やっぱりおにぎりは伊勢屋！ : 伊勢屋餅菓子店

あまりパッとしない天気の土曜日。
こんな日は寄席に出掛けて、屋内で笑いながら過ごそうと思い立ち、
浅草演芸ホールを目指して家を出ました。
寄席に行くならお弁当を調達しようと考え、京成高砂に立ち寄り、
大好物の伊勢屋さんのおにぎり＆おかずを買いに向かいました。

お店に着いたのは10時半頃。
久しぶりに美味そうなおにぎりの陳列を見て、気持ちが高まります(笑)。
今回は、しゃけ、五目いなり、ドライカレーの３種のおにぎり、
そしておかずに鶏のから揚げ４個を買って包んでもらいました。
から揚げはピリ辛味のものも売っていて、私にとっては目新しかったのですが、
今回は定番のから揚げをいただきます。

さて、予定通り、浅草演芸ホールの昼の部に入り、ひとしきり笑ったところで、お弁当を開きました。

しゃけは辛めの鮭の本身がたっぷり入っていて、食欲が祖剃ります。
伊勢屋さん独特のねっとりとしたご飯はやっぱり美味しいですね。

五目いなりは濃いめの味付け。
干し椎茸がたくさん乗っかっていて、それが味を強めに感じさせるのでしょう。
日頃、スーパーのおいなりさんを食べ慣れている私には、たいへんなご馳走です(笑)。

ドライカレーのおにぎりはちょっとした変化球ものですが、
このメニューも昔からの定番で、今回20年ぶりくらいにいただきました。
しっとりした感じよりも、ご飯の粘性がこのドライカレーをおにぎりとしてまとめているように思います。

鶏のから揚げも期待通りの味。
カリっとした衣と醤油風味の下味が、いい塩梅でマッチしていますね。
これも私にとって外せないおかずです。

浅草演芸ホールでの持ち込み弁当として無事完食し、大いに笑って気分転換もできました。
やっぱりおにぎりは伊勢屋。立ち寄って正解でした。

もうひとつ、書き残しておきたいことは、
先のレビューで私が酷評(？)した接客についてですが、今日は比較的良くなっているように感じました。
とくに、私の注文をお世話していただいた年配の女性店員さんは、
とても素敵な笑顔で接客していただき、気持ちよくお店をあとにすることができました。
ということで、これは先のレビューから更新しておかねばと思い、ここに書き留めておきます。
ちなみに、私が苦手とする店員さんは、あいかわらずでしたが(笑)。

ごちそうさまでした。

もう20年も前から利用しているおにぎり屋さんです。
ここのおにぎりが好きでわざわざ昼時に用事をつくって立ち寄ったりなんかしたものです。
ずいぶんとご無沙汰になってしまいましたが、
東京勤務になってから、ずっと再訪したいと考えておりました。
８月の茹だるような酷暑日。
今回もわざわざ柴又帝釈天に行こうと本来の目的とは別の目的を決めて、
道中、この伊勢屋さんでおにぎりを買い求めました（笑）。

ショーケースに並んだおにぎりたちは20年前のラインナップとほぼ同じ。
じつに懐かしい！
当時から私が大好きだった天むす、から揚げおにぎり、たらこおにぎりの３つを選び、
おかずにから揚げを２個加えてお弁当にしてもらいました。
１つのおにぎりがかなり大きめなので、３つで十分お腹いっぱいになるんです。

ちなみに、ここの店員さんの態度は昔から最悪です。
客商売をしているとは思えない態度で、これも昔から変わりません。
きっと近所のオバサンたちをパートで雇っているうちに長く居座り、
店主も容易に口出しできなくなってしまっているんでしょうね。
とりわけ、20年前からもっとも態度が悪いなぁと私の記憶に残っていた店員さんは、
なんとなんと、今なおご健在でした。
今やこのお店のボス的存在なんでしょうね。
相変わらずの不快感に、これまた懐かしさを感じます（笑）。

まぁ、店員さんの態度が劣悪なのは折込済みなので、
そんなことは意に介さず、柴又帝釈天を目指し、
到着するやいなや、参拝も後回しにして境内でおにぎりをいただきます。

まずは、天むすから。
天むすといえば名古屋の名物ですが、ここの天むすは海老天がでかいんです。
甘めのトロッとしたタレに浸されて、それでいて衣もカリッとして…美味いなぁ。

次はから揚げおにぎり。
ごま塩で握られたご飯から、から揚げの端っこが顔をのぞかせ、
そこからガブリといきます。
これも衣がサクサクのまま。
なんともごま塩のおにぎりとよく合います。
おかずで追加したから揚げを、“追いから揚げ”として口に頬張り、至極の幸せを満喫。

最後にたらこおにぎり。
これは昔に比べるとちょっとたらこのサイズが小さくなったかな。
それでもしょっぱ目のたらこの存在感は十分です。

どのおにぎりにも共通することですが、
ご飯粒に粘度があり、ふんわりと握られているのに、バラバラにならないんですね。
きっと米の品種と炊き具合に秘密があるのでしょうが、
この伊勢屋さんの最大の特長と言っていいでしょう。
どうしても、この感じが家では出せないんですね。

ノスタルジックな気分と、変わらぬ美味さにお腹も心も満たされ、
あらためて帝釈天に手を合わせます（笑）。
なんとも罰当たりなことではありますが、
それくらい私を夢中にさせるおにぎりだとご理解ください。
私にとっては最高に美味いおにぎりなんです！

ごちそうさまでした。