、というのがキッカケでしたから。
　
　基本的におすすめメニューから注文。
　季節柄、前菜にもピッツァにも菜の花のメニューが。嬉しいですね。
　
　ラム肉のソーセージソテーは、ナイフで切るとプシュッと汁が飛び出してきて素敵!!
　パスタもピッツァも、本当にもう、ほっぺたが落ちまくり。
　辛いモノに目覚めてしまった長男＆二男は、どうしてもディアボラが食べたい、とのこと。3歳児・みうたんには無理なので、みうたんは菜の花ピッツァとパスタだけ。
　ディアボラは、辛味が強調されているわけでもなくて、ピリ辛程度。もしかしたら、気を遣っていただいたのかもしれません。
　
　ご夫婦なのでしょうか、店主の男性とホールの女性、お二人のぽっかぽかしたお人柄で、楽しいひとときを過ごすことができました。
　お勘定の時に、「前回は雪の日にいらっしゃってましたよね」と、覚えていてくださいましてびっくり。
　そうです、自転車でこちらに向かう途中に、花のような雪が舞い散ってきた日だったのでした。
　やっぱり、「その窯、撮らせてください」なんて堂々と頼む図々しい客はそうそういないのでしょうねぇ……。失礼いたしました……。
　さぁて、今度来た時は何を食べようかなぁ……!!
　

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2009年1月
　あまりにもレビュアーの皆さんが褒めちぎるので、行ってみてがっかりだったりしたらどうしよう、とびびっておりました。
　ランチタイムにかかりそうだったので前もって電話を入れてみたら、席の予約をしていただけるとのこと。府中方面から子供たちとチャリで甲州街道を真っ直ぐ行き、奥島病院の先の歩道橋の下を左。公園を過ぎてam/pmの角を右に曲がって、公園を過ぎた右角。
　
　分倍河原っぽい(?)飲食店長屋のような建物の一番手前がベルリノ。
　イタリア語で「可愛い」っていう意味だそうです。
　
　看板が小さいので、油断すると通り過ぎてしまいそうですが、大きなイタリア国旗が目印ですね。
　
　扉を開けて入ってみると……えっ……こ・こんなに狭いの……?!
　窓際に2人用のカウンター席、そしてあとは4人掛けのテーブルが4つ。
　しかぁしっ!!
　入って右側のキッチンの中には、どーんと石窯が!!
　いやぁ、たった18人のための、ピザ焼き専用窯。しかも、燃料は薪。
　すんごい贅沢な気分ですね。
　土曜日の12時前でしたが、他にお客さんはいらっしゃいませんでした。
　
　職人っぽいご主人と、優しそうな女性スタッフに笑顔で迎えられて、一番奥のテーブルへ。
　渡されたメニューは、ランチ用。
　サラダとドリンクとドルチェが付くランチは、ピッツァランチが1300円、パスタランチが1200円。
　ピッツァでもパスタでも好きなものを選べて前菜盛り合わせとドルチェ盛り合わせが付くランチコースが1600円。
　分倍河原、と考えると強気の価格設定のようにも思えます。
　
　とりあえず、ピッツァと、パスタを二つ。
　
　最初に出てきたのが、「サラダ」。想像していたのとは全く異なり、大きめのお皿にたっぷりのグリーンサラダ、そこにスモークサーモン2枚とラタトゥイユ、そしてパンが付いてきました。ドレッシングは、バルサミコ酢が効いていて、チーズがかかった食欲をそそる感じ。
　サラダを食べていたら、キッチンの方からパチパチパチパチという薪が燃える音。
　むむむ？と立ち上がってのぞくと、焼いてる焼いてる、石窯で僕らのマルゲリータをっ!!
　長い棒の先に円盤が付いたヤツ(←道具の名前、知りません……)で、窯の中でピッツァをひらひらとさせながら焼いていらっしゃいます。
　香ばしい香りがしてきたところで、お皿に乗っけて、すぐにサーブしてくださいました。
　ぱりっぱりの外側。ちゅるっちゅるのチーズ、綺麗なグリーンのバジル、ぶつぶつ言ってるトマトソースと、イタリア国旗の三色が揃ったマルゲリータはピッツァの王道ですわなっ!!
　ぱくり。
　……きゃぁぁぁぁっ……。くぅぉらぁ、んまいっ!!
　ピザなんてどこで食ったってこんなもん、というような先入観があったのですけど、いやぁ、こらうまい。写真をご覧いただくとわかるかと思いますが、チーズとトマトのバランスが絶妙なのですな。口に含んでから、いろんな味が広がるのです。
　
　ふー……。
　ピッツァを食べ終わった頃に、パスタが到着。
　トマトソース好きな僕は、「鶏肉とたまねぎのトマト煮“ラグーソース”」。クリームソース好きな長男は、「小海老とルーコラのクリームソース」。
　でも、小皿に取りながら両方をいただきました。
　アルデンテでありながら、歯ごたえがある、不思議な麺。うわぁ、これ、打ってるんじゃないですか、生麺。確認してませんが。
　両方食べてみて、クリームソースに軍配。そもそもルッコラ好きなもので、クリームソースにルッコラが合うとはびっくらです。
　「美味しいねー」と言い合いながら、もりもりいただきました。
　
　そして、デザート。
　ゴルゴンゾーラのパイと、カタカナで名前を言われたのですが覚えられなかった、エスプレッソソースのミルクプリン。
　「ご・ゴルゴンゾーラ……?!」と、おそるおそる食べる長男。「うまっ!!」。
　いまだかつて味わったことがない、不思議なケーキ。
　
　終ってみれば、これはもう、1200円は安すぎ。都心だったら2000円取られていてもおかしくない高品質。
　
　duskさん、子持ちこんぶさん、ストリングスママさん、far longさん、一瞬とはいえ、疑って申し訳ありませんでした(←疑ったのかよっ!!)……。

　今度、夜に来てみて、また評価を考えますっ!!