正露丸&くの~~~る : Bistro Bisque

亀有のお蕎麦やさんに行った時、亀有の街は面白いかもと感じたので、
亀有のランキング上位のお店を行こうかと思いました。
次は松戸というプランを考えています。
当店の口コミを見ていて、評判が良かったので、
訪問しました。また、「店舗トップの写真」も良かったので、
まずまずのお店だろうとのことで訪問しました。
12時前に訪問しましたが、すでに満席とのこと。
予約して訪問すれば良かったと思いましたが、少し待てば席がとれるとのことで
外で待ちました。幸いなことに外が暖かくて、良かったです。
暖かくなければ、他店に行っていたと思います。


外観は煉瓦造りで、正面から見ると窓はないので、入店しづらいですが、
お店の中は日本的な古い感じのビストロという感じです。
すっきりした店内とは言いがたいです。

入店し、着席すると、正露丸のような匂いがします。
当日はマスクをしていましたが、マスクをしていても臭います。
どこかがカビていると感じました。空調かもしれません。
誰も気にしている様子はありませんでしたが、私は相当、気になります。
後でわかりましたが、厨房でお料理を作る量が多くなると、蒸気が
客席まで来て、多少、空気が曇ってきますので、これが原因かなと思いました。
この時点で、たとえ、どんなにお料理が美味しくても、再訪は生理的に無理と
感じました。この匂いは忘れたいのですが、しばらく忘れられそうにはありません。
文章だと実際の匂いが伝えられなくて、残念です。

お客様は地元の奥様方がほぼ全てでした。男性は12人中2人でした。
BGMはロック風の音楽でした。12人お客様がいるので、厨房、ホールとも
てんてこ舞いです。

注文したのはビスクセット1700円でした。


(1) 前菜

隣の奥様方は期待していた以上に美味しいとおっしゃっていましたが、
私は思ってた以上にクオリティーが低く、あかんと思いました。
現時点で食べログの点数はクチコミ数32件で3.56で全飲食店の中では
高得点の方だと思いますが、そんなレベルではありません。
千住・綾瀬・葛飾のフレンチでも第2位。
ちなみに1位は人気店
「ル・コントワール・ドゥ・レジオン 」様ですが、
ここは7、8回くらい行きましたが、スイーツは
どれもとても美味しいですが、コース全体として、油がとてもしつこい
(甥に言わせますと、「引きの料理がない」；フレンチのお店ですが、
本場イタリアに迫るくらい、オリーブ油がしつこい)
ので私はもう行けないお店となっています。

レタス、生ハム、テリーヌ、生鮭、カマンベールチーズ、ホタテが入っていますが、
どれもスーパーで手に入るレベル以下の「ゆる〜い」感じで、
上に書きましたような印象です。逆にここまでレベルを下げるお料理は私には
意図的にレベルを下げるという感じで作らないとできないです。
盛り付けもなんだかなあと感じます。

あー、ちょっと亀有はフレンチはもういいやと思いました。
低価格帯でのフレンチは埼玉県越谷のオクサリスが全国で最強と感じていますので、
もう危険を冒して、低価格帯で気軽なフレンチのお店を新たに開拓する必要性は
個人的に感じなくなりました。ですので、もうやめる事にしました。

本当は和食でもフレンチでもコース料理でなく、2000~3000円位で
コース料理のミニチュア版で三食いただいても大丈夫なお店が一番なのですが。。。
高級和食や高級フレンチのコース料理は量が多すぎて、個人的には適量ではありません。


(2) トウモロコシのスープ

なんで、今の季節にトウモロコシのスープなんだろう？
全く意味不明。京都大渡様で「料理人が野菜のことを全然知らないことに
愕然とする」と申し上げたら、「味しか考えない」と言っていた、そのものですね。
過信しすぎだと思います。

このトウモロコシは奇妙なスープでした。一口目の味は
題名通り、ドンピシャ


「くの〜〜〜る」

という文字が浮かびました。トウモロコシの粉末をお湯で伸ばした味です。
しかし、トウモロコシの皮の残骸が相当残っていたので、奇妙に思いました。
乾燥したとトウモロコシを水あるいはお湯で戻し、ミキサーでつぶしたのでは
ないかしらと最初思いました。3日間考えて、トウモロコシの粉末をお湯で伸ばし、
その後、トウモロコシの缶詰を入れて、それを潰し、かき混ぜてできたものでは
ないかと今は思っています。味は本物の採れたてのトウモロコシを潰したものには
全然及びませんが、そういうスープを飲んだことがなければ、美味しく感じることも
あり得るかと思います。このスープは口コミでは大変評判がいいので、
「味覚は人それぞれ」という逃げ口上がこういう時には役に立ちますね。


(3) メイン

メニューでは牛のステーキでしたが、ステーキというよりは
焼肉屋さんの厚めのカルビと言ったほうが正確だと思います。
ソースはデミグラスっぽいソースでした。このお肉自体は
焼肉屋さんの厚めのカルビと思うと、胡椒が効いていて、
肉自体も美味しい旨みがあり、美味しいとは感じました。
一番マシだった一品でした。（すいません、上品でない言葉で。
でも、この言葉しか思いつきません。)
ただ、お肉なのに、お魚の鱗が
入っていました。みんな、わからずに食べちゃうのかなあ？
それとも私だけが気づくのかなあ？
私のお料理にだけ入っていたのかなあ？
何かの手違いで、もう一品のメインのイトヨリ鯛の鱗が入ってしまったのでしょうね。
鱗は良く飛びますからね。ですが、下処理の段階の魚の鱗がお肉のお料理にまで入ってくるのは
奇跡的とは感じます。付け合わせのブロッコリーはいたって、普通でした。

(4) ご飯

普通でした。

(5) デザート

缶詰のパイナップルと昔、チョコレートパフェに入っていたアイスクリームと
クオリティーの低いガトーショコラでした。冬に南国のフルーツはやめてほしいです。
私は寝る前にバナナ一本食べただけで、風邪を引いてしまうくらい、精密に
できているので、季節を無視したお料理はご勘弁を。昼間なので、体温が上がってくるときなので、
食べて大丈夫でした。アイスクリームもはるか昔のクオリティーです。レディーボーデン次に
ハーゲンダッツができてからはもう、このようなバニラが効いていない昔のアイスクリームは
よほど牛乳あるいは生クリームが良くないと太刀打ちできません。
ガトーショコラもまだ、湿感があるだけ、よかったかと自分を慰めました。
写真だとわからないと思いますが、表面が一部、ささくれだっていました。

(6) 紅茶

インスタントのアールグレイと感じました。


帰りに亀有の人気ラーメン店のお店を下見に行きましたら、20人くらいの行列で
寒い中で、待つのは嫌なので、このお店に行くのはもうちょっと後でと考えるようになりました。
昨年から、なかなか思った通りにいかない年であることは自覚していますので、
焦らず、長期戦で次のお店と考えています。再来年から、エンジンをかけていくのが
良いと知っています。あと、一、二件くらいで、亀有は終了と考えております。
一地域に二、三件行けるお店があれば御の字とは思っております。