いつまでも飲み続けられる渾然一体のスープ。子供たちも完食です。 : ともゑ

＊塩中華そば＠700円
味玉は終了でした。

■この日の状況
６月下旬の霧雨降る日曜日。
１３時に息子２人（高一と中一）を連れて３人で訪問。
待ち人はなく、席もちょうど３つ空いていてすぐに入店できました。

入ってすぐ右側にある券売機で食券を買います。
ちなみにこの券売機の横にダストシュートがあり、
使ったティッシュなどはこちらに捨てるシステムです。

この日は味玉が終わってしまっていまして
残念でした。

食券を買い席に着きます。
隣とは少し広めになっていてゆったり座れます。

調味料が並んでいる横には蓮華が入った器がありますが
蓮華には布がかぶせられています。

お水はセルフ。
お水の下には滑り止めがあります。
調味料の説明などもそうですが相変わらず細かな気配りが見えますね。

清潔感のある店内。
整然とに並べられている調理器具。
店内が凛としていて子供たちも思わず小声になっています。

■この日、注文した料理
＊塩中華そば＠700円（３人とも同じ）

作る姿もやっぱり丁寧で真摯にラーメン作りをされている感じが
ひしひしと伝わってきます。

そんな作る姿を見ていますと
体感５分でラーメンが提供されました。

透明感のあるスープです。
スープの量が麺とのバランスぎりぎりしか入ってないのが恨めしい。

子供たちも一口飲んで「美味しい！」
「塩加減がちょうどいいね」などと言っております。
ちなみに子供たちは妻の薄味にならされております。

では僕もいつも通りスープから。
１年以上前に飲んだスープを思い出し、あ～、これだったなと感じます。
何が前に来るとかではなく、渾然一体となったスープ。
２種類のスープを行平鍋に入れ、強火温め、
丼にも２種類のタレを丁寧に入れておりました。
そのスープが何とも澄んでいていつまでも飲んでも飽きない。

■麺と具材
麺は白色の細麺。スープに合っています。
低温調理のチャーシューは濃い味付けではないですが
ほんんり甘みがあり、香ばしいと言うか柔らかな燻製のような味付けがあります。
（ちょっと表現が合ってないかもですがほんのりと良い香りがします。）

赤い海藻は少しぬめっとした食感に海の香。
水菜かな、はそれほど強い味はしません。
細切りのメンマも薄味で全体にバランスを保っている感じです。

子供たちもスープまで完食し、満足しておりました。

最後は「また宜しくお願いします」とダンディーで丁寧なマスターに
見送られました。

■この日の状況
春の陽気でぽかぽかとした日曜日です。
お昼の11時半過ぎに一人でお伺いしました。
先客はお一人です。

お店に入ってすぐに清潔感があるなと感じました。
席についてもコップ、そしてレンゲにかけられた布。
用意されている塩のエキスなど調味料や「お願い」が書かれているポップ。
店主のきめ細やかさを随所に感じます。

■この日注文した料理
塩中華そば玉子入り＠800円

いつも通りまずはスープから。
優しい味わいのスープです。
何かが自己主張してない全体が一体感のあるスープ。
やもすれば弱く感じてしまうかもしれませんがぼくは好きです。
薄く感じる方のために塩のエキスも用意されています。

■麺と具材
麺はストレートの細麺。
小麦の味がよく感じられます。
茹で加減はやや硬めですね。

チャーシューは低温調理で味付けは控えめ。
歯ごたえがしっかりあります。

細切りのメンマもシャキシャキ食感。
面白いのは赤い海藻。赤とさかでしょうかね。
ほんのりと塩分が感じられスープに合っています。

また、緑の葉物は豆苗ですかね。
こちらも良いアクセントになっています。

玉子は味付けが濃く単体としては美味しいです。

■繊細で几帳面
店主はまず、麺を袋から取り出し、茹でるための湯を再沸騰させます。
次にスープ、多分2種類を合わせているようなのですが一人前分を小さめな鍋にいれます。
このスープの入れる時、かなり慎重に入れています。

そのスープを火にかけておいて、煮立った湯に麺を投入。
その投入前にはかごに異常がないか、かごを目線にあげて見ています。
ぐつぐつと煮立っているので麺がかごの中でくるくると泳いでいます。

それを見つつスープの鍋を傾けるなどして火を入れていきます。
スープを丼に移し、麺を湯切りしていきますが、これがまた
麺に対し優しく且つしっかりと湯切りしていきます。

こうした店主の繊細さがラーメン作りや店内隅々にまで反映されています。

最後は丁寧に「またよろしくお願いいたします。」と礼をいただきました。
言葉を丁寧にかけられる時はありますが、礼までしっかりといただくのは初めてでした。

ダンディーで優しく、丁寧で繊細な店主。
また、ぜひ伺いたいお店ができました＾＾