明るいお店。 : ドルチェリーア エゴー

毎度お約束の茗荷谷であります。←いや、誰かと約束したって意味じゃない。
毎回言うけど、茗荷谷、いいところだ。次々にいいお店、興味深いお店が現れる。
駅前や春日通り沿いは、にぎやかで人通りも多いけど、小石川方向に一歩入ると、もう住宅地で実に静か。
ときどき下校中の子供が絶叫してる。

さて。
そんなとある６月も終わりのある日。←ってさ、これ書いてるの１０月の終わりなんだが・・・。おそっ。
明るい時間に仕事が終わると、駅を中心にウロウロと歩き回るのが最近のパターンになりました。そんで、よさげなお店を見つけると、お茶しに入るってやつです。場所は播磨坂周辺を歩いていて見つけましたよ。
春日通りから播磨坂を下ってきます。播磨坂は何と言っても桜並木が有名である。
言われなくても、立ち並ぶ樹木はサクラだよね～。う～ん、桜の季節はどれだけ見事だろう～。
って、通りの真ん中の公園というか緑地帯は花見客で埋まるんだろうな。

その播磨坂を下りきったところに信号があるんだけど、そのひとつ手前の路地を左に入って、すぐ右にあります。
思いっきり住宅地なんだけど、お店はバリバリのガラス張りで、とっても明るく見えます。
もちろん中に入っても、とっても明るい。外から見て、ケーキの残り具合が一目で分かるってくらいに明るい。

はい、はいりませう。
正面にはケーキのショーケース。左側にはクッキーやジャムなどのある程度は日持ちしそうなもの。右にはカフェスペース。
当然、お茶していきますとも。
可愛いらしいハンドベルが置いてあって
「お呼びください」
ってことらしい。
確かに店員さんに目の前に立たれて待たれていると、ちょっと焦ったりするもんね。決まったら呼べばいいから気楽だ。

ショーケースの向こうもガラス張り。キッチンが見える。
もうこの日の製造は終わったみたいで、とってもキレイに片付いてる。
店内には軽快な洋楽が流れてる。フランスっぽい。←なにそれ。
もしお店が播磨坂に面してたら、テラス席があっても違和感は全くないのにな。それどころか、すんごいオシャレな感じだよ。

お店に着いた時間がもう１６時過ぎのせいか、ケーキはだいぶ残り少なくなってたな。
そんで６月の終わりで、もう夏じゃんね。
季節的にゼリー系などの爽やかスッキリ系が多かったよ。冷やして食べたいものが多い。
そういうのって、シースルーなのが多いから、見た目から本当に涼しげだ。

う～ん、どれにしよ。
ほんといい意味で放置してくれて助かるわ。気兼ねなくジックリと悩むことができるよ。
よし、決めた。
「カボチャのタルト」
そうそう、どれも大きいの。値段は４００円後半から５００円前半がメイン。シュークリームが４００円だから、いい値段ではあるけれど、相当なこだわりを持って作ってるらしいぞ。
お店のＨＰを見ると、事細かにいろいろと書いてある。

ハンドベルをチロチロ振って、店員さんを呼ぶ。出てきた店員さんは、お店のオーナーさん兼パティシエールさん、その人であろう。
丁寧にケースからケーキを取り出してくれる。そんでもって、アイスカフェオレ。ああ～ほんとにいつも同じものを飲んでる。まったく芸のない。←芸はいらないが・・・。
ドリンクと一緒にもってきてくれるので、席にて待つ。
ついでに席にあったメニューも眺める。
手書きのメニュー。
１７時までは日替わりケーキのセットがあって、これはドリンク込みで８００円。

他にもカプチーノ、ブレンド、アメリカン。紅茶、ロイヤルミルクにミルク。←違いが分からんが。
フルーツジュースにココア。カフェラテもある。カフェオレもあるけど、きっとカフェラテはホイップミルクなんだろうな。
それにハーブティーもあるよ。
なんだなんだ、このドリンク類の種類の多さは。ヘタなカフェよりもドリンクの種類が多い気がするぞ。
にもかかわらずカフェオレを選んでしまうあたり、ほんとに芸のない・・・。←だから芸は必要ない。

なんて明るい店内だ。
表を走る配送トラックもよく見える。頑張って配達してくれ～。みんな待ってるぞ～。
おっと、来ましたよ。
ちなみにお冷は８角形のグラス。
８角形ってキレイだよね～。氷も濁りがなくって、お冷の中で光が躍るって感じだ。←今、かっこいいこと言った！
よく冷えたカフェオレの登場。一緒に冷えたガムシロップも登場。
カフェオレのグラスも大きいな。
ミルク部分とコーヒー部分、はっきりクッキリとグラデーション。
なぜか氷が１個、豪快に外に飛び出してる。

ショーケースで見てもそうだけど、実際に見ても、タルトは大きいなあ。
それにしてもすごいタルトだ。

下半分がもろにカボチャなんだけど。カボチャのムースにカボチャのスライスが入ってる。
一番上にはホイップでデコレート。
すごいな、これ。カボチャのムース部分も変な加工してないというか、カボチャ本来の甘さにお任せしますって感じなのに、ただ裏ごししただけって適当感はないの。多少の砂糖は入ってるとは思うけど、カボチャの味を損なうほどには入ってないはず。
そんで、カボチャご本人は歯応えを残した状態で、たっぷりと入ってる。

美味いな、これ。
カボチャは野菜だからヘルシーなんだろうな。
美味しくて、体にいいなら、なおのことグッドである。何度も言うけど、大きいのよ。
う～ん、すごいな、これ。
他でもカボチャを使ったケーキを食べたことはあるけど、それはカボチャの裏ごしでスライスしたご本人にはお目にかかれなかった。
それだけでこれは大きな特徴だ。

タルトを食べ終わって、カフェオレを飲んでたら電話。
・・・ギク・・・・。
画面は職場の電話番号を表示してる。
・・・ギクギクギク～・・・・。
「いつ戻る～？」
う～ん、美味しいケーキの余韻が吹っ飛ぶような無粋な一言。いつ川崎に戻るかってさ～。
今、ケーキ食べてんだけど。って言ったら、お土産ありがとう～だって。
何も言ってないうちにお礼を言うでない。

しかたないな～。
席に座りますと、クッキー類がちょうど正面になるの。
クッキーでも買ってくか。
・・・って、これがまた悩むんだ～。だて、ほんとに種類が多い。
クッキーの定番のチョコチップや紅茶、抹茶、ミルクティーなどはもちろん、ハーブ系も充実。ジンジャーもあった気がする。
その中で、４つほど吟味したよ。
もちろん、もっちっちも食べるつもりでね。だから、自分が食べたいものを選んだの。

それとお茶代を全部まとめて２８８４円。
タルトとお茶だけなら千円だったんだけどな。
ちなみに外税である。

は～、すっかりのんびりしてしまった。
って、帰って仕事なんて事前に聞いてないぞ。いつ戻るかって言われて、これからすぐって返事しちゃったけど、なんか軽く騙された気分だ～。
うわ～、直帰できないじゃん。
ま、いいわ。この美味しそうなクッキーを見て喜びやがれ。