侮れない街のケーキ屋さん : パティスリー ヒヤマ

定番のロールケーキやショートケーキはもちろん美味しいが
新作商品も研究努力の結果かなり良いものを提供してくれる事が多い。

いつも和栗のモンブラン、チョコ系、イチゴショトのパターンだったので
今回は路線を変えたケーキを選んだ。
選んだ品は桃ばくだん、バスクチーズ、マンゴーロールだ。

桃ばくだんはインパクト大のビジュアルでお土産に購入すれば、相手はビックリすると思う。
桃の形を損なわず、桃のみずみずしいフレッシュな甘みを感じさせる逸品で食べ応えがある。
上部と中央種のあった部分には生クリームが鎮座し、
底部分にはバターの香り溢れるクッキーが桃を支えている。
自分で桃の皮をむいたり後始末が面倒な人は
桃をダイレクトに感じることができて楽ちんなのでお勧めの品です。

バスクチーズケーキはしっかりねっとり舌にからむ品でした。
大きさは小さめだけどどっしりしているのでチビチビ食べ続けることができます。
大きさの割りに食べた感があるので価格も安く良心的な品でした。

昔1度だけ食べたことがあり、その時の｢うまっ！｣な記憶が蘇り注文した品が
マンゴーロールだ。
食べごろマンゴーを、上部とロール中央部分のクリームにも散りばめてあるのだ。
マンゴー果肉、クリーム、スポンジの三位一体絶妙バランスの逸品だ。

今後も色々な品を作り出して欲しい。

大塚の地に根を下ろして約１５年。
オープン時から丁寧な仕事をされ、ロールケーキも何度もモデルチェンジを行い今の形になった。
【文京】を冠にした商品開発も行いトライ、チャレンジ精神旺盛な
オーナー店主と奥様と従業員の方々が切り盛りしているお店です。

以前にも書いたのですが、私のイチオシはジャンドゥヤとセダムショコラの２点。
イチオシがあるにも係らず、今回はモンブランの気分だったので和栗のモンブランを
ちびに買ってきてもらった。

和栗のモンブラン（550円）
こちらの商品も何度もモデルチェンジが行われ、オープン当時のモンブランとは風貌
中身もかなり変わった品になった。
外壁部分が熊本産の和栗で囲ってあり、その内側はカスタード、生クリームが入り込んでいる。
もちろん土台はしっかり目のスポンジで栗の渋皮煮がど真ん中に鎮座している栗を味わう為の一品だ。

大人のラムレーズンショコラ（480円）
冬季限定販売商品ロッテのラミーチョコレートが大好きなでかちび。
当然といえば当然のチョイスで頂きました。
はい。大人味のラムレーズンチョコなので美味しいです♪

いちごのケーキ（480円）
一口も食べていないので味はわからないけど、８歳の怪獣にレポートした所
いちごが美味しくて、生クリームも美味しくて、一番好きなケーキだそうですｗ

ケーキも美味いが焼きドーナツも秀逸だ。
２００円前後なので土産にも丁度よいので１度お勧めの品だ。

初めてのケーキ屋さんに入る時って、ワクワクドキドキ感があると思うのですよ。
そのワクワクドキドキ感が店内に入って、一層膨らむパターンとしぼむパターンがあるのだけど、
こちらの【Patisserie Hiyama】さんは大きく膨らんだお店でした。

確か２００７年の５月にオープンしたのですが、今のように何人ものお弟子さんや売り子さんがいなくて、
奥様と二人三脚で始められたと記憶しています。
とても綺麗でチリ１つ見当たらない店内、そして気持ちのよい対応。

手づくり感あふれる企画もあり、１周年を迎える前には２月～３月にかけてのイチゴフェア、
４月下旬はチョコのつめ放題、１周年記念では10％ｏｆｆ販売と、家族で盛り上げようとする
気持ちが伝わってきました。

その後、お店を構える文京区にちなんだ【文京ラスク】【文京ロール】を発売しました。
まだ越してきて日が経っていないのに【文京】の冠を商品につけるのは早くない？
と思った事もありましたが、丁寧なケーキ作りの姿勢と文京区への愛着が伝わったのか、
文京区長賞の受賞、食の文京ブランド100選に選ばれたり、全国地方新聞社厳選の
４７ＣＬＵＢに掲載されるまでになりました。

パティシエの樋山さんに質問した事があるのですが、何故独立されたか聞いたのです。
単純明快！ケーキ作りを愛している方ならではの答えを頂きました。（秘密です♪）

ケーキですが、中心価格帯が４２０円位の商品が多く、大きさもちょうど良いサイズです。

お勧めですが、シンプルにスポンジとクリームが楽しめるロールケーキ。
そして何種類もあるチョコレートケーキが、各々違った個性があって食べ比べが楽しい。
特にﾍﾞｰﾙ･ｵ･ジャンドゥーヤ、セダムショコラがお勧めです。
１つのチョコレートケーキの中に、いくつもの味や食感があり、食べると思わずニンマリします。

フレッシュな果実がのったケーキも美味しく、マンゴーのケーキは特に美味しかったです。
フルーツが相手だけに、期間限定商品なので、次の販売開始が待ち遠しいです。

都バスの早稲田～上野松坂屋行きの路線では、千石３丁目手前でＨＩＹＡＭＡさんの
お店アナウンスが流れたりと宣伝にもぬかりはなさそうです（笑）

閉店間際に行くと、かなりの商品が売り切れているので、電話でのお取りおきがよいと思います。

今年の５月で５周年になりますが、なにか特別企画があると嬉しいです♪