ガブガブ、下町ハイボール！ : こまどり

という事で0次会をこなして集合場所であるこちらに。久しぶりの訪問です。
３年ぶりくらいかと思われますが調理担当のおにーちゃんと配膳担当のお母さんもお元気そうで、厨房内には若い女性もヘルプに入るようになったようです。

この時期ナイターを流しているＴＶ画面向きの特等席についてまずは当店特製のホイスハイボールを。
ストンと目の前に置かれた琥珀色の液体の入ったチューハイグラスに瓶入り炭酸をドバドバ注げばちょうど口切一杯。
しゅわっと啜ればほんのりとした微妙な風合いを感じるハイボール。
こいつをひっきりなしにガブガブ頂きます。およそ２時間強の滞在時間で気づけば炭酸の入った瓶が6本並んでました。(笑)

つまみはシロとレバをタレで。マカロニサラダの（小）、煮込み豆腐、菜の花の辛子和えなんぞ。
ぷっくりくにゅりとしたシロは甘辛いタレとの相性やヨシ。レバはレバの部位？を一本の串の中で変えているようで先から手元まで食べる順に濃厚な味が広がります。甘みがあって鮮度もなかなかどして、これもウマいですね。
マカロニさらだも質実な仕上がり、煮込み豆腐はややケミカルな味わいがしないこともないですが豚バラと絹ごし豆腐がサラっと炊かれてナイスです。菜の花は季節メヌですね。ピリっとした辛みがアクセントかと。

上記を食べながらホイスハイボールをガブガブと。
野球中継に齧りつきながら思わぬ長っ尻をしてしまいましたがその間にもカウンターには常連風情のひとり客が絶え間なく入れ替わって行きました。
こちら串焼きはもちろんのこと鶏のから揚げも人気メニューのひとつ。テイクアウトもＯＫなようでした。

久しぶりに訪れた今回もブレずにホイスハイボール一本で乗り切りましたが、いつの間にやらワインもオススメしているみたいでメニューには鶏レバのパテなんてツマミも並ぶようになったのはユニークな試みかと。


青砥途中下車飲みの定点観測店としてこれからもよろしくお願いしますと、ごちそうさまでした。


～～～以下10年11月～～～
ナミナミ、下町ハイボール！

なぜかこの夏より青砥界隈にて終業となることが何度かありその度に足を運ぶことになったこまどり。

気温の低下とともに当初はぬるぬると評していたホイスハイボールも適温に感じられるようになり、今ではそのナミナミな注ぎ具合におばちゃんの何気ない職人芸を感じられるようにまでなった。
チューハイグラスに注がれた琥珀色の液体にタンサンをジュボジュボ注ぎいれるとアラ不思議。
瓶一本ぶんのタンサンが注がれると丁度ナミナミになっているという寸法だ。


最近焼鳥と唐揚げも食べたけど、存外ンまいもんだな、という印象。
愛想の良いおにーちゃんもなかなかヤルのである。

店内はマンガがたくさん置いてあるので一人客が多いのも特長かな。
カウンターでイイ大人がチューハイ片手にマンガを貪るように読んでいる。その後姿はまるで「オトナのマン喫」ならぬ、「オトナのマン焼き」の趣。ン？


ということで、今後も訪れることが増えそうなこまどりちゃんなのであった。

～～～以下10年6月～～～
ぬるぬる、下町ハイボール！

初夏の青砥飲み。蒸し暑さ全開の陽気の中、まだ外も明るいうちにフラフラ向かってみました。

今年3月が初の青砥飲みだったのに半年足らずの間に通算三度目の青砥飲み。すでに一生分行ったんではないかとも考えられる。


今回の口開けは駅から徒歩1分ほどの焼鳥屋。
店構えからしてもまったくオーラの感じられない、一見では間違いなく入店を躊躇する店。

カラリと戸を開けると飾りッ気のない店内はカウンターと壁際のテーブル席が4卓ほど。客入りは半分くらいか。
親子？と思われるおにーちゃんとおばちゃんが取り仕切るには丁度手頃な大きさなのかもしれない。

奥のテーブルにつくとなにやらお客の視線を感じる…おお、私の背後にＴＶモニターがあって丁度ナイター中継をやっている。
みんな良い感じに酔っ払いながら野球中継を食い入るように観るなんて、最近ではあまり見られない光景かもしれないな。

そんな野球中継の行方を気にしながら生ビールをうぐぐと飲み、焼き物にかしら、砂肝、ねぎ間を注文。
冷しトマトにマカロニサラダ、さらに煮込み豆腐をお願いしてみる。
焼き物は2本ずつ。取り立ててウマイということもなく、スゴイの出てきたらどうしよう、といった期待感も萎む。
マカロニサラダはおそらく国産メーカーのサラダ用ショートパスタと思われ。
ふにふにと柔らかくマヨネーズの直接的な味わいが円やかで、これはある意味期待通り。

そうしてこのあたりで気になっていたホイスハイボールを注文。
所謂、下町ハイボールという奴か。おばちゃんがひょいと持ってきたのはチューハイグラスに四割方満たされた琥珀色の液体に日本シトロン社（at新小岩）製のタンサン瓶。
よく言えばさりげない登場の仕方と言い、その絵になる組み合わせと言い、ああ、青砥まではるばる来ちゃったなぁ的な感慨に浸れるもの。

こいつは氷が入ってないんですが、予め適温に冷されているかと言えばそうでもなく、なんだか中途半端なぬるぬる感がアヤシゲな存在感を増幅させている。
タンサンはキツメ。アルコールも普通のチューハイよりは効く！かもしれない。
とかなんとか言いながらコイツを3杯やっつけて、最後にグラグラに煮込まれた煮込み豆腐を突っついて野球中継の趨勢を見定めた上でお勘定。

さらに青砥の街に繰り出したのであった。


ちなみに、煮込み豆腐の残り汁に麺を入れたらオイシイのに…とはお店のおばちゃんの話。
ちょっと興味を惹かれたが先を考えて断念。
しかし、どんな食い物になるのか、後からヒジョーに気になった。
よくよく考えてみると煮込み豆腐の残り汁に麺を投入するってのも、なかなかのヘンタイ麺であるな。
残り汁ってのがポイントだ。

誰か写真アップしないかな…と今更ながらにチト後悔している。