らーめん武道家 口
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これだけ超濃密な豚骨スープは、あの無鉄砲を想起させるほどに凄い！
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店舗基本情報
| 店名 |
らーめん武道家 口（クニガマエ）
|
|---|---|
| ジャンル | ラーメン、つけ麺 |
| お問い合わせ |
042-328-5344 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
JR中央線国分寺駅北口から徒歩3分 国分寺駅から162m |
| 営業時間 | |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席・設備
| 席数 |
16席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
| 空間・設備 | カウンター席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| 公式アカウント | |
| オープン日 |
2011年5月4日 |
| 備考 |
SNSはあまり更新されないが、更新される可能性が高いのはTwitter |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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国分寺駅周辺で唯一未訪の人気店……
それは、｢らーめん武道家 口｣……口はクチではな
く、クニガマエと読む。
ここは、「横浜家系らーめん 武道家」の支店に
あたり、本店は早稲田にある。中野、吉祥寺、東
陽町、成城学園前にも店舗があり、武道家大将の
の菊地輝氏は、中野に本店を構える武蔵家の大将
藤崎茂也氏と共に家系では第三世代の代表格で、
中央線沿線ではこの両家の看板はよく目にする。
さて、「らーめん武道家 口」は、国分寺駅北口よ
り大学通りに出て徒歩１分の通り沿いにある。
いつもは学生で満席になるのだが、訪問したのは
日曜日の夜８時過ぎで、この日は意外と空いてい
た。お店に入ると、「せぇぇーい！」と威勢のい
い出迎えの声が響く！、気合いと魂のラーメン屋
を標榜する武道家らしいはつらつとした雰囲気が
ここにはある。
店内の券売機でメニューを確認すると、基本のラ
ーメンは、並160g¥700、中240g¥800、大320g
¥900、とあり、つけ麺もあるが、選んだのは、ラ
ーメン並。そして、家系と言えば海苔！、ここは
海苔増し¥50と海苔増しダブル¥100とあるので、
ダブルを選択！、ちなみにダブルだと海苔は10枚
プラスされる。また、ライスは有料だが、¥50で
無限…とあるから食べ放題のようだ。カウンター
の上には漬け物もあり、ラーメンだけでは物足り
ない学生さんにとって、ご飯で腹を満たせるのは
大変な魅力だと思う。
食券を職人さんにお渡しすると、お好みを聞かれ
るので、麺は固め、味はふつう、油は少なめ…で
お願いした。このオーダーはどこへ行っても不動
である。(笑)
10席以上あるカウンター席の端席に座り、待つ間
店内のポップに目を通していると、「豚骨の様々
な部位を旨味を出しきるまで超強火で炊き出し、
旨味を出しきるまで煮込んで煮込んで煮込む！」
という文句が目に留まった。
ここは豚骨スープに命を掛けている…と言っては
大袈裟かもしれないが、ここまで言うなら凄い豚
骨に違いない！、そう思うと、どんだけ濃厚なス
ープなのか、楽しみになってきました。
注文から５分程で、お待ちかねのラーメンがご登
場だ！、うぉー、何だこの色は！？…いや、スー
プが紫色がかったような赤茶色のようにも見え、
正直食をそそる…とは言い難く、今まで見たこと
の無いような色合いに少々びっくり！(笑)
カエシが合わさると、通常豚骨スープは茶濁する
んだけど…これは私の想像の域を出ないが、豚骨
を超強火で骨の髄まで煮込みに煮込んでコラーゲ
ンがゼラチン化し、その白濁度が多分一般的な豚
骨の白湯とは比較にならない濃密さゆえ、カエシ
よりも白色が際立ち、こんな色になるのではない
だろうか？
具は、豚肩ロースのチャーシューにくたったほう
れん草がたっぷりとのり、海苔はＷ増しで１３枚
が凛々しくせり立つこのビジュアルが私にとって
の家系そのものである。
早速、スープをレンゲで掬うと、ゼラチン質でと
ろみが凄い！(笑)、頂いてみると、うぁ、凄げぇ
粉ぽさは無いのだけれど、豚骨の溶けたような味
わいが直に伝わってくるほどに濃密で豚骨の旨味
が溢れんばかりに感じてきますね～♪
そして、粉ぽさは無いと申し上げたが、骨の髄ま
で液状化したスープからはザラツキもなくとにか
く滑らかな舌触りで旨味だけを抽出しているとい
うことが飲めば飲む程に感じてきます。
豚骨の甘味とカエシからは多少酸味も感じ、家系
の象徴であるしょっぱさはここまで豚骨が濃厚だ
と感じられず、塩味も強いのだろうけど、もう豚
骨の旨味に包まれてしまったように、利き味には
なってもしょっぱい感覚は無い。
そこに合わせる麺は、家系でお馴染みの酒井製麺
製の中太麺……麺は短めにカットされてるから啜っ
た勢いでスープが飛び散ることもなく、ズルッっ
と思いっきり吸い上げれば、この濃厚なスープに
も負けないコシの強さがあり、固めだけに噛み応
えもあって、豚骨スープに埋もれることなくしっ
かり麺が主張してくるようで、ほんと旨いね～♪
具のチャーシューは、家系でよく見られる豚バラ
のロールチャーシューではなく、肩ロースだと思
うけど、歯応えのある肉肉しいヤツです！、肉の
味付けはどちらかと言えばあっさりしてるけど、
豚骨スープがこれだけ濃いと、まるでタレのよう
な役を演じてくれて、スープとの相性も同じ豚だ
けに同化するようにさえ感じて実に旨い！
そして、ほうれん草は、瑞瑞しく、くたっていて
も旨味は逃げていないですね～、サクッサクっと
した歯応えでスープに浸かせば、またこれ美味也
ほうれん草は茹でると縮みますから、見ため以上
にほうれん草の量感はありますよ！、
そして、麺も具も食べ終えて、残ったスープをじ
っくりと飲んでいくと、最後まで豚骨スープの旨
味は衰えることなく、次第に濃くなる塩味は、職
人さんが長時間エンマ棒で炊きあげた汗の結晶に
も感じられて、これは、無鉄砲中野店であのドロ
ッドロの豚骨を食べて以来の感動的な豚骨でした
ただ、感動と言うのは、ラーメンが一級品かどう
かとは関係ないですね。私は常々、作り手の拘り
や主張がストレートに伝わってくるラーメンこそ
がほんとに美味しいラーメンであって、それが一
級か二級かは関係ないと思います。
食べた後は麺鉢をカウンター台の上に置き、雑巾
テーブルを拭き、飛ぶ鳥後を濁さず、のごとく、
ごちそうさま！と言ってお店を出ようとすると、
職人さんから威勢のいい挨拶の声が気持ちよく
響いてきて、後味のいいラーメンでしたね！(^^ゞ
《味の評価》
・スープ◎
・麺◎
・チャーシュー○
・他の具○
《全体の評価》
・外観○
・ボリューム○
以上