大塚駅近の昭和スポットは、ソロでも気軽に入りやすい。普段使いできるだろう1軒 : 大提灯

入口上に飾られた年季の入った大きな提灯は、
「令和」という真新しい元号を霞ませる。
そして、ホッと落ち着く空気感は、
接客を含めてのものと言えそう。

紀州備長炭で炙る【やきとん】を筆頭に、
税抜き価格ではあるが、
メニューは500円を切るものが多めに。
450円の【もつ煮込み】はボリュームも充分だ。

メニューの組み合わせにより、
サクッと呑んでも良いだろうし、
〆の米モノも絡めてガッツリ食らっても良さげ。

ちなみに……
カウンターは正直狭くはあるのだが、
この夜のボクにはどうでも良かった。


---《いただいたメニュー》---
◆かしら@120円
◆コブクロ@120円
◆レバー@120円
　正直だいぶ小ぶりなのだが、
　素材のフレッシュさを感じられる仕上がり。
　各々ほどよい食感・弾力であり、
　火入れで気になったのは、レバーくらいか。
　【特製から味噌】の軽やかな甘辛さが、
　消費を加速させてくれる。
　

◆自家製とりつくね（2本）@300円
　素直なつくね。
　タレに包まれた表面はしっかりと火が入っており、
　ホワッとした芯の食感とのコントラストが
　クリアに演出されていたように思う。
　尚、タレの味付けについては、
　ボクにとっては甘め。


◆もつ煮込み@450円
　ふんだんに盛られたもつたちにより、
　終始プルルン食感の心地良い時間が続く。
　そして、デンッと乗った豆腐は変化を。
　塩っぱさがやや強めにくる味付けは、
　淡さのようなものは感じられず、
　個人的に好みであった。
　

◆ホッピーセット（白）@450円
◆お通し@280円


---《利用シーン＋α》---
・ソロで夕食
・平日19:57頃に訪問
・待ち時間ゼロで、カウンターへ。

JR大塚駅から間もなく。
もう10年以上前になりますが、
『吉田類の酒場放浪記』にも出ていますね。

この店名の通り、
やたら大きな提灯が目印の大衆酒場です。
外観は勿論、古き良き昭和風情が滲む店内。
カウンター・テーブル・座敷と、
ソロでも、グループでも利用しやすい感。
いいですね〜

そして、お料理ですが、
7種の「やきとん」がウリでしょうか。
厨房にさり気なく垂れている、
【紀州備長炭使用店】の木札は見逃しません。

尚、やきとん以外にも、
タンパク質系は、鶏・魚・豆など満遍なく。
また、〆の炭水化物には、おにぎりの他、
焼きそば・焼きうどんの文字が……
これはちょいとヤバイですね（笑）

接客はフットワーク軽めに、卒なく。
お料理の提供スピードも、特に問題無しでした。
（混み合ってる時は分かりませんが）

昭和が薫る大衆酒場。
これからも引き続き頑張って欲しいなと、
素直に思います。


---《利用シーン＋α》---
・ソロでの夕食
・平日17時すぎの訪問

・入店時にお客は無く、
　待ち時間ゼロで、カウンター席へ。
・間もなくして、
　常連と思われる男性二人組が来店


---《いただいたメニュー》---
◆ポテトサラダ＠450円＋税
　滑らかな舌触り。
　お芋のブロックも程良く残っています。
　且つ、黒胡椒をピリッと効かせた感じは、
　個人的に好みの類。

　マヨネーズは控え目で、
　ひんやり感と共に、お芋の味がグッと。
　脇に添えられた揚げレンコンが、
　地味に良いアクセント役になっていますね。


◆まぐろ山かけ＠500円＋税
　小ぶりにカットされた鮪赤身は、6カット。
　ただ、インパクトを残してくれたのは、
　鮪よりも、とろろのほう。
　弾力に富んだネットリ感で、
　口に入れた時に、
　充分なホワホワ感を楽しめます。


◆鰻の肝くし焼き@280円＋税
　予め大量に振られた山椒が、
　個人的に少し残念……
　一口目は、Non 山椒で頂きたかった、
　というのが本音です。

　肝の弾力はやや乏しい感じ。
　ネットリとしすぎる濃ゆいタレも、
　肝のアイデンティティを消してしまう。
　

◆かしら／シロ／レバー@各120円＋税
　これら、【特製から味噌】で頂きました。
　ちなみに……
　タレ・塩・特製から味噌の三択です。

　串は、全体的に小ぶり。
　だいぶしっかり目な火入れと感じます。

　厨房には、
　紀州備長炭使用という木札が有りますね。
　故に、串はもう少し大ぶりなほうが、
　備長炭が活きるのではと……。
　超素人目線で申し訳ないのですが。

　多少値段が上がっても良いので、
　もう少し大ぶりな串をいただきたいなと
　思った次第です。

◇かしら
　香ばしく淡白。外側はパリッと。

◇レバー
　レバーとしてのアイデンティティを残すも、
　仕上がりがだいぶ固め。
　ネットリ感は、もう少し欲しいところ。

◇シロ
　かなりカリッとした外側。
　やや臭みが有るものの、許容範囲ですね。

◇特製みそダレ
　マイルドな開幕から、ジワジワと広がる辛味。
　ピリピリ。ヒリヒリ。結構きますね。
　これで焼きおにぎりを作ったら、
　結構いける気がしました…（笑）