ヒガコに根付いた 穏やかな蕎麦屋 : 信濃屋

相方のワンちゃんのレビューで 気になってたココんち。

平日の夜。
入るとご主人がお食事中・・・すいません、ごめんなさい・・・違う時に来た方が良かったかも？
テーブル3卓だけの小さい店なんでしょうがないと思うっス。

壁には、紙に書かれた短冊とテレビが昭和な雰囲気を醸し出すな・・・薄型テレビだけど。

相方のレビューで カツ丼ともりの具合は分かったけど、それなら俺は、
親子丼セット かけそばで！￥900
品書きでは、もりそばになってるけど、かけにもできる。個人店ならではの細かい配慮・・・と言いたいが、蕎麦屋だからな。
これができない蕎麦屋には行かんほうがいい・・・と思うっス。

客は、自分一人。少し時間かかって 15分ほどで到着。

かけそばは、本当のかけ蕎麦。少量のネギ以外何もつかない潔さ！
江戸っ子は、野暮なごちゃごちゃを嫌うんだ ベランメエ！・・・誰も なんも 言っとらんし(笑)

あっつあつなのも 江戸っ子好み！ ぬるいとか 冷ますとか 半端はいけねえ！ あっつあつが大好きなんでえ！l
だから、何も言うとらんがな(笑)σ(￣∇￣;)

かけそばの蕎麦は、蕎麦自体の 香や喉ごしの良いという感じは あんま 無い。
かけそばにすると、蕎麦の香は薄くなるけど 水で締めないんで 蕎麦とツユのコラボが重要になる。

ツユは、ツユが若干薄い(薄味という意味じゃなく)ような気もするけど 蕎麦とのバランスは悪くないっス。

ただ、カエシが主張するわけじゃなく、出汁の味が 強く押し出してくるわけでもない、カエシと出汁の取り方の(濃さ)の バランスで食わせるタイプと言っていいかな。

お互いに主張し合わないんで穏やかにまとまってんのな。
悪くはないが・・・今ひとつ 物足りない？？

じゃ、もう一方の主役親子丼は・・・

ん！コリャ、悪くない！
玉子は中まで火が通ったものだけど カエシの味と絶妙にマッチ！
味付けに使われてるカエシは、蕎麦のものと同じみたい。

やや濃いめの味付けはで 甘みや辛さが主張するタイプじゃなく 醤油と味醂のハーモニーがベストバランス、かけそばに比べ鰹の風味が 追いかけてくるっス。
この親子は気に入ったっス。玉子は あくまで 火が通ったタイプだけど。
玉子がとろふわだったら もっと良いかもしれないけど、半熟だと 玉子の黄身の味が主張し過ぎて バランスが崩れ、カエシが弱めに感じるかも。。

味噌汁が すげ〜湯気！飲むと コレがアッチ〜〜！
かけそばなんで 味噌汁が必要かどうかわからんけど 豆腐にわかめネギと具材の役者は揃ってて、具沢山。
味噌 出汁共に薄味。若干薄いのを除けば、この味噌汁は美味い・・・蕎麦屋で味噌汁褒めてどうする(笑)

ここの味は、全体に濃い味じゃなく、バランスがいいのが特徴かも。

さて二日目、
相方が 天ぷら旨しと言っていたので、旨いのは間違いないと思うっ！！やっぱ、相方は全面的に信用せんと！！(そうなんだ・笑)

ココは 違うものを・・・濃屋うどん(関西風) ¥800 +大盛￥100
待つ事 15分。卵を溶く音が聞こえたと思ったら 間も無く着丼・・・ありゃま、コリャ意外な展開！

女将さんの説明によると 豚を玉子でとじたものらしい・・・関西でいう 木の葉うどん？他人うどん？

とにかく先ずツユを一口・・・？？？・・・最近、濃い味ばかり食ってるせいか 薄く感じんのかな・・・。

いや、コレは薄い・・・ってか、相当薄い、元関西人が薄味っていうくらい薄い！
出汁の味が強く主張しないため 余計薄く感じんのな。

うどん自体は 柔らかなもの。コシや喉ごしで食べさせるタイプじゃないっス。
薄手の出汁とベストマッチ・・・と言いたいけど、どうにも薄い・・・はっきり言えば、薄すぎる！塩分濃度自体が低すぎる！

関西のほうが塩分摂取量が東北より多いのは周知の事実。
塩をわざと立たせる調理法もある。でもそれは、モツなんかの癖のある素材の場合っスね。

薄口醤油をうまく使えば円やかで、かつ塩の立たない汁になるとおもうんだけど、どうも関東じゃ白出汁とか薄口醤油を使わないのな。
関東人が考える 関西風って感じ。今じゃ東京でも関西の味が食べられるのでこれだけじゃちょっと辛いっス。

武蔵野/三鷹から小平/東久留米あたりにはうどんの名店が多いっス。
コレで その名店と競合するのははっきり言って難しいか？

さてさて、相方のメニューと見比べて、オススメは・・・となれば、天もりが一番のオススメだろうか？
親子丼、玉子丼もいいんじゃないか？
天ぷら定食もいいかもしれない。

ある意味 味付けに若干の古さを感じるとこも含めて、地元に根付いたお店と言えるっス。