初夏の冷やしシリーズ第一弾は、恒例の｢冷やしピースらーめん｣……素材本来の美味しさを堪能できる秀逸な一杯！ : 平右衛門

東小金井と言えば、nonowaの｢くじら食堂｣
が全国的に有名だが、地元では油そばで人気
の高い｢宝華｣があり、そして今回私が訪問し
た｢めん屋平右衛門｣も隠れた名店と言ってい
いほどの実力店！、東小金井で美味しいラー
メン屋を私がオススメするとしたら真っ先に
｢めん屋平右衛門｣の名をあげます。

お店は東小金井駅中央改札を出て右手の南側
の出口から一本道で徒歩2分ほどの通り沿い
にあり、大きな垂れ幕の暖簾が目安になる。

店内はL字のカウンター席が12席あり、縦長
だが通路も広く窮屈な感覚はない。メニュー
は、らーめん、つけ麺など各種あるが、特徴
は、無化調、麺は北海道産ブランド小麦の自
家製麺、醤油は兵庫県の大徳醤油から特別に
仕入れている｢生醤油｣で、｢生醤油｣は生(き)
醤油ではなく、生(なま)醤油……火入れせず微
生物を濾過してボトリングしたもので火入れ
していない分酵母の風味が立ち、舌触りはよ
り滑らかでよりまろやかさもあるように感じ
ますが、品質が劣化しやすいため温度管理な
ど手間も掛かると、とあるラーメン屋の店主
から聞いたことがあります。

平右衛門の｢生醤油らーめん｣もその良さを存
分に味わえる一杯ですが、今回は初夏の限定
冷やしシリーズ第一弾｢冷やしピースらーめん｣
が狙い。ちなみに冷やしシリーズは第三弾ま
であったと記憶していますが、楽しみです。

さて、お店に到着した時刻は18時半頃、店内
先客は3名と比較的に空いていたが、平右衛門
の客層は地元の学生、リーマン、OL、家族連
れと幅が広く、閉店間際まで客足は途絶えず、
それだけ地元では根強い人気があります。

厨房は、店主とご母堂のお2人でのオペですが
途中からバイトさん？も加わり、これから混
み始めるんでしょうね、そういう意味ではこ
の夜の開店して間もない時間帯は狙い目のよ
うです。

食券をご母堂にお渡しし、暫し待ったところ
に｢冷やしピースらーめん｣のご登場！

見るからに緑一色で氷も入っているので冷え
冷え感があり、表層には香味油が浮かぶ。
具はローストポークとおぼしき豚肩ロース2枚
、炙りの入ったヤングコーン、絹さや、黄色
と赤色のパプリカ、玉葱のスライス、そして
たっぷりとグリンピースも入っている。

まずはスープから頂いてみると、グリンピー
スの甘味が口に広がり冷えているせいか風味
は穏やかだが、シンプルにして味わいが実に
いい。飲み進めると、甘味は素材から出る味
そのもので塩味(エンミ)はほとんど感じられ
ず、動物系の出汁感は皆無。魚介も節や煮干
なら風味を感じられるはずだが、出汁は隠し
味程度にしか感がない。言わば、グリンピー
スと水だけからとったような、シンプルなグ
リンピースの冷製スープのようにも感じられ
ます。

ただ薄味ではなくしっかりとした味わいで、
それなりに濃度があるのにざらつきも無く滑
らかで飲みやすく、そこに香味油もいい働き
をしているように感じるが、動物系のものは
一切感じられず、無色無臭の植物性油だろう
か？、スープと一体化していい味わいだ。

麺は中細ストレート麺。冷水でしめているか
らか麺肌はツルンとした滑らかな舌触りで、
歯応えはシコシコとしてコシが強く、喉越し
もすこぶるいい。また麺に旨味がのっている
ので冷製スープでも十分美味しく頂けます。
冷やしラーメンと言うよりは冷製パスタに近
いような独特な感覚があります。

具のチャーシューは、ローストポークだと思
うが、歯応えがあり肉の旨味がのった実に美
味しいチャーシューです。ヤングコーンは、
炙りが入って外側は香ばしく、そしてサクッ
とした歯応え、これも実に美味。

絹さややパプリカもフレッシュな生野菜の旨
味を損なわず、歯応えは固からず柔らか過ぎ
ずいい塩梅で、玉葱は薄くスライスされて、
サラダ感覚だけど甘味がのって美味しい。
野菜がこんなに美味しく食べれて、しかもグ
リンピースのすり流しスープにもよく合うん
ですよね～。ラーメンを食べてこんなにヘル
シーな気分になるのも滅多に無いことだが、
しかも美味しいからまた食べに来たい！とい
う気分になれます。

最後の一滴まで美味しく頂けて、初夏に相応
しい秀逸なラーメンに出会えて幸せな気分で
お店を後にしましたが、食べ終えて思うのは
いつもながら一つ一つが丁寧に仕込まれて、
全体の調和もとれた品格をも感じるラーメン
ばかりで、流石懐石料理20年の経験が活かさ
れた店主の腕の良さをまざまざと見せつけら
れたような感覚になりました。

次の冷やしシリーズはとうもろこしかな？(笑)
いやー楽しみだ！、ごちそうさま！(^^ゞ

《味の評価》
・スープ★★★★★
・麺★★★★★
・チャーシュー★★★★★
・他の具★★★★☆

《全体の評価》
・ビジュアル★★★★★
・ボリューム★★★★☆
・トータルバランス★★★★★

以上

帰宅途中、久々に東小金井の｢めん屋平右衛門｣に
お寄りしました。一年振りの訪問ですが、この日
は限定の｢とろろざるらーめん｣が狙いです。

｢平右衛門(ヘイエモン)｣という屋号は、江戸時代
に府中の代官として活躍され、この小金井の地で
は小金井桜や玉川上水の堤防工事を指揮したこと
で知られる川崎平右衛門の名から取ったのではな
いか？と思われるのですが定かではありません。
個人的には大阪の｢金久右衛門｣と響きが似て好き
なんですよ！(笑)

ところで東小金井と言えば、ラーメンフリークの
間では｢くじら食堂｣が有名ですが、｢めん屋平右
衛門｣は、その料理のレベルの高さに比べて一般
的な知名度の低の低いことが不思議でなりません

ラーメンの路線は、秋葉原の｢くろ喜｣、東中野の
｢メンドコロkinari｣、八王子の｢ほっこり中華そば
もつけ｣と同様、店主の料理人としての力量が光
り、一般的なラーメン屋のカテゴリーで括ること
のできないほどの特別な存在なのです。

さて、お店は、JR中央線の東小金井駅南口より南
へ徒歩2分ほど……

店内にはいると、カウンター席のみ12席あります
が、先客は1名、後客は2名とこの日は意外と空い
ていました。駅の南口周辺では、ラーメンと油そ
ばで有名な｢宝華｣と並んで地元でも根強い人気が
あります。

券売機で狙いの｢とろろざるらーめん｣のメニュー
を探しましたが見つからず、厨房におられる店主
さんにお聞きしたら、何ともう終了しています！
とのこと（泣）……、前回も夏の限定メニューが
終わっていて結局ノーマルなつけ麺を食べたなぁ
……と思い返しながら何を食べようか？と虚ろな
眼でメニューを眺めていたら……おっ！……限定の
｢冷やしらーめん｣なるメニューがあるではないで
すか！、もうこれでいこう！と即決して食券を購
入し、空いている席に座り、店主さんに食券をお
渡しすると、スープは醤油か塩を選べるようで、
醤油でお願いしました。

ちなみにレギュラーメニューですが、ラーメンは
｢生醤油｣、｢塩｣、｢魚介豚骨｣の3種、つけ麺は、
｢魚介豚骨｣と｢生醤油｣の2種で不動のラインナッ
プ……また、デフォにチャーシュー増し味玉付き
は｢特製｣と一般的に呼ばれますが、こちらでは
｢オールスター｣と名付けられており、言われてみ
れば、特製よりオールスターの方がわかりやすい
ですね！(笑)

さて、こちらの特徴の一つは自家製麺にあり、
ラーメンは細麺、つけ麺は太麺で使い分けされて
ますが、同じ太麺でも｢生醤油つけ麺｣にはスープ
が絡みやすいように手揉みで縮れを入れる工夫を
されています。この麺がほんと美味しいんです！

もう一つの特徴は、何と言っても生醤油です！
兵庫県の大徳醤油製に拘って使い続けておられる
が、昨今醤油は様々な種類をブレンドされるお店
が多い中で、ここで頂く大徳醤油の生醤油は、火
入れしていない熟成したもろみの旨みがじっくり
味わえて、日本人に生まれて良かった！、と思え
る瞬間でもあります。(笑)

さて、厨房には店主さんとご母堂が立たれていた
のですが、ご母堂のお姿は見えず、代わって若い
男性スタッフがおられて、内情はわかりませんが
、一時期店主さんは怪我で休業されていた時期も
あるので、今に至って営業的に安定されたのだと
思いたいですね。

待つこと5分ほどで｢冷やしらーめん｣のご登場！

外観すると、麺鉢は冷やしらーめんに相応しい透
明なガラス製で中には氷も入って涼しげ！
そして具は、茄子、レンコン、さつま芋、椎茸、
温泉玉子、胡瓜、チャーシュー、メンマ、茗荷の
9種……と豪華ですが、ラーメンの具にさつま芋が
入るのは珍しいですね～。

さて、まずは冷え冷えのスープから頂くと、うぁ
ーきたきたー、鯖節！！、キレッキレの鯖節はま
るで煮干しのような存在感があり荒々しささえ感
じますが、これが甘みのような旨みの強いまろや
かな生醤油だからこそ活きてくるようにも思えて
なりません。また、冷やしだからこそこのキレ味
がいい塩梅でくどさを感じず、めちゃめちゃ美味
しい！(笑)、そしてこれはアニマルオフだと思い
ますが、醤油と魚介出汁のみだからこそさっぱり
とした味わいの中に醤油の旨みとコク、前面に出
てくる魚介出汁で物足りないなんて言わせない！
と鯖が訴えてくるような感覚になります。

これが鰹節だと上品ではあるけど、うどんや蕎麦
のつゆのように優しくなり過ぎてしまうのではな
いか？と思えて、鯖節で正解！(笑)

そのスープに合わせる麺は白色の映える中細スト
レート麺……麺は柔らか過ぎず固すぎず、しなやか
にしてモチっとして弾力もあり、麺肌は滑らかで
喉ごしもいい。スープの持ち上げもよく、淡麗な
スープとの相性もいいから箸は止まらずあっとい
う間に平らげてしまうほどに旨かった！

この麺は、｢春よ恋｣、｢はるきらり｣、｢きたほなみ
｣など国産小麦のブレンドだそうで、店主さんの
麺への拘りも感じられる絶品麺です。

さてさて、次は具のオンパレードや～♪(笑)

まず、｢茄子｣は油で素揚げして煮浸しにしてあり
ますが、油が染みて柔らかく程よい食感でみずみ
ずしさのある美味しい1品！、夏は茄子やね！^^

｢レンコン｣は甘酢漬けされて、この味付けがたま
らんけど、食感も固すぎずシャキッとしてほんま
にええ塩梅！ｸﾞｯ！^^b

｢さつま芋｣はクチナシで色づけされてるからか、
照りのある見映えからしてそそられます。その味
もレモン漬けされてるから甘すぎず、レモンの酸
味がまたええ塩梅！ｸﾞｯ！^^b

｢椎茸｣は甘辛煮してあり、これもほんまにええ味
わいで美味しいわ～♪

｢温泉玉子｣は、とろんとろんやね！、白身も黄身
も一体化するようなとろとろ感でたまらんで～w

｢胡瓜｣は、昆布の立て塩で味付けしてまんのや～
塩の塩梅もええ感じで薄切りやし食べやすさも
ええな……酒のアテにもええかな(笑)

｢チャーシュー｣は、スープ同様大徳醤油さんの
生醤油漬けしてまんのや～、仄かな甘味があり、
またしっとりとして、エロ～美味しい！(^^;)

｢メンマ｣は、胡麻油が利いて細切りでシャキシャ
キとした食感がええアクセントになってます！

トリは｢茗荷｣やで～、風情もあって、食べ過ぎる
と物忘れがひどくなるかも？と店主さんおもろお
かしく言うてますが、ご安心下さい！、もう物忘
れ酷くてこれ以上酷くはならんやろ～(^^;)ゞ

いや～、わざわざ限定のためにこんな手を掛けて
まで作りはる店主さんの心意気が素晴らしい！
また、食べに来ます！(^^ゞ

最後はエセ関西弁で失礼しました！(^^;)(;^^)

《味の評価》
・スープ◎
・麺◎
・具◎☆

《全体の評価》
・外観◎
・ボリューム◯

以上

〈2017.8訪問〉
今日訪問したのは、東小金井の｢めん屋平右衛門｣

地元では｢くじら食堂｣に並ぶ実力店でありながら
前回訪問したのはもう２年以上も前だから随分ご
無沙汰してしまったことになる。その理由が駅南
口にあると言っても皆さんにはピンとこないと思
います。

私自身にとってここは地元同然なのですが、駅南
口はかつて踏切りがあった時代（現在は高架線）
、有名な武蔵小金井駅の開かずの踏切りのお陰で
東小金井駅付近まで踏切り待ちで渋滞となること
暫し❗、それゆえ中央線の南側へ出ることはなく
高架線ができて自由に行き来できるようになった
今でもこの２年間で東小金井駅の南口へ出たのは
、｢めん屋平右衛門｣と油そばで有名な｢宝華｣へ行
った時の２回のみ。汗

この日は、北口のパーキングに車をとめ南口に向
かうとやたらと人が多くなんだろう？と思ったら
夏祭りですね～。夜８時過ぎだから帰る人の群れ
を避けながらお店に向かいました。駅からは徒歩
１、２分、お祭りをやっているグランドの目の前
が｢めん屋平右衛門｣です。

お店に到着すると、混んでるもののカウンター席
には若干余裕あり一安心。早速、券売機を前にし
て狙いの期間限定冷やしメニューを探しますが・
・あれ～無いな～汗、残念だけど無いとなったら
頭を切り替えましょう❗(笑)

こちらのグランドメニューは、｢生醤油ラーメン｣
、｢塩ラーメン｣、｢魚介豚骨ラーメン｣、｢生醤油
つけ麺｣、｢魚介豚骨つけ麺｣といったラインナップ

前回は｢生醤油ラーメン｣を食べ、生醤油の旨味溢
れるスープに唸りましたが、今回は塩か魚介豚骨
という選択肢もあったけど、２年前のあの生醤油
をまた味わいたいと思い、生醤油ラーメン・・い
や、｢生醤油つけ麺｣にしよう❗、土壇場でよく心
変わりするいい加減な男です。(笑)

食券を女将さんにお渡しし、待つこと７分ほどで
｢生醤油つけ麺｣ご登場❗

つけ汁は一面白ゴマで中が見えない！(笑)
白色の綺麗な麺皿には茶褐色の平打ち麺が映えて
実に美しいコントラスト。そこにチャーシューは
豚肩ロースの低温調理と思われるレアチャーシュ
ーに、ローストされたような側に焦げめのある豚
バラチャーシューの２枚、存在感あります。
他には、色の濃いメンマ、カイワレ、海苔といっ
た構成ですが、盛り付けも綺麗でシンプルながら
ボリューム感もあります。

まずは麺から頂いてみると、ウエーブ掛かった平
打ち麺は、ピラピラ麺ではなくどっしりとした重
みを感じるような噛み応えのある麺で、小麦の風
味も強く麺肌は滑らかで喉ごしもいい。実に美味
しい麺です。

こちらは、ラーメンの種類によって麺を変えるほ
ど麺に拘りがあるのですが、2015年10月から自
家製麺に転換したようで、前回はそれ以前に食べ
たので、今回初めて自家製麺を頂きましたが、他
では食べたことの無い独特な麺ですね～。

しかもこの茶褐色のような色は何だろう？、使う
小麦は北海道産中心に国産のみで無添加にも拘る
平右衛門さんだから、この色が気になってしょう
がない。(笑)

全粒粉だと皮を挽いたものが粒々状に見えるはず
だがそれもない。ふと思い浮かぶのは、地粉の武
蔵野うどん、ラーメンでは｢中華そば みたか｣の
蕎麦のような麺然り、地粉色のようにも感じるけ
ど実際は何なのか？気になって眠れなくなりそう
です。(笑)

その麺をつけ汁に付けて食べてみると、ズルズル
っと涼しげないい音を立て、つけ汁を絡めて食べ
る麺がまた旨い❗、つけ汁は淡麗な醤油に魚介出
汁中心の和風つけ汁だが、この生醤油がやはり旨
いなぁ。醤油の麹でしょうか、醤油本来のいい香
り立ちと滑らかで甘味の強い味わいはちょっと他
店にはない独特のものがあります。魚介出汁も和
風感漂い、一味等で程よい辛味のアクセント、そ
こに白ゴマの風味も加わりたまりませんね～。
また、つけ汁には甘煮のしいたけも入ってこれが
生醤油のつけ汁によく合う。そして圧巻は小皿の
おろし生姜、これがトドメを刺すようにつけ汁の
味わいを引き締め、ぐっと和風感も前面に出てき
ますね～。いや～美味しい♪

ちなみに、醤油は兵庫の｢大徳醤油｣製でこちら専
用の仕様で仕入れられているとのこと。

この但馬で育まれた生醤油は濃厚ながら後味はさ
っぱりとした感じで麺との相性もいいので箸をと
めることなく一気に食べ進められます。

次に具のチャーシューですが、豚肩ロースのレア
チャーシューはしっとりとして味付けは薄くレア
な肉の旨味が存分に楽しめます。その逆に火の通
った豚バラチャーシューは脂がのった豚バラ本来
の旨味を堪能でき、いいですね～。

メンマはしっかり味付けされシャキシャキ感もあ
ってこれも美味しく、程なく完食。

残ったつけ汁は、そのまま生醤油の旨味を最後ま
で味わいつつ、完飲しました。

これはまた来るしかない❗、そう思いを新たに
平右衛門さんを後にしました。

《味の評価》
・つけ汁◎
・麺◎
・チャーシュー◎
・他の具○

《全体の評価》
・外観◎
・ボリューム○

以上

日曜の昼時、東小金井駅に寄る機会があり駅付近を散策していたところラーメン店の看板を発見！
平右衛門さんです。東小金井と言えば、くじら食堂さんしか知らなかったのですが、スマホで検索すると、評価が高く、メニューに生醤油ラーメンがあることを知り、無性に食べたくなりました。

ただ、30分前に牛丼を食べたばかりで空腹という訳ではないので近くの公園で少しお腹を空かしてから再度お店に向かうことにしました（実は小食なのですがラーメンだけは別腹です（笑い））

更に30分後、既に昼時を過ぎていますがお店に入ると店内はほぼ満席状態… 券売機で生醤油ラーメンを選択しカウンター席に着席。券を差し出すと、「麺は大盛もできますがどうされますか？」と大将のご母堂とおぼしき方に聞かれましたが、さすがに大盛は無理だったので、並にしました。ただ、生醤油ラーメンの大盛が並と同じ値段（700円）で食べれるというのは
良いですね～（CPはGood!）

ラーメンが出来上がるのを待つ間、厨房内を見ていると、恰幅の良い大将と女将とおぼしき方がいますが、ラーメンを作られているのはほとんど大将１人ですね… ただ、非常に手際よく動かれていて、テボを3つ同時に手に持ち湯切りしているのにはビックリしましたが、一方で麺は一つ一つゆで時間を計測し、且つ麺を箸で掬い上げ目でゆであがり状態をチェックするほど木目細かい…
スープは注文ごとに出汁と醤油を合わせて仕上げ、チャーシューは注文ごとに塊をカットする手間の掛けよう… 実に大胆にして繊細な職人技と職人気質に感心してしまいましたが、ラーメンの出来上がりが待ち遠しくなりました。

ほどなく生醤油ラーメンが着丼。ラーメン鉢の中は透き通った綺麗な醤油スープで実に美味しそうですね… スープの上には大判のレアなチャーシューと小さめのサイズの2枚、メンマ、海苔、ネギも定番ですが、ネギは細長くカットした白髪ネギが盛り付けされています。

早速スープをー口飲んで見ると、いや～生醤油の実にまろやかな味わい… そこにいきなり煮干の風味…苦味の無い煮干の旨みだけが引き立っています。何杯かスープを口にすると、今度は節の風味がしてきました。これも良い風味です…たまらないですね～ しかし、主役はやはり生醤油…生きた酵母菌で火を入れていない上に塩分以外無化調なので魚介系の出汁をオブラートに包むようなまろやかさと何と言っても後味が最高ですね…

麺はストレートの細麺にしてスープによく絡みます。実に良い麺ですね～ 固さも程よいです。
小振りのチャーシューは厚みがあり、味付けはあまり感じませんが肉本来の旨みを感じます。大判のチャーシューは薄目ですが、肉の繊維質がしっかりと残っていてこれまた肉本来の旨みと噛みごたえがあります。まるでローストビーフのよう…

美味しいラーメンに舌包みしていると、あっという間に一滴残らず完食! 実に美味しいラーメンでした。東小金井にこんな美味しいラーメン店があるとは地元に近い住民として恥ずかしい限りですがラーメン好きなら一度は食べるべき逸品です。