東京で美味しい燕三条背脂ラーメンが食べられるお店と言えば、ムサコの「麺工豊潤亭」 : 燕三条 豊潤亭

この日久々に地元の燕三条背脂ラーメンの人気店
「麺工豊潤亭」に訪問してきました。

當店は、燕三条中華そばで有名な「らーめん処潤」
の姉妹店として2016年11月11日 武蔵小金井の
「鶏湯ラーメンばふ」跡地にオープン。

この"ばふ"は、総合格闘家として名を馳せた高山
善廣氏と「らーめん処潤」を運営する「株式会社
酒麺亭」代表の松本潤一氏がオープンさせた鶏白
湯の美味しいラーメン店だったのですが、惜しく
も閉店。その跡地に松本氏自らが経営する燕三条
中華そばの支店としてオープンさせた経緯があり
ます。そして店長としてオープン以来お店を切り
盛りし、今やムサコでNo.1の人気店にしたのが
現店長の高崎誠氏。高崎店長ならではの燕三条の
背脂煮干ラーメンを今回も頂きます！

場所は、武蔵小金井駅北口より徒歩3分の小金井
街道沿い。ムサコで唯一ラーメン店が密集して
いるエリアです。この日は自宅からチャリで向か
い、閉店間際の19時40分頃到着するとなんと満席
で店内待ち。後客も絶えず、流石地元の人気店。
この時間帯の客層は帰宅途中の独身リーマンが
多いはずですが、この日は学生とおぼしき若い男
性・女性客が大半を占めてました。しかも女性陣
は躊躇無く背脂を大油(標準の2倍)で食べてるｽｹﾞ-w

まずは券売機で食券を購入します。麺類は"中華
そば"¥780・"辛そば"¥830・"まぜそば"¥880・
"つけ麺"¥830の基本4種。トッピングも各種あり
ますが、私が選んだのは"岩のり中華そば"¥1000。
食券を女性スタッフさんにお渡しすると、油の量
を聞かれ、無難な中油(標準の1.5倍)にw

暫し待ったところでL字カウンター(8席)の奥端に
案内されました。何度も訪問してますが初めての
ポジションです。ここは唯一厨房内を見渡せる絶
好スポットで眺めているだけでも楽しめました。

付け台の上にステンレスグラスと冷水の入ったサ
ーバーが配置されていて、お冷やはセルフ。
卓上調味料は辣油・酢・胡椒。ティッシュは付け
台上から取り出せるよう下向きに張り付いている。

それと、「黙食」シールがありました。ラーメン
店で見るのはこれが初めてのような気がする。
ゴミ類は店内入口付近にゴミ箱があるので必ずそ
こに捨てるルールになっている。

また、豊潤亭には"おしぼり"もあり、以前お隣さ
んが置いたおしぼりを雑巾と間違えて使ってしま
い、怒られた記憶があるなー。笑

暫し待ったところに、"岩のり中華そば"のご登場！

器は白磁のネーム入り麺鉢、ステンレス製受け皿
付きです。スープは清湯醤油ですが、スープは見
えません。背脂とその上に岩のり(黒ばら海苔)が
覆い尽くし、更に岩のりの上に背脂がチャッチャ
ッと振り掛けられている。決して見映えは良くな
いが、何故かニヤける私w

まずはスープを頂いてみると、ビターな煮干しの
出汁感で心踊る。エグミを伴うよう強烈な煮干し
ではないが、ストレートに煮干出汁がジーンと舌
から響き渡ってくるようなクリアな味わい。大量
の煮干しを使っていることは疑う余地も無いが、
スープは5種類の煮干しと8種類の乾物から出汁を
取ったもので、煮干しの画像から一般的な鰯以外
に鯛、烏賊、アゴらしき煮干しを使っているよう
に見えるが、煮干しには拘りを感じます。

そして煮干しがギンギンに利いているからこそ
活きる背脂の甘味。このコンビネーションはほん
と堪らんわーと感じる。但し、背脂が大油以上
になると、スープの出汁感よりも背脂の甘味が圧
倒してくるので、背脂の量はやみくもに選ぶので
はなく、初訪時は標準を選び、そこから順に量を
増やして自分の好みのポイントを見定めるのが
無難だと思う。

次に麺ですが、高崎店長が拘りを持って提供して
いるのが、手揉み縮れ極太麺です。プリンプリン
で麺肌は滑らか。その分吸い上げも良く舌触りも
心地よい。そして圧巻はモチモチした噛み応えと
麺の旨味！、喉ごしも良く、ピチピチモチモチ、
食べ始めたらもうやめらへんなー！と心の中で
ツイート！ww

具のチャーシュー、ホロホロと崩れるように柔ら
かく味もやや濃いめでめちゃめちゃ旨い！
焦がしメンマもシャキシャキで香ばしく旨い！

そして岩のりは磯の香りがして煮干しスープとの
相性もバッチリ！、豊潤亭の岩のりは特に風味が
いいので人気があり、先客の中にはW増ししてい
るお方もおられて、まるで二郎の野菜増しのよう
な山盛りには驚きましたが、岩のり増しはオスス
メです！

程なく完食！今日もめっちゃ美味しかったな～！
ごちそうさんでした！(^^ゞ

《味の評価》
・スープ★★★★☆
・麺★★★★★
・チャーシュー★★★★☆
・他の具★★★★☆

《全体の評価》
・ビジュアル★★★☆☆
・ボリューム★★★★☆
・トータルバランス★★★★★

以上

この日は久々に地元ムサコの「麺工 豊潤亭」に
訪問してきました！

2016年10月のオープン以来、地元だけに何度も
食べに来てはいますが、最近は何人も外待ちして
いる時に側を通ることが多く、ちょっと寄ってみ
ようかという気にはなれなかったのですが、この
日はフレックスで運良く平日のアイドルタイムに
お寄りする事ができました。ちなみに、営業は11
時～23時迄の通し営業となっていますが、材料切
れ次第早じまいになります。

お店は武蔵小金井駅北口から徒歩3、4分の小金井
街道沿いにあり、食べログ評価は現在このエリア
でNo.1の3.66という高評価店。

こちらは、新潟県燕三条系背脂煮干ラーメンの代
表格「ラーメン潤」の支店という位置付けで、オ
ープン以来店長は高崎さんが務めている。

到着した時刻は15時半、先客2後客2と狙い通り
空いていた。店内は奥行きのあるL字型カウンタ
ーに席は9席。カウンター席の背後には、紙エプ
ロン・ヘアゴムに加え、おしぼりも置いている。
以前隣席の方がテーブルに置いたおしぼりを雑巾
と間違えて使ってしまい怒られたことがある(笑)

ちょっと面白いのはティッシュケースをカウンタ
ー台上から逆さの状態で取り出せるようにしてい
ること。ティッシュケースは場所をとるのでお店
によって工夫の仕方はまちまちですが、こんな方
法もあるんですねー。

基本メニューは、"中華そば"¥780、"辛そば"¥830、
"つけ麺"¥830、"まぜそば"¥880、"キムチらーめん"
¥950、の5種。背脂の量は、少なめ～鬼脂まで5段
階から無料で選択可能。ちなみに私は標準の2倍に
あたる大脂までの経験はあるが、ここからは中華
そばとは呼べない別物となる。背脂そばと言って
もいいほどw、標準の4倍（鬼脂）となれば想像を
絶する背脂まみれになることは間違いない。笑

さて、予定通り"まぜそば"の食券を購入し女性スタ
ッフさんにお渡しすると、大蒜の有無を聞かれる。
"無し"でお願いすると、"追飯"はお声掛け下さいと
このこと。

暫し待ったところに、"まぜそば"のご登場！

デカ盛りハンターで登場するような大きな玉丼！
まぜそばは以前にも食べたことがあるのでわかっ
てはいても、やはりデカいなーと驚く！

そしてこの中に200g前後の麺と具材だけだと、
少なー！と感じてしまう。しかし何でこんなデカ
い器を使うのか？、不思議だが、おそらくは混ぜ
合わせたり勢い良く麺を啜った時に汁や具が周囲
に飛び散らないようにするためではないだろうか？

そしてスープが付き、タバスコも提供された。
卓上には、味変用のお酢・辣油も揃ってはいるけ
ど辣油とは違った辛味の変化ですねー。

具は、肉味噌・チャーシュー・メンマ・岩海苔・
黄卵・魚粉・ニラ・玉葱・ネギ、といった構成。
チャーシューやメンマは食べやすいサイズにカッ
トしてある。

早速まぜまぜしていくと、タレと共に具材も麺に
絡み合い理想的なまぜそばの状態。これだと箸を
休めずサクサクと食べ進められ、且つ具材やタレ
が麺と共に美味しく頂ける。

実際に頂いてみると、まずは、麺が旨いわー！
プリプリでモチモチとした食感が何とも言えぬ
心地よさで、さらに、超多加水麺ゆえ滑らかで
喉越しもいい。自家製太平打ち麺を手揉みし、
麺が縮れることでタレも良く絡む。このタレは
醤油ダレに背脂だと思うけど、煮干しの風味と
タレの旨味、背脂の甘味などが麺にのり、めち
ゃめちゃ美味しい！、こういう太麺に合わせる
タレは麺に負けないようにするため、味は濃く
なりがちで、油も多用する場合が多い。

"豊潤亭"のタレは濃厚でもなく、油感もさほど
感じないのに麺と一体となった味わいが素晴ら
しく、後に引かない美味しさが堪らない。
細切りチャーシューやコリコリとした角切りメ
ンマなど具も一体化し、岩海苔と魚粉から出る
風味が花を添える。

このままでも食べ尽くせそうだが、ちょっと味
変で抑揚を加えてみたくなった。

そこでまずは提供されたタバスコを掛けてみた。
タバスコ特有の酸味を伴うツンツンとした辛味
がまぜそばにぴったりハマって食欲のボルテー
ジが上がる。辣油とは違った辛味の味変でいい
ですよ。ただ、タバスコを使うなら粉チーズも
試してみたくなるが合うかどうかはわからないw

最後にお酢を使うと、口当たりがサッパリとし
て美味しく締めくることができました、と言い
たいがまだ早い！、追い飯をコール！、この〆
のまぜごはんがめっちゃ美味しかったー！

最後に提供されたスープを頂くと、胡麻風味の
中華スープであっさりしているから口直しにも
なり良いのだが、以前は煮干しがギンギンに利
いたスープで迫力があった。最後はこれを楽し
みにしていたので、個人的にはその煮干しスー
プではなかったことが残念であり、ショック！
復活して欲しい！笑

それでも美味しかったー！
ごちそうさまでした！(^^ゞ

《味の評価》
・タレ★★★★☆
・麺★★★★☆
・具全般★★★★☆

《全体の評価》
・ビジュアル★★★★☆
・ボリューム★★★☆☆
・トータルバランス★★★★★

以上

タイトルの｢ムサコ｣は、武蔵小杉でも武蔵小山
でもなく私の地元、武蔵小金井を指します。

個人的には同じ中央線沿線の多摩地区では、
三鷹や国分寺のラーメン店に行く機会が多く、
武蔵小金井のラーメン店で食べる機会は意外
と少ない。ただ、武蔵小金井には、地味ながら
美味しいラーメン店がいくつかあることは確か
だ。その中でも駅北口には三大ラーメン店があ
る。代表格は、今までメディアにも多く取りあ
げられている淡麗系の｢ななふく｣、そして固定
ファンの多い｢赤青ムラサキ｣と今回私が訪問し
た燕三条系の｢麺工豊潤亭｣である。こちららは
新潟燕三条系の｢らーめん潤｣の姉妹店で、潤の
背脂チャッチャも好きだが、｢麺工豊潤亭｣は、
潤以上に好みのラーメン店です。

｢麺工豊潤亭｣のレビューはこれが3回目ですが
実は前回｢つけ麺｣を食べに来て以来、看板メニ
ューの｢中華そば｣をはじめ、｢まぜそば｣も食べ
ていますが、この｢まぜそば｣が実は絶品で、今
思うと、レビューを何故アップしていなかった
のか？我ながら不思議ですが、次回は必ず｢まぜ
そば｣をアップしたいと思います。笑

さて、今回はその｢まぜそば｣の食券を購入して
注文したのが数量限定の｢味噌ラーメン｣です。
この日は特に寒くて、味噌を食べたい気分だっ
たのでお店の外看板を見て即決しました

帰宅途中にお寄りしたので時刻は18時50分頃だ
ったと思うが、店内はほぼ満席で数分後には店
内待ちの後客さんも出るほど混み合い、私が退
店するまでその状況は変わりませんでした。

食券をスタッフさんにお渡しして、味噌ラーメ
ンでと告げると、背脂の量を聞かれた。味噌で
も背脂の量を選べるんですね。私は標準の2倍
の大脂で頼むことが多いが、今回は味噌との相
性がわからないので無難な標準1.5倍の中脂で
お願いしました。ちなみに前回訪問時は標準4
倍の鬼脂を試しましたが、脂まみれの中華そば
も絶品でした。お陰様で翌日は肌もピチピチで
した。笑

さて、店内は通路が狭く、入口側に厨房があり
奥に向かってL字型のカウンター席となってい
る。その入口に近い端席に座ると、目の前に
サイドメニューの一覧があり、トッピングの辛
ネギ¥180が目に飛び込んで、つい現金で注文し
てしまった。いや、味噌ラーメンには辛ネギが
合うのでトッピングにあったら外しません。笑

厨房では高崎店主が、麺の手揉み、麺ゆであげ
、スープと全てワンオペでこなされているが、
脇を固めるスタッフさんも2名おられる。味噌
は中華鍋で味噌タレとスープを煮立たせて作る
本格的な味噌ラーメンだ。タイミングを見計ら
ってスタッフさんが白髪ネギに辛味タレを和え
て盛り付けが完成すると銀色の受け皿に載せた
味噌ラーメンがご登場！

具は、一口サイズの焼豚が数枚、挽き肉、太メ
ンマ、モヤシ、刻み玉ネギとトッピングの辛ネ
ギはたっぷりと盛られている。

早速スープから頂いてみると、何とも言えぬい
い香り立ちがして、味噌は白味噌のような色合
いだが、甘味は適度でコクが深い。少し辛味も
感じられて信州味噌か？とも感じたが、表層の
香味油には辣油らしき色合い、鷹の爪も僅かな
がら入っていたりして白味噌に辛味を加えてい
る可能性もあるから味噌の種類は正直特定でき
ない。

そこに豚骨と煮干を軸にした乾物出汁のスープ
の旨味がブワッと口に広がり、味噌と合わさっ
た味わいは実に素晴らしい。背脂の甘味とコク
がスープの旨味を助長し辛味とのバランスも申
し分なし。中華そばよりも重層でパンチの利い
た濃厚なスープという印象です。

その濃厚スープに合わさる麺は、手揉みの多加
水太平打ち麺。プリンプリンで弾力があり、麺
の旨味も湧き出るような感じがして実に旨い。
情報によれば加水率は50%以上とも聞くが、そ
の分麺肌は艶やかで喉ごしも抜群！、濃厚味噌
スープにも負けず、またスープとの相性もいい。
ゆで前250gある麺も少ない！と感じ、大盛にし
たかったほど美味しかった。

具の豚チャーシューは焼豚で、一度口に入れれ
ばホロっと崩れて口溶けしてしまうほどよく仕
込まれている。味付けも申し分がなく、実に旨
い！、太メンマもシャキッとしたいい歯応えと
自然な味付けで美味しい。そして、辛ネギは辛
味は適度でやっぱ味噌に合う！、刻み玉ネギも
たんまりと入り、みずみずしくて味噌のくどさ
を感じさせない。

最後はライスも頼もうかと考えたが、想像した
以上にボリューム感があり、ラーメンだけでも
完食すればお腹も満足してしまった。

地元にこんなに美味しいラーメン店があること
を誇りに思うし、何度でも食べに来たいと思う

ごちそうさまでした！(^^ゞ

《味の評価》
・スープ★★★★☆
・麺★★★★★
・チャーシュー★★★★★
・他の具★★★★☆

《全体の評価》
・ビジュアル★★★★☆
・ボリューム★★★★★
・トータルバランス★★★★☆

以上

2016年11月にオープンした｢麺工 豊潤亭｣
あれから2年8ヶ月の月日が流れたがジモティ
でありながらオープン当初に訪問して以来行
かずじまい。いつでも行ける！という気持ち
が邪魔していけません。(笑)

そんなある日、雨天でラーメンを食べに行く
つもりは無かったのだが、地元駅にいざ着い
てみれば、急にラーメンが食べたくなり、行
くならあの店！、と思い立って向かったのが
｢麺工 豊潤亭｣です。

場所は、武蔵小金井駅北口から徒歩4分ほど
の小金井通り沿いにある。前回レビューでも
触れましたが、以前ここにはプロレスラーで
現在は病院に療養中の高山善廣氏の経営して
いた人気ラーメン店｢鶏湯らーめん ばふ｣が
あった場所で、その｢ばふ｣をプロデュースし
ていたのが、｢らーめん潤｣のオーナー松本潤
一氏。その｢らーめん潤｣の姉妹店としてオー
プンしたのが、｢麺工 豊潤亭｣である。

｢らーめん潤｣の姉妹店となれば、もちろん燕
三条の背脂チャッチャ系ラーメンであり、初
訪で頂いた中華そばは、豚骨煮干にフレッシ
ュな甘味のある背脂のスープと手揉み平打ち
麺が印象的で、正直に言えば、｢らーめん潤｣
よりも好みの味でした。

その｢麺工 豊潤亭｣に到着した時刻は18時50
分頃で、L字のカウンター席に先客は3名のみ
と少ないなぁと思いきや、続々と後客が訪れ
あっという間に満席となり、外待ち客まで出
始める人気ぶりに少々驚かされました。

さて、店内券売機のメニューを確認すると、
基本メニューは、｢中華そば｣¥750、｢辛そば｣
¥800、｢みそらーめん｣¥850、｢つけ麺｣¥800
となっています。

この中から選んだのは、｢つけ麺｣。
食券をスタッフさんにお渡しすると、油の量
を好みに合わせて選択ができるが、その説明
が面白いのでご紹介すると、

｢少なめ｣ 少なめ
｢標準｣ スープ一面に油が広がります。
｢中油｣ 標準の約1.5倍！、ちょっとだけ背伸
びしたい時に
｢大油｣ 標準の約2倍！！、油は飲み物。そん
なあなたへ
｢鬼油｣ 標準の約4倍！！！！、最後の一本ま
で油まみれ♥️

初訪時は無難な標準を選んだが、今回はつけ
麺でもあり、多少冒険の意味でも｢大油｣を選
んでみた。ちなみに、私は油を飲み物だとは
思っていない。(笑)

こちらは自家製麺で高崎店長自ら手揉みをし
ゆであげるが、若干時間が掛かる。その間卓
上を見渡せば、調味料は、GABANのブラック
ペッパー、お酢、辣油があり、お冷やはセル
フだが、グラスは銀色の金属製で冷水を注げ
ばグラスまで冷えて、お冷やもやたら美味し
く感じる。

厨房内は店長の高崎さんとスタッフさんが2
名。名札を付けていて、新人さんには見習い
のネーム入り。名札を付けるお店はたまに見
掛けるが、何事にもきっちりとしている高崎
店長の性格が見え隠れしているように思う。

暫し待ったところに｢つけ麺｣のご登場！

麺量はゆで前200gかな？という一般的には少
なめに感じる。その麺の上には、惜し気もな
くのっている焼豚、メンマ、そして岩のりは
見るからに立派な黒ばら海苔だと思うが、こ
の岩のりも｢らーめん潤｣由来とは言え、こち
らの特徴の一つでもある。

そしてつけ汁は、見るからに脂！脂！脂！(笑)
その脂の中に薬味の刻みネギや玉葱がたんま
り入っている。

早速、麺だけを頂いてみると、麺は前回も語
ったが、コシの強いうどんのようでもあり、
滑らかでモチモチとして実に旨い！、喉越し
がいいのは言うまでもない。後客の男性の方
々がほぼ全員麺を大盛で注文する理由もわか
る気がする。これは自家製手揉み麺の強みで
あり、オープン以来高崎さんが拘り続けてき
た麺だけにその思いも麺から伝わってくるよ
うで、ほんとに美味しい！としか言い様がな
い。

この絶品麺をつけ汁に浸けて頂くと、スープ
は煮干とサバ節などの出汁の旨味、豚骨の厚
み感、そしてバランスよく合わさるカエシが
光る実に美味しいスープで、おそらく中華そ
ばのスープをそのままつけ汁にしただけのよ
うにも感じるが、物足りなさ感はなく麺にも
しっかり絡んでくる。そこに大油の背脂をた
っぷりと口に含むと、フレッシュな背脂の甘
味が実に心地よく、大油でもしつこさは無く
途中からは、ほんのりと酢の酸味、ピリッと
くる辛味が利き、更には柚子の香りと岩のり
の風味がいい抑揚となり、更に薬味のネギや
玉葱までもがスープと一体となって最後まで
飽きさせない絶品のつけ汁だ。

具のチャーシューはしっとりと脂ののった焼
豚で、美味しい上にボリュームもあるのでこ
れも堪らない！、メンマは色合いは濃くもさ
さっぱりとして柔らかく心地よい歯応えで、
炙りが入って香ばしさもあり、これも旨い！

最後はつけ汁をそのまま飲み干し完食！
食べ終えてみれば、やはり脂は飲み物だとも
感じた。(笑)、いや、それほどに美味しい一
杯に感無量！、何故今まで再訪しなかったの
か？、反省しきり。これはまた食べに来たい
……そう思わせてくれる絶品つけ麺でした。

ごちそうさま！(^^ゞ

《味の評価》
・麺★★★★★
・つけ汁★★★★★
・チャーシュー★★★★★
・他の具★★★★☆

《全体の評価》
・外観★★★★☆
・ボリューム★★★☆☆
・トータルバランス★★★★☆

以上

2016年11月11日にオープンした゛麺工 豊潤亭゛

地元に久々の新店が出来たことを、kennnyさま
のレビューで知り、いざ訪問！（11月某日夜）

場所はJR中央線、武蔵小金井駅北口より徒歩３分
ほどの小金井街道沿い。ここは以前、プロレス界
の重鎮、高山善廣氏が経営していた゛ばふ゛の跡
地であり、その゛ばふ゛のプロデューサー松本潤
一氏の経営する゛らーめん処 潤゛の姉妹店とし
てオープンしたのが、゛麺工 豊潤亭゛です。

゛らーめん処 潤゛と言えば、燕三条系の背脂煮
干しラーメン、背脂の元祖と呼ばれており、その
生みの親、松本潤一氏はラーメン界の重鎮である
ことは言うまでもない。ちなみに、嵐の松本潤と
は全く関係ありません。(^_^;)＼('_')ｵｲｵｲ,ｳｹﾈﾗｲｶ?

さて、お店に到着すると、開店祝いの花輪がずら
りと並んでいて、゛ど・みそ゛、゛百麺゛など有
名店の名が数多く確認できました。

お店に入ると、゛ばふ゛の時とは厨房も客席も全
て様変わりしていて、居抜きではなく内装は一新
されていました。オープンして間もないせいか、
９席あるＬ字型のカウンター席は満席で、地元民
として言うのも何ですが、武蔵小金井駅周辺のラ
ーメン店で満席で座れないというのは久々ですね

券売機でメニューを確認すると、ラーメンは基本
の中華そば、のり中華そば、特製中華そばの３種
サイドメニューには、焼き餃子と水餃子、ご飯類
、飲物、といったところ。

中華そばは、麺量によって、小が170g(￥700)、
中が250g(￥770)、大が330g(￥870)となっていま
す。ラーメンの麺量としてはかなり多めとの印象
を受けましたが、食べた後の感想としては麺好き
な男性なら大を選ぶべきだと思うほど、麺が旨く
麺量ほどに多いとは感じませんでした。

また、゛らーめん処 潤゛と言えば、背脂！、こ
こでは背脂の量が選べるようになっていて、初心
者は標準がおすすめとあり、好みにより、中脂、
大脂、鬼脂から選べるようになっていますが、背
脂と言えば、゛チャッチャ゛ですよね！(笑)
背脂は、寒冷の新潟だからかこそ生まれてきたよ
うなもので、箸を通すまでは湯気が立たないと言
われる程にスープの保温性に優れています。

さて、私がチョイスしたのは中華そばの並ですが
食べた後、大にしておけば良かったと後悔したこ
とは付け加えさせて頂きます。(笑)

食券を女店員さんにお渡しすると、脂量を聞かれ
迷いましたが、お店のおすすめ通り初心者なので
標準でお願いしました。

席が空くまで店内通路で立っていると、厨房内で
は店主の高崎誠氏が゛一麺入魂゛の文字が背に入
ったＴシャツを着ておられますが、゛一麺入魂゛
は゛らーめん処 潤゛のシンボルですね。しかし
高崎誠氏の風貌は短髪で体格がよく強面なので、
そこに゛一麺入魂゛とあると、ドキッとしますが
実は愛想がよくラーメン作りに没頭するも、お客
様には一人一人挨拶される柔和な方なのでご安心
下さい。

さて、５分ほどして席が空き、空いた席に着席す
ると、背後には荷物置きのカゴがありました。
また、そのカゴの上には箱がずらっと並んでいて
、長崎産のイリコと原産地不明な煮干しの箱、
横山製粉と印字された箱がありますが、これは、
札幌の横山製粉か不明ですが、自家製麺用の小麦
粉でしょうね。

待つこと１０分以上、随分待たされますが、厨房
の様子を見ると、どうも麺のゆで上げに時間が掛
かっているようですね。よく見ると、麺は釜ゆで
で平ざるを使って麺のゆで具合を慎重に確認して
いるようで相当なこだわりがあるようです。

漸く運ばれてきたのは、ステンレス製の受け皿に
のったラーメン鉢。外観すると、スープは背脂が
たっぷりと浮いて、具は豚バラチャーシュー、岩
のり、刻み玉ねぎ、メンマといった面々。

早速、レンゲでスープから頂いてみると、ん…
まず第一感は背脂からくるような甘み。砂糖のよ
うな甘みではなく、脂の旨味と言った方が正確か
もしれませんが、クセになる味わいです。そこに
呼応するかのように醤油のコクと煮干しの出汁が
重なってきゅっと引き締まったような、旨さが
じーんと体内に染み入るような感覚になりますが
煮干し臭はほとんどなく、煮干しの渋味が際立っ
てくるようで、これは感覚的には濃いめのお茶を
飲んだ時に感じるものと似て、これが背脂の甘み
と妙にマッチするんですね～、不思議。

このスープに合わせる麺は手揉みで縮れのある中
太麺、見た目は平打ちのようですが、丸みを帯び
た部分もあり、麺はゆで上げの時に切れたかのよ
うで短い麺もちらほら…、頂いてみると、ん？…
これはモチモチとしてますが、コシの強さは中華
麺というよりは、誤解を恐れずして言えば、うど
んのようで、感覚的にはきしめんに似ています。
弾性は弱く麺切れしやすいところをみると、鹹水
少なめでしょうか。゛ラーメン処 潤゛によると
、国産小麦とオーストラリア産小麦など数種類の
小麦をブレンドしているようで、配合は各店舗の
店主に任されているようですが、こちらはどうい
う配合なのでしょうか。

しかし、この麺は好みで評価が分かれそうですが
肯定的に考えるなら、新感覚の麺と言った方がい
いかもしれません。私個人としては、きしめんが
大好きなので、スルスルと麺を美味しく食べ進め
られました。喉ごしよくこだわりがあるだけあっ
て非常に美味しい！

そして具のチャーシューは、豚バラですが、これ
も味付けは適度で豚の旨味が引き立てられている
ように感じら、身は柔らかく脂身の旨味もあって
非常に美味しい一品でした。

岩のりが珍しげですが、これも゛ラーメン処 潤゛
の定番のトッピですね。板状の海苔とはまた違っ
た良さが出てこれも旨い！、玉ねぎは苦味がなく
清涼感があり、これも長ネギに比べるとこの背脂
のラーメンにはよりフィットしているように感じ
られました。

程なく完食し、これが燕三条の背脂煮干しラーメ
ンか～、と余韻を感じながらお店を後にしようと
すると、店主の高崎さんが笑顔でご挨拶♪、ん、
地元に久々いいラーメン店ができた喜びを噛みし
めて、再訪を誓いました。

《味の評価》
・スープ◎
・麺◎
・チャーシュー◎
・他の具○

《全体の評価》
・外観○
・ボリューム○

以上