雰囲気の良い日本料理店fromハワイ : 夏の家

ホノルルで最も古い日本料亭「夏の家」さんの姉妹店がこちら東京は国立市にあります。何度かうかがってるのですが、今回は数名での宴席です（昼についてはパドルグラムの過去レビューをご覧ください）。

今回いただいたのは次の通りです。
　先付け：うすい豆腐
　腕物：吉次飯蒸し清まし汁仕立て
　お造り：三種盛り（マグロ、海老、あとブリかな）
　焼き物：鰆味噌柚庵焼き
　煮物：蕗信田巻
　揚げ物：ノレソレの天ぷらとフキノトウやコゴミなど春の山菜の天ぷら
　食事：うすい豆ご飯、赤だし、香の物
　水菓子：わらび餅、イチゴ、キウイ
どれもいいお味のきちんとした日本料理でした。

先付けのうすい豆腐は、うすい豆（エンドウ豆の一種）のきれいな緑色でしたが、最後にいただいたうすい豆の豆ご飯と共に印象に残りましたね。
それから、吉次（キンキ）の飯蒸しの入った澄まし汁もおいしかったな。
油抜きして開いた油揚げでフキを巻いた信田巻もいいお味です。

また、元々はホタルイカを使う予定だったようですが、いいノレソレ（穴子の稚魚）が入ったとのことで、天ぷらのタネがそちらになってました。15年くらい前にノレソレ使った超絶おいしいカレーをいただいて以来、ノレソレに開眼したワタシ、この天ぷらもとても気に入りましたよ。春の山菜の天ぷらもとてもおいしいかったです。

最後のデザートは、わらび餅とイチゴ、キウイ。コーヒーと共においしくいただきました。いい締めだったと思います。

お味良く、雰囲気もいい料亭で、お値段もまあまあ手頃。生ビール、ワイン、日本酒などを平均して2、3杯ほど飲み、1人7000円弱。いいお店です。

2013年2月のレビュー
夜に数名での会席。控えめにライトアップされた庭を縁側越しに見ながら1人前5500円の少しお安い懐石コースです。
ビールをいただきながら先付、お造り、お椀、焼き物、天ぷら、炊き合わせなど堪能しました。
ご飯と味噌汁、それからデザート（昼と同じく、わらび餅がいいアクセントでした）とコーヒーで締めましたが、ゆったりと自由にさせてくれますし、楽しい時を過ごすことができました。
夜のコスパはかなりいいですよ。サービス料とかなくて、注文したもののそのままの金額の合計額なので、この場所と内容にしてはとてもお安く、満足できました。
また機会があったら使わせていただこうと思います。

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2013年1月のレビュー「平日ランチ」
予約をしてないと、なかなか空いておらず入れないお店です。先日、何となく気が向いてランチの時間帯に2人でお店に行ってみると、予約なしでも入れてくれました。
（でも食べ終わってお店を出たときには、本日満席、の掲示がでてました）

靴を脱いで個室に通され、椅子に座るとお茶とおしぼりが出てきます。
昼は、松花堂弁当2200円または3500円の2択（予約しておけば5500円のコースも選べる）なので、2人とも2200円のをお願いします。
飲み物は温かいお茶。
ちょっとトイレを借りたときに気づきましたが、閉まって個室状態になってる各部屋とも、何となくお客さんの声や気配がします。けっこう人気で、お客さんがいっぱい来てるのがわかりますね。

さっそく、胡麻豆腐が出てきました。これは、とてもいいお味です。豆腐自体コクがあって甘いのですが、かかっているタレはほどよく塩辛い。
しばらくすると、松花堂のお重が登場。縦横4つのしきりには、それぞれお造り、天ぷら、焼き物、煮物が。

お造りは、ヒラメとマグロ、ということでしたがヒラメにはエンガワも添えられてます。
天ぷらは海老、レンコン、カボチャ、ナスで、紅葉おろしと天つゆでいただきます。
焼き物は赤魚。はじかみと玉子焼きが付いてますね。
煮物は、肉そぼろを菜で包み葛餡をかけたやつを中心に、里芋や椎茸や人参がいい感じです。

お酒を飲んでないので、ご飯とみそ汁と漬け物もすぐに持ってきてもらいました。
ご飯は、ゆかりご飯っぽいのですが、多めのふりかけ系が載ってますね。悪くないですよ。

食べ終わった頃を見計らい、コーヒーとデザートが。とてもちっちゃなフルーツトマトをてっぺんに載せ生クリームをかけたオレンジ、それからきなこをまぶしたわらび餅と、ほんのり甘い水ようかん？のような練り物ですが、女性には人気ありそうですね。

なかなか満足のランチでした。
年季が入り風合いが増した部屋の造りや窓からの風景はなかなかですし、味は、びっくりするほどおいしい、というわけではないのですが、安心できる感じ。最初の胡麻豆腐と最後の水ようかんの、あ、おいしいっという感じがよかったな。