これからセット : かぶら屋 北千住店

JR北千住駅西口から徒歩2分ほどのかぶら屋 北千住店はやきとん、串揚げ、黒おでんが人気の居酒屋。駅に近く、外からほぼ店内が見えるという安心仕立て。やきとん、串揚げ、黒おでん80円(税抜)と書かれた自光式看板もダイソン並みの吸引力を誇り、週末の18時頃は満席のことが多い。

平日の19時頃伺うとカウンターとテーブルで36席ある店内は7割方埋まっている感じ。1名と告げるとカウンター席に案内される。今回は酒村ゆっけさん風にレビューしたいと思う。

おっはモーニング！揚げたての唐揚げとレモンサワーで飲酒スイッチお先にオンしてます。居酒屋の雰囲気を味わいながら飲むって、とっても気持ちが良いんですねー(緊急事態解除後)。思わず唐揚げを大きな一口でいっちゃいました。今日訪れたのは酒村ゆっけ氏が会社辞めた直後に通った大衆居酒屋かぶら屋。当時は中野でデンキブランを片手に昼飲みし、いつも決まって一品物の赤カブ漬けを注文するのがルーチンだったそう。

でも今回のお目当ては別にある。｢すいません～｢これからセット｣ひとつお願いします｣。そう｢これからセット｣を頼む為にかぶら屋にやってきました。

＊これからセット600円(税抜)
唐揚げ２個＋レモンサワー＋ステッカー

まずは準備運動レモンサワー。おいしーーー！！これでしょ！という意味とかぶら屋で推している唐揚げのせんべろセット染みる。

＊赤かぶ漬け190円(税抜)
そして初めてかぶら屋にいって一目惚れした赤かぶ漬け。秒速で駆けつけてくれるところも好き。ここの赤かぶ漬けは絶妙な甘酸っぱさとシャキシャキした歯ごたえがある。私の大好きな駄菓子・さくら大根に打ち勝った。酸っぱさに重ねて飲むレモンサワーは更なる酸っぱさを呼ぶと思いきや甘さを呼ぶ。これが恋の甘さであり、青春の甘酸っぱさであるのだろう。レモンサワーに恋をしているのか赤かぶ漬けに恋をしているのかわからなくなる。

揚げたてジューシーな唐揚げ。先ずはさっぱりと塩唐揚げからいただきます。サク・ジュワー・おいじーーー！もうグロスを塗らなくても永遠に唐揚げを食べていれば唇潤うのでこれでいい。醤油唐揚げはやわらかさ・醤油香る濃厚さ～おいじーーー！！普段、唐揚げの食べ比べをする機会はないから、こんなにも味の違いがあるのかと学びの場にもなる。ただ飲んで食っているのではなく、しっかりと学習して、そして酒の力で それを全部忘れるの繰り返し(←ダメじゃん)。

実はこのセットはかぶら屋x酒村プロデュース。2021年3/21〜全国のかぶら屋で開幕。ステッカー無くなり次第もしくは唐揚げグランプリが終了後に終了。ちなみにこのステッカーは酒村氏が飼っている猫のしゃっけ。

JR北千住駅西口から徒歩2分ほどのかぶら屋 北千住店はやきとん、串揚げ、黒おでんが人気の居酒屋。駅に近く、外からほぼ店内が見えるという安心仕立て。やきとん、串揚げ、黒おでん80円(税抜)と書かれた自光式看板もダイソン並みの吸引力を誇り、週末の18時頃は満席のことが多い人気店。ちなみに綾瀬のかぶら屋はここまで混んでいないので、週末にどうしてもかぶら屋に行きたいなら一駅電車で下ることをオススメする。
休日の20時頃伺うとさすがに空席が目立つ。簡素な内装と席に一安心しつつメニューを見る。あんまり覚えていないのだが、たぶんこの前に飲んでいるのだろうビール398円(税抜)ではなくデンキブランを注文。ビールの値段は税込430円と店の雰囲気からすると高目。皆さんご唱和いただきたい。｢ビールでがっちり！｣(ポーズを取る)。

＊デンキブラン300円(税抜)
ちいさなグラスでは無くビールグラスなのが面白い。

＊ポテサラ280円(税抜)
健康のためにはベジファースト！ポテサラは欠かせない。

＊黒おでん
昆布80円(税抜)
玉子100円(税抜)
牛すじ130円(税抜)
すじぼこ100円(税抜)
おでんは注文するとすぐに鍋から盛ってくれる。このスピーディーさが店の回転を良くしているのだろう。｢おでんでがっちり！｣(ポーズを取る)。すじぼこは小骨や魚皮も一緒にすり潰したカマボコだが、ここのはあんまりザラザラしていない。

かぶら屋を経営する内山九十九さんは｢串焼き1本80円でも年商1億円稼げます｣(秀和システム刊)の著者。かぶら屋の運営スタイルを明かすことで飲食店を成功させるポイントを指南している。会社が支援をしながら各店舗をそれぞれ独立させ、雇われ店長ではなくてオーナーを育てていくスタイル。そうなると、会社の中に中間管理職的な人は不要になるので、本部機能は縮小。店舗は60を超えているの本部スタッフは4人程。そういう組織体制にしないと各店舗で働く人が稼げる形にならないという。｢普通にやっていれば1000万円以上は稼げるはずです。店の月商350万円というのが標準的なのですが、そのくらいの売上があれば店長の年収は1000万円くらいになります。ただ、最近でいうと各店の平均が月商450万円くらいですから、もっと稼いでいるはずです｡｣
いつも混んでいるこちらは更に｢がっちり！｣(ポーズを取る)ではないだろうか。

土曜の夜は北千住！
そんな訳でいつもの飲み屋街を歩いていると”かぶら屋 北千住店”を発見。
店員さんが呼び込みをしている。
店内をのぞくと新しく活気がある。
カウンターに座り
＊生ビール399円
をお願いする。
メニューを見ると黒おでんがある。
記憶に間違いなければ静岡のおでんである。(注1)

＊黒おでん　牛すじ136円
薄い牛すじが結構多めに盛られている。
上にはだし粉がかかっている。
想像通り！
カラシにつけて食べる。
程良く味付けされたコラーゲンという感じ。
ビールのあてに最適。

＊串カツ105円、赤ウインナーフライ105円
都度揚げてくれる。
ソースはつけて提供される。
二度漬け禁止の張り紙が無いのを寂しいとみるか、
合理的とみるかで判断が分かれよう。
ここでビールを飲み終え、髭の人が好きそうな

＊髭のハイボール294円
結構炭酸が強い感じ。あてに

＊黒おでん　黒はんぺん105円
伝統的なしぞーかおでん！
黒はんぺんとカラシがボールの辛さにマッチしてうまい。

しぞーかを堪能してしまいました。

(注1)ウィキペディアより
静岡市のおでんは濃口醤油を使い鶏ガラ（および牛すじ）で
だしを取った長年継ぎ足しの黒いつゆを使用する。
はんぺんは焼津産の黒はんぺん、すべての種に竹串を刺し、
「だし粉」と呼ばれるイワシの削り節や鰹節、青海苔をかけて食べる。
これは「静岡おでん」と呼ばれ、発音は静岡市周辺での
「静岡」の読み方にならって「しぞーかおでん」である。