8年ぶりに国分寺の「ふうみどう」で美味しいつけ麺を食す！ : 中華そば ふうみどう

この日訪問した先は、国分寺の「中華そばふうみどう」

この日狙っていたラーメン店が臨休、さてどこに食べ
に行こうか？と困ったら、私はとりあえず地元エリア
の国分寺駅に向かうことにしている。都下の中では
立川駅、八王子駅に並ぶラーメン店の宝庫でもある。

その中にあって「中華そばふうみどう」は2011年7月
荻窪から移転オープン。奇しくも国分寺の雄"ムタヒロ"
が産声をあげた時期と重なる。その後、国分寺駅周辺
はムタヒロ帝国と化したため目立たない存在になって
しまいましたが、ラーメン激戦区の国分寺にあって
12年間営業を続けられてきたこと自体、その実力の確
かさと地元の根強い人気の表れでもある。

その店主さん、独立される前は武蔵小金井の「鶴亀屋」
「ひごもんず(閉店)」、西荻窪の「中華そば青葉(閉店)」
で修行を積まれたという。看板メニューの"中華そば"は
"青葉"を系譜とする"動物×魚介 Wスープ"、当店の人気
メニュー"台湾ラーメン"は、"鶴亀屋"の真骨頂でもあり
修行先で培ったものが活かされているようにも感じる。

私にとっては8年ぶりの再訪。実は、それ以降も何度か
こちらには足を運んだが、臨休にあたってしまうこと
が多く縁が無かったのかなーと半ば諦め気分でしたが、
この日は、幸い"只今営業中"の立て札が出ていました。

店内はカウンター席4席、テーブル席が10席(2×5卓)。
今でもカウンター席は衝立てで1席づつ仕切られ、席
の間隔は間引きされているのでゆったりと広め。

レギュラーメニューは、"中華そば"¥780・"塩中華そば"
¥780・"つけ麺"¥830・"塩つけ麺"¥830・"台湾ラーメン"
¥880"台湾つけ麺"¥930。他には、数量限定 あきる野の
キッコーゴ謹製 五郎兵醤油の"味玉濃ゆい中華そば"¥950
があり惹かれたが、この日初夏のような暑さでつけ麺
を食べたい気分だったので同じく限定の"カレーつけ麺"
+大盛¥990をチョイス。カレー味ならご飯も欲しくなり
ランチタイムサービス価格¥110(通常¥160)の"肉味噌
ご飯"も購入。

カウンター席に座ると、ピッチャーとコップが配置され
ていて、お冷やはセルフ。卓上調味料は、一味・胡椒・
酢。ライス用のふりかけもある。

暫し待ったところに、"カレーつけ麺/大盛"+"肉味噌
ご飯"のご登場！

麺の器は、タコ唐草模様の麺鉢。模様は異なれど青を
基調としているところは「中華そば青葉」と似ている。

つけ汁は、想像していたようなカレーが主役のスープ
ではなく、ビジュアルは醤油味の清湯そのもの。
ただ、カレーの香辛料の匂いがフワーッと鼻に感じる
と、こういうタイプのつけ汁かと食す前からイメージ
できた。

麺は、平打ち太麺。手揉みしたような縮れ麺で麺だけ
をそのまま頂いてみると、冷水でしっかり絞めている
ので歯応えありつつ、瑞々しくてとても美味しい。
麺肌はツルツル滑らかで、喉越しも良いのでガツガツ
食べれてしまう。麺はおそらく三河屋製麺所製。

次につけ汁に付けて頂いてみる。スープは, 豚鶏×魚介
のWスープ。出汁感はしっかりありつつも何かが突出
してくる訳でもなく、味は一点に集中したようなバラ
ンスの良さが光り、優しさに溢れた味わいが際立つ。
そこに甘・辛・酸で味に抑揚を出すところは、同じW
スープでも出身の青葉の濃厚スープではなく、東池袋
大勝軒のもりそばのスープに近い味わい。

そこにカレーのスパイスが利くことで痺れ感もあり、
飽きさせず楽しめるところが実に良い。平打ち太縮れ
麺はスープの持ち上げも良く、麺の美味しさと共に
甘・辛・酸・痺れの利いた美味しいWスープも堪能
でき、大盛でもあっという間に完食！

具のチャーシューは豚肩ロースのスライス。薄くとも
しっとりとして柔らかく美味しい。穂先メンマは、
長くて存在感ありつつ、柔らかくて口への収まり良く
下味も染み込みシャキシャキとした食感で美味しい。

サービス価格の肉味噌ご飯、肉味噌は味噌の芳醇な
香りと濃厚な味噌味、甘めな味付けででご飯も進む。
途中から残ったつけ汁を加えて美味しくフィニッシュ！

8年ぶりの"ふうみどう"、決して派手さはなく流行り
の味を追うこともなく、12年間ぶれずにその味を守り
続け、これだけ美味しいラーメンやつけ麺を食べれる
ことに改めて感服した次第です。

ごちそうさまでした！(‐人‐)

《味の評価》
・つけ汁★★★★☆
・麺★★★★☆
・具全般★★★★☆

《全体の評価》
・ビジュアル★★★★☆
・ボリューム★★★★☆
・トータルバランス★★★★★

以上

今日は帰宅途中に中央線で家路に向かう途中
無償にラーメンが食べたくなり、いつもは
武蔵小金井駅で下車するところ、一つ先の
国分寺駅まで足を伸ばし、やって来たのは
中華そば ふうみどうさんです。

先週金曜日に同じ国分寺駅の麺創研 紅さん
でまぜそばを食べましたが、その紅さんから
距離にして100mも離れていない場所にあり
ます。

紅さんのレビューの時にも書きましたが、
国分寺駅周辺、特にここ北口を降りた周辺
はラーメン店が軒を連ねていて、正しく、
ラーメン店の激戦区、その中でも、この
ふうみどうさんは今回初めての訪問になり
ますが、正統派のラーメン店、派手さは
ないが直球勝負をしてくる評価の高いお店
、そんなイメージを持ってやってきました。

店内に入ると、先客は５名ですが、１６名
収容できるので、１９時過ぎという時間帯
からしても空いていると思います。

券売機を前に、人気は台湾そばのようです
が、ピリ辛は苦手ということもあり、
基本の中華そばを購入（￥650）、家に帰る
と夕食を食べなければいけないのでトッピ
ングはつけませんでした。無断でラーメン
を食べたことが相方にバレると小遣いを
減らされるので、大袈裟かもしれませんが、
結構命懸けで食べに来ています(笑)

女性の店員さんにカウンター席を案内され
着席。厨房ではマスターが一人で切り盛り
されています。カウンター席の前には、
風味堂という三人組バンドのDVDが飾られ
ていますが、店名と同名…マスターと何か
関係があるんですかね？ その横には有名
人？のサイン入り色紙が何枚か貼ってあり
ます。

待つこと数分で着丼！ まず、見た目は食
をそそる美しいビジュアル!! 湯気の立ち方
から熱々であることは一目瞭然、その湯気
の香りを嗅ぐと、煮干ですね～ 良い香り、
益々食をそそるな～ 早速、そのスープを
一口… 来たーー、煮干！ 一瞬独特の苦味
も感じましたがそれ以降は感じず、煮干の
香りもこの一瞬だけ強く感じたのみ、二口
目、三口目と飲み進めると、鶏ガラ、豚骨
、煮干、節、昆布、干し椎茸等々の出汁の
旨み（旨み三大成分である、グルタミン酸
／昆布、イノシン酸／鰹節、グアニル酸／
干し椎茸 の三要素の相乗効果で格段に
増す旨み）と、何と言っても香味油（背脂、
魚介、香味野菜）が全体を引き立ててる、
という感じします。唇にまとわりつく油の
感触もいい…

そして、私を忘れていませんか？と基本の
醤油さんが訴えかけてきます。この醤油、
ベースの醤油ダレが良いのでしょうね、
実に上品なコクと味わい、弓削多醤油を使
われているとのこと、埼玉では有名な醤油
の製造会社で国産の稀少な有機大豆と小麦、
海塩を使い一年間熟成させた醤油ですから
納得しちゃいます。

この極上のスープに合わせる麺が三河屋製
麺の中細ストレート麺、いつもながら麺の
香りとモチモチツルツルで蕎麦のように噛
まずにいけてしまうほどの喉ごしの良さ、
スープも美味しいから尚更進んじゃいます
ね～

具はチャーシュー、メンマ、ナルト、ネギ
の基本ネタですが、チャーシューは肩ロー
ス、仕込みの丁寧さが伝わってくる味わい
のある一品ですね、実に美味しい、
願わくばもう少し大振りにして欲しいな、
過去のレビュアーさんの画像を見ると、
チャーシューはもっと大きかったように
見えましたし、そこも期待していたので…

ほどなく、あっという間に完食してしまい
いましたが、ふうみどうさんのラーメンは
コレといって秀逸なもの、派手さはないの
ですが、美味しいラーメンをつくための
基本が全てここにあるように感じました。

ムタヒロさんも好きだけど、ふうみどう
さんの客入りが少ないのは少し寂しく
感じますね～ 待ち行列ができてもおか
しくないラーメン店なのに不思議…？

満足してお店を後にすると、今度は帰宅後
の夕食のおかずが気になり出しました。
胃がもたれないメニューであることを願い
ながら家路に向かいました。

(^-^ゞ