青砥に咲いた小さな釣鐘草に幸あれ : パティスリー カンパニュラ メデュウム

【再々訪 2016.7.20】

衝撃だった瀬戸内レモンのシュークリームとの邂逅を求めながら早くも一ヶ月近く経過。やっと時間ができたので久々に訪問してみました。

夏ならではの新商品もあるかしらと期待しながら暑さがピークの14時過ぎに到着すると、やっぱり先客がちらほらと。相変わらずの人気で何よりです。

ショーケースに目をやるとお目当ての瀬戸内レモンシュー様と久々のご対面。そちらを2個に看板商品のこんがりシューを1個。新商品のコーヒーゼリーも1個追加して税込合計1000円でした。

帰宅してゼリーから食べてみる。粉ゼラチンの含有率が高めなのか滑らかさよりも食べ応えを重視したような食感。コーヒーの風味も濃い目で甘さも抑えられ、大人・男性向けでしょうかね。自分は元々得意でないので一度でいいかな。

続いて一ヶ月ぶりの瀬戸内レモン。うーむ、もう見事というしかない完璧に近い旨さ！単体なら星4.5以上の価値ありです。これぞアンフォゲッタブル、忘れられない鮮烈な記憶として五感に残り続けるに違いない！こんがりシューも食べ応えバッチリでした。

尚、新しいサービスも始まっていました。雨の日には10％引き、気温30度を超える13〜16時にシュークリームを4個買うとさらに1個が付いてくるそうな。全く嬉しい配慮ですし気温と共に此方の人気も益々上昇して欲しいもの。サービスの併用は不可、雨か暑さか何れかですね。

8月は毎週火曜の定休の他、22日（月）〜26日（金）まで夏休み。遠方から来られる際にはご注意下さい。本当に今回も安定の旨さでした。今後の新商品にも期待しています、ご馳走様でした。

【再訪 2016.6.30】

17時の閉店間際、時間ができたので未食のマンゴープリンをゲットしようと訪問。

案の定、ほぼ売り切れでマンゴープリンとキャラメルプリンが若干残っていたきり。
其々一個ずつで合計600円。入れ替わりで入店した女性は品切れにがっかりしたかも知れませんね。確実に手に入れたい方はお早めに。

そのマンゴープリンですが、なるほどほんのりココナッツの香りがする。
この組み合わせは良く見かけるけれども、もう少しココナッツをガッツリ使うかマンゴーのみで勝負するか、個人的にはそんな思い切りの良さが欲しかったかな。

それでも美味しいことには変わりがない。濃厚な口当たりのキャラメルプリンと共に堪能させて貰いました。
また一押しの瀬戸内レモンのシュークリームを買い求めに馳せ参じましょう。どうもご馳走様でした。

【訪問日 2016.6.25】

京成立石で名を馳せた人気スイーツ店・カンパニュラが装いも新たにマイホームタウンに降臨してくれました。

諸般の事情か生ケーキや焼き菓子類が無くなったのは残念至極ですが、手間暇かけて作られたシュークリームとプリンが近所で手に入るのは実に有難い。やっと時間ができたので訪問してみました。

最寄駅は京成押上線・青砥駅。一つしか無い改札を出たら直ぐに右に曲がり、左手のロッテリア、右手のヴィドフランスを過ぎて階段を降りると真正面がスーパーマーケット・リブレ京成。その真上が線路に当たります。

そこからリブレ入り口左端に出て、さらにそのまま右手に高架橋を眺めつつ1分ほど歩くと到着。地元民には居酒屋・千年の宴、若しくはTSUTAYAの直ぐ傍、と書けば伝わるかしら。

小さな店内は既に先客4人で満員、5人目からは外待ちです。メデュウム＝ミディアム、中規模店舗という訳か。
ラッピングに相当な手間暇をかけている為にレジ前の渋滞が中々解消しませんが、人形町の人気店・シュークリーのうんざりするような行列を思えば何てことはない。

商品はシュークリーム、プリンが3種類ずつの少数精鋭。各々の特徴は先達レビュアー様が詳しく書かれているので割愛しますが、ポーションは小さめでも味そのものは総じて本格派。今回はマンゴープリンを除いた5種類を購入、税込合計1300円でした。

一押しは瀬戸内レモンのシュークリーム。一口目から鮮烈で品の良いレモンの香りが口腔いっぱいに広がります。コクのあるクリーム、丁寧に焼かれたシュー生地とのバランスも見事で、スイーツ好きには是非とも試して頂きたいものだ。

どの品も自分のおやつにすれば充分満足でき、お土産にすれば喜ばれること必至。青砥駅界隈には此方のような店が皆無に近かったので嬉しい限り。
実際、会計を済ませた時点で5組位の行列が出来ていました。旧店舗時代からのリピーターも相当居られるはずですし、人気はどんどん上がることでしょう。

店名のカンパニュラは釣鐘型の紫色の可愛い花ですが、その花言葉は「感謝」だとか。
旧店舗ホームページにも記載の通り、お客様への感謝の気持ちを忘れず、新鮮な卵・牛乳・小麦粉等、吟味された確かな素材のみ使うという真摯な姿勢を、私は讃え応援したい。

利潤追求が第一で客への配慮そっちのけの飲食店が蔓延る昨今だからこそ、此方のように真っ当な店の希少性は益々高まるはずです。
ともすれば見過ごされがちなロケーションにひっそりと、しかし誇らしく健やかに咲いた青砥の釣鐘草カンパニュラ。どうかその未来に幸多からんことを。