三平はもつ焼きだけじゃない : 三平

再訪なのでほぼ写真オンリーで載せてしまおうシリーズ。

二度目の緊急事態宣言が発令されている最中にもかかわらず、京成立石はしご酒のご報告を失礼いたします。昨年の11月のことだから堪忍な。

鳥房にて存分にマダム達の叱責を受けてからの3軒目は、ちょっぴりご無沙汰の三平さんへ。酔っ払いお断りのお店をはしごした件はご内密にお願いいたします。もっと言えば前回投稿にて、当店にうかがう前には終始ノンアルコーラーに努めることを固く誓っていたような。
いやいや、お酒は嗜む程度なら問題ないって厚生労働省からもお達しが出てますから。実際あまり顔に出ない体質で助かるぜしかし。

そんなどーでもいい告解は置いておきまして、お決まりのボール（焼酎ハイボール）で乾杯。勿論卓上の梅シロップは各々方でお好きな量を注いでくださいね。

ガツ生は相変わらず三種の薬味が嬉しい。他店に比べると薄切りカットになりますが、にもかかわらずしっかりとした弾力がナイス。

前回あいにく欠品だったキンツルステーキにも無事再会。歯応えのあるキンツルとニンニクチップのコンビは鉄板でしょう。実際熱々の鉄板で登場しますし。文字通りばっちり精力が付きそうなアレです。うん、品がなくてすいません。

レバ、タン、シロあたりは間違いないヤツ（もつタウン立石では中の中レベルだけど、令和の世になっても1本90円の据え置きはエライ）なので割愛。あ、塩を頼むと付属するネギ塩が地味におすすめです。是非お試しをば。

その他、カレーコロッケや手羽餃子も頼んだったかな。いずれも居酒屋料理として過不足ない存在だったかと。
ところでお品書きにカレーコロッケがある酒場は概して良店だと思います。え？場末の立ち飲みにもよく置いてるって？いやいや、逆に場末の立ち飲みにはたして良くないお店がございますか？

ちなみに次に向かったのも、この上なく場末のカラオケ酒場。無論カレーコロッケの取り扱いは、ない。（でも好き。

絶賛開催中の立石平日はしごツアー。
天下泰平酒場→大行列の宇ち多゛断念→栄寿司→おでんの丸忠からの4軒目。立石が誇るもつ寄り酒場(もつ焼き専門店ではなく、もつ寄り酒場)の名店「三平」さんを訪ねます。
あ、三平さんは本来はしご訪問禁止なのでご注意を。当方はここまでノンアルコールを貫いて来てますからね。くれぐれも誤解なきよう。

ということで三平さん。立石には泣く子も黙る三大もつ焼き(宇ち多゛、ミツワ、江戸っ子)があれど、個人的には当店もかなり良い線行ってるんじゃないかと思っております。
とりわけもつ焼き1本90円均一なる値付けは、もつタウン立石においても最安価レベル。元は驚きの1本70円だったんですけどね。ただ90円に値上がりされても依然相当にお安いレベルだと断言いたします。(同区だと現在はいせやさんも一本90円だったかしら。
無論低価格でも品質はしっかり立石水準。流石に上記の三大何某には敵わないものの、他所の下手な1本120〜130円あたりのソレを軽く凌駕する程のクオリティは約束いたしますよ。この数十円の差が、もつ焼き界においてはとてつもなく大きいのです。
また、味付け塩味を選択すると付属する自家製のねぎ塩も、三平さんの個性を高めている一因かと。

串打ちもつ以外にも、各種刺し(ボイル)や、鉄板でサーブされるステーキタイプのお品もおすすめ。残念ながらこの日は欠品中でしたが、殊にキンツルステーキ[500円]は是非おすすめしたく。ガッツリにんにくで仕上げられたキンツルは一食の価値ありです。

そして三平さんの最大の特徴といえば、もつ系メニューだけに限らず、その他の一品料理が充実している点でしょう。300円台が中心とお財布に優しい上に、量もそれなりにあるので、グループ利用にも適しているやもしれません。もつが苦手な方(そんな人本当にいるのか⁉︎)でも満足できること請け合いですよ。
しかし魚介の刺しについては正直だいぶ凡庸なので、別に試される必要はないんじゃないかな。ミツワさんの刺し盛りのレベルの高さは稀有なのだと再認識させられる次第です。
よって当店では素直にもつ刺しを発注するのが吉ですな。三種の薬味(辛子、生姜、にんにく)の存在も地味にありがたく。

一方のドリンク類もかなりリーズナブルです。大瓶550円も十分に及第点。かつ何より下町の定番焼酎ハイボール(通常ボール)が250円とは素晴らしきロープライスであります。卓上の梅シロップをセルフで投入しまして、お好みのボールを完成させませう。ハスカップサワー[300円]も久々に飲んだら美味しかった！

ちなみにパリパリに惹かれて初体験を試みたパリパリサラダ[300円]は、春巻の皮？のパリパリ成分が主で、できればもう少し野菜も摂取できたら嬉しかったです。まあそんな具合にたまに外れに遭遇するのも含め、豊富な品数を取り揃える三平さんならではの魅力と捉えまして。
加えてあたたかみのある接客も申し分ありませんし、まさしく下町の佳店と呼ぶにふさわしいお店なのではないでしょうか。

三平さん、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。当店にうかがう前には終始ノンアルコーラーに努めることを、今ここで改めて誓います！