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店名 |
閉店
ジャヴァン・レストラン 池袋店(JAVAN RESTAURANT)
|
---|---|
ジャンル | 中東料理 |
住所 | |
交通手段 |
巣鴨新田駅から376m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
~¥999 ¥2,000~¥2,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
50席 (12テーブル50席) |
---|---|
個室 |
無 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、スポーツ観戦可 |
料理 | 野菜料理にこだわる、健康・美容メニューあり、ベジタリアンメニューあり |
---|
利用シーン |
|
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、テイクアウト |
ホームページ | |
オープン日 |
2016年12月1日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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イラン人が東京にあふれていた時期があった。1990年代頭の頃の話だ。イラン・イラク戦争後、欧米から締め付けが強かったイランにとって、日本はビザが免除協定がある数少ない国で、一攫千金が実現するというという噂が広まったことが原因らしい。このころは、休日の原宿、代々木公園にイラン人が山のように集まり、情報交換するという、いまでは考えられないようなエスニックな光景が見られたものだ。
最盛期には4万人も不法滞在者がいたらしい。当然一部ではイラン人による犯罪も増えたが、1992年に日本からビザ相互免除協定を破棄。取り締まりで不法滞在者は激減していった。
個人的な感想だが、居住権を得ていまも日本に残っているイラン人たちは、とても真面目な人が多いように思う。
この当時は、東京にもいくつかイラン料理を食べさせる店ができて、いくつか行った記憶があるが、味の方はヨーグルト料理以外さほど印象にない。イラン人出稼ぎ労働者の郷愁に訴えた、にわか作りの店が多かったのであろう。
あれから25年、ポツリと東京に新たなイラン料理店が登場した。
場所がふるっている。住所は上池袋。豊島区あたりの住人なら、大塚の旧癌研通りと云った方が分かりが良いだろう。癌研跡地を含め、一帯には高級マンションが多くでき、スーパーやスポーツクラブもある。一見店が成り立ちそうに見えるが、飲食店は殆どない。なにしろ大塚駅からも、池袋駅からも大変遠いのだ。日本人ならこの辺で勝負しようとは思わない場所である。
こんなところにできたのなら、間違いなく外国人経営に違いない!
こわごわ訪れてみると、小綺麗なビルの半地下と2階が真新しいレストランと、ハラール食品の輸入/製造販売会社になっていた。
聞くところによれば、名古屋で伝説的なイランレストランの東京進出第一号店なのだそうだ。
店の雰囲気は、拍子抜けするほどあっサリとしたカフェテリアか食堂のような作り。イラン料理と言って思い浮かべる、かつての雑司ヶ谷「ダルヴィッシュ」や日暮里「ザクロ」のような、装飾過多で、音楽やダンスなどの文化を丸ごと推してくる店とは、まさに正反対というべき方針だろう。
日本語もペラペラの美人のお姉さんがたが、説明も十分してくれるので注文には不自由はない。
ムスリムのお店だが、もちろんお酒類も用意されている。
羊のスネ肉を柔らかく煮込んだ「マヒチェ」という料理が、イランのおもてなし料理らしく、これがおししいと勧められたが、昔、知っていたイラン人が「イラン人の食の基本は何と言ってもホレーシュなのだ!」と力説していたので、まずはそのホレーシュを注文する。ホレーシュはシチューといった意味なので、この店では羊肉とレンズ豆を煮込んだホレーシュ「ゲイメ」を注文する。
さらに、イランの代表的ケバブ料理である「クビデケバブ」、クルミやほうれん草の入ったお好み焼き風オムレツ、「クク・サブズィ」も注文。イランの主食である、「ナーン」も2枚注文した。
注文したのとは別にナーン一切れと、クリーミーなヨーグルトがまずは付き出しとし出される。ナーンは、インドのナンとは違い、その場で手焼きした物ではなく、素朴なパンのような食べ物だ。イランでは、それが一般的なようだ。
この店の物は、上の食料品店で販売している物だろう。ボソボソした食感だが、意外になれてくると食べ飽きない味だ。
添えられたヨーグルトは、実に濃厚で酸味も強い。今はやりのギリシャ・ヨーグルトをさらに濃厚にしたような味わいで、なかなかうまい。
続いて、なぜかハム(ソーセージ)のようなものが一切れ出され、これもサービスだという。豚肉ではない、ハラールのハムだろうが、味はごくごく普通。ただ、素朴なナーンとともに食べるのにはもってこいだ。
クビデ・ケバブはほぼ想像どうりの見た目。焼いたトマトや玉ねぎが添えられている。普通はポロ(米)とセットだが、ゲイメを注文しているので、前菜でいただく。
ひき肉は、かなり練られていて、羊肉のソーセージのような味わいだ。強烈なインパクトはないが、シンプルな味付けで食べやすい。ただし、この日いただいたものは、塩味が足りず、テーブル塩をもらって少々追加した。ほんの少し塩を足すとおどろくほど味が引き立った。
お姉さんに「お好み焼きに似ている」とは言われたが、クク・サブズィは粉ものというよりスペイン料理のトルテーリャに近い料理だろう。ただ、クルミやハーブ、ほうれん草などの具の割合が多いために、食べるとほろほろとほぐれる食感が面白い。味のバランスも十分で、これは、一番のヒットだった!
最後に登場したのは、ホレーシュの「ゲイメ」。ナスとポテトが添えられたレンズ豆と羊のトマト味の煮込みで、ポロという炊いた米と一緒に供される。ポロの方は、日本の米とは似ても似つかない見事な長粒米だ。
味はおそらく本格的なのだろう。が、・・・申し訳ないが日本人の男には少々酸っぱい!(笑)なので女性にお勧めである。
米と一緒に食べるものだが、塩分は控えめで、そのぶんトマトや干したプルーンなどでコクを出した煮込み。羊は柔らかく、レンズ豆も旨味十分。でも、やはり酸っぱい。
食後には、カルダモン・ティーを頼んだが、これもサービスしてもらった。
「メフマーンナヴァーズィー(客人のもてなし)」という言葉がある通り、おもてなし精神にあふれたイラン人の家庭的なお店である。家族か親戚での経営だろう。厨房にはお母さんらしき女性が、接客には娘さんの年齢の美人さんたちがあったている。
残念ながら、こちらにイラン料理の全体の中でのレベルを評価できるほどの教養がないが、少なくとも今まで東京にあった店に比べても、価格はリーズナブルで、本格的なイラン料理を堪能できる点は確かだと思う。
とくに美容と健康に良さそうな料理が多く、女性にはお勧めである。