料理、接客、雰囲気が素晴らしい。ワインの美味しい素敵なお店。最高のおもてなしを約束できます。 : 鎌倉やさいとRiche

鎌倉やさいとRiche（リッシュ）

京王線 調布市布田（ふだ）駅下車 改札口出て左前方、目の前に見える。
（駅が近いのは、ワインを始めとしたお酒を楽しむには良い。運転の心配もいらない。）

調布は初めてです。
調布の由来＝日本の律令制度の税制。租庸調の調。調は、地方の特産物。特に繊維製品。布を納めた所から調布。布田も、布の産地だったようだ。

さて入店。
大人の雰囲気が漂うセンスある空間。
カウンター席とテーブル席がバランスよく配置されている。カウンターには、ワイングラスが逆さかにセッティング。シックな内装。
流れるソウルミュージックが、さらに大人のムードを醸し出している。

カウンターの前では、フランス料理で有名なお店で豊富な経験をもつシェフはじめ、スタッフが料理に集中している様が見える。
心地よいピンとした空気。

テーブル席には、既にカップルが数組、食事と会話を楽しんでいる。こうしたお洒落なお店でのデートで、幸せいっぱいの様子が伝わってくる。

スパークリングワインで友人と再会を乾杯。
お店のスタッフと相談しながら、オススメ品を中心にオーダーした。

ちょうど、カウンター下が、小物置き場かつスマホの充電もできるスペース。
お客様目線の洒落た工夫に感心する。

タパス
10品の中から３品選ぶことができる。
（おつまみ3品も加えることができます）
お店の方と相談して、レバームース、自家製ロースハム、田舎風パテを選んだ。

（助演には、メルバトースト。
マリリン・モンローが、帝国ホテルに宿泊時、朝食メニューの一つ。パンをカリッカリに焼いて、上に色々載せて食べるのが、お洒落感。）

オススメのタパスの３品は、いずれも甲乙つけがたい役者揃い。

ちょうど、これらの料理にあう赤ワイン
ピノ ノワールを勧めて頂いた。
綺麗な酸味で、余韻を楽しむことができる。

自家製ロースハムは、生ハムのような柔らかさ。ハム自体のすっきりした味なのに、口の中にその味がいつまでも残っている。

田舎風パテ
シンプルで素朴感あふれるパテ。
食感もいい。
パテ、こんなに美味しいのか？

これがイチオシ。
レバームースをメルバトーストに乗せる。
（実は、レバーは僕は苦手。焼肉でのレバーは、ほとんど食べません。）
レバーの個性あふれる濃厚さは生かしながら、独特の臭みがなく、パンとの相性もバッチリ。食べやすい！
このムース、生クリーム、卵、ポートワイン、はちみつ、塩胡椒を使い、シェフが手塩にかけた逸品。

食べれば食べるほど、だんだんその世界に入り込んでしまう深みあふれる料理である。

エビのアヒージョ
オリーブ油とニンニクで煮込み、それがエビに十分染み込んでいる。
エビは皮も柔らかく、頭から食べることができる。オリーブ油とニンニクで煮込むと、不思議、ニンニク独特のにおいが和らぎ、ちょうどよい味わいになるから不思議。

オリーブ油が染み込んだバゲットも、美味しく、パンの堅さが柔らかくなって香ばしい。

いよいよ、牛フィレ肉の燻製ロースト
オーストラリア産のフィレ肉
鮮やかな赤身が披露。
思わず、感嘆する。

ワインは、カベルネ・ソーヴィニョン
赤身のお肉にぴったり。しっかりした酸味とタンニン。一方で芳醇な香りと十分な旨み。

この肉も、じっくり時間をかけて、燻製しながら火を通す。いわば、労を惜しまず、慈しみながら、手がけた逸品！

柔らかくて食べやすい。一方、しっかり、ガッチリした重厚感も良し。
オージー＝Aussieの肉の凄みを見た。
（オージーとは、オーストラリアの何々という意味）

魚介のパエリア
（パエリア＝スペイン、バレンシア語でフライパンの意味）
エビ、ムール貝（ムラサキイガイ）、あさりなどの魚介類と、お米が見事なコンビネーション。
レモンも一役買っている。

お米に魚介類の味が染み込んでいる。
美味しい～。
（小さい頃、ムール貝は、牡蠣筏でいつも見ていた。この貝が、パエリアのキモとは、知らずにいたのだった。）

お腹いっぱいになった。
美味しいワインと西欧、南欧料理の数々。
地中海の気分も味わえて、とても幸せな気分だった。

友人とも、
「美味しいお店だったね〜。
この料理、この雰囲気で、とてもリーズナブルな値段だね〜」

ルイーダ リッシュ
また来たいし、東京にいる同級生や会社の同僚に伝えたいと思ったことだった。

追記
シェフの哲学
必ずしも高価な食材でなくても、労を惜しまず、ギリギリの線まで勝負する。
そこが、料理人の醍醐味だしプロとしてのプライドとのことだ。

これだけの料理をたくさんの人に食べていただきたい思い、十分伝わってきましたよ。