東小金井：リゾットを中心に色々並べる会 : La Bergerie

2020.03
　純正イタリアンなら武蔵小金井のカンパネッラが地域最強ですが、伊仏ミックスのビストロとしてはベルジュリーが凄い、ということでリゾットを主菜にしたグループ会を開いてみました。
　お任せ大皿料理のコースなので、写真の各皿を４人でシェアする会です。

◆カルパッチョ
　白身魚(鯛かな)、その上にたっぷりの玉ねぎとカイワレが乗った一皿。
　ハーブ感のあるドレッシングが独特で、レッドペッパーも絶妙なアクセントです。
　期待が高まるキックオフ。

◆トリッパのトマト煮込み
　定番料理ですが、今回の煮込みはメチャ美味い。
　厚い部分と薄い部分の食感が綺麗に揃っていて、丁寧に仕込んでくれたことが分かります。
　煮汁は色は濃い目ですが出汁感の強いグイグイ飲める系で、嬉しい２皿目。
　　
◆グラタンキッシュ(仮称)
　すんません。名前はよく分かりません・・・
　見た目はキッシュ、でも中身はグラタン、でも底の方はサクサク生地。
　メンバーが「これ何だべ？ でも美味い・・・」と目を見合わせながら食べ進みますが、気づいたら無くなっている不思議な料理でした。

◆サラダ
　りんごをアクセントにしたサラダです。
　素直に美味い一皿。　
　
◆ガーリックバタートースト
　見た目は普通ぅーー、でも食べてみれば別物と分かります。
　染み出すバターと香るガーリックのバランスが抜群。

◆イカスミリゾット
　当夜のメインと決めていたリゾット、その１はイカスミです。
　出汁にイカ墨を効かせ、具に柔らかいイカをたっぷり、アクセントにトマトを乗せるオーソドックスレシピですが、期待通りの美味さ。
　地域では圧倒的な完成度でした。

◆ポルチーニ茸のリゾット
　リゾットその２はビアンコで。
　出汁が効いていて、でもってポルチーニの香りが綺麗の乗った二層仕立てのメチャ美味の一皿でした。

◆フィレステーキ
　リゾットで〆かと思っていたら予想外の肉、白いのはマッシュポテトです。
　肉質も焼き加減も絶妙、メンバーが素直に唸る一皿でした。

　という感じの大皿コースでした。
　今回のコースは飲み放題付４５００円(税別)に追加料金を入れてリゾットを追加、かなり満足感の高い仕上がりにできたと思います。
　やはりベルジュリーは凄い。
　機会がありましたら、ぜひ・・・

２０１２年１１月

　少し短文で。
　２０１２年黄金丼の二軒目はベルジュリーです。
　前年度東の横綱、今回も流石の一杯でした。

◆亀戸大根とキノコのリゾット（￥１，０００）
　日替わりと思われる江戸東京野菜、当日は亀戸大根のようでした。
　賽の目切りしたそれを大量に混ぜ込み、三種のキノコ（しめじ、えのき、しいたけ）と合わせたリゾットです。
　チーズも使われていますが２０１１年に比べて「軽め」で、薄く糸を引く程度のイメージです。
　仕上げに黒コショウとオリーブオイルをかけて完成。
　具の野菜類への火の通し、米の歯ごたえの残し方、味付けのバランス、いずれも完璧の素晴らしい一皿でした。

　やはり今年もベルジュリーは素晴らしい。
　ぜひ機会を作ってお試しいただければと思います。


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2012年3月

　基本的に夜営業のベルジュリーですが、ランチ会を調整すれば対応してくれます。
　今回は\1,500のミニコース（前菜＋メイン＋デザート）にリゾット等を適宜追加、ワインを●本開けました。

◆前菜盛り合わせ
　鶏レバーの生姜煮、ホッキ貝のサラダ、海鮮類のキッシュを盛ってくれました。
　レバーは強めに煮込んでいますが細く刻んだ生姜との相性が上々でした。
　サラダは少しドレッシングが強く感じましたが面白い味です。
　そして海鮮キッシュは温めて出してくれたので、具の風味が素晴らしい。
　温める一手間を当たり前のようにかけてくれるところがベルジュリーの人気の所以だと思います。
　
◆ポークピカタ
　結構分厚く切った豚肉をピカタにしてくれました。
　デミ系ソースとの相性が上々で赤ワインが進みます。
　付け合せのマッシュポテトと菜の花も丁寧に調理されており、旨味がしっかりありました。　
　肉の下にリゾットを忍ばせておくあたりも、さすがベルジュリーだと思いました。

◆（追加）リゾット２種
　デザートに行く前に、黒板に３種書かれていたリゾットから、２種類（フキノトウのリゾット、イカスミのリゾット）を注文です。
　少し前の黄金丼フェアでリゾットの完成度の高さに驚いたのですが、今回も素晴らしいものでした。
　特にイカ墨のリゾットは、コクを強調しながらもベース（ブイヨン系）をしっかり舌に乗せてくれる極上の一皿でした。　

◆（追加）生ハム＆チーズ
　結構腹が膨れていたのですが、ワインが残っていたので更に追加です。
　流石に自家製とはいかなかったようですが、ジューシーさがしっかり残っていた生ハムは管理の丁寧さを証明していると思いますし、チーズも淡麗系ですが美味いものでした。　

◆ブランマンジェ苺ソース乗せ＆珈琲
　やさしい味のブランマンジェに、自家製の苺ソースをかけてくれました。
　苺ソースは酸味と甘味をしっかり立ててくれたもので、かなり気に入りました。


　ふと黒板を眺めると、開店当初に比べて料理の種類が確実に増えています。
　ワインリストもますます充実しており、完全にトップギアに入ったベルジュリー、東小金井の伊仏系ビストロとして超お勧めです。
　学生さんカップルにも人気であり満席状態が多いと思いますが、昼も夜も予約が可能です。
　ぜひ機会を作ってお試しいただければと思います。


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2011年11月
　２０１１黄金丼の三軒目はベルジュリーです。
　開店当初の混乱を抜け出た後は圧倒的なクオリティの料理を出し続けている店ですが、今回も期待通りすばらしい一皿でした。

◆ゴルゴンゾーラとしんとり菜のリゾット（★4.9）
　リゾットの生命線は米の歯ごたえと味、そしてベースのスープの美味さだと思っています。
　米への火の通しは素晴らしく、絶妙の歯ごたえの後にしっかりと米らしい甘さを感じさせてくれます。
　ベースのスープも相変わらず素晴らしく、今回は更にゴルゴンゾーラチーズとの相性も抜群でした。
　そして江戸東京野菜のしんとり菜はみじん切りにされ絶妙のアクセントになっています。
　リゾットとしては非常にシンプルで、今回の具は「しんとり菜」だけです。
　ですが、シンプルなのに完成度が高い一皿は逆に、「凄い美味さ」をストレートに感じさせてくれます。
　他の新店を試してみるまで何とも言えませんが、ある意味、前年度王者のくりやぶねとカンパネッラの上を行っていると思います。
　今回のフェアにおける「絶対のお勧め」だと思います。

◆アジの香草焼き（★4.7）
　切り身が２・３切れかと思っていましたが、丸ごと一尾でした。
　結構巨大な味の皮には香草が擦りこまれ、素晴らしい風味付けでした。
　焼き具合も抜群で、「さすがベルジュリー」という一皿でした。
　少し意見が分かれそうなのが、擦りこまれていた以外に、デイル等の香草が生のまま添えられていた点です。
　個人的には「香草は火を通した方が美味い」という主義ですので、若干の疑問を感じました。
　もちろん生でも美味しい香草ですので丁重に分解の上で魚と一緒に口の中に入っては行きましたが・・・
　この皿もお勧めです。

　総合的には、地域トップレベルの完成度の料理を出してくれる店だと再確認しました。
　特に、今回の黄金丼は「素晴らしい」の一言です。
　ぜひ機会を作ってお試しいただければと思います。

(独り言)
　いやー、しかし黄金丼の事務局サイドがこの店を口説き落とせるとは想定していませんでした。
　「参加してくれたら嬉しいな。でも手がかかった料理を出す店なので現実的には参加は困難だろうな・・・・」と思っていただけに驚きです。
　事務局の担当者の方に心から敬意を表します。
　と同時に、このレベルの店が今後さらに多くフェアに参加してくれることを願います。