チャリで巡ったシチリア島の楽しさが伝わる郷土料理『シチリア屋』 : シチリア屋

白山の裏通り。知らないと、この路地にはあまり立ち入ることもないと思いますが
美味しいオーラが溢れ出る楽しいお店です。
 
目印はこの自転車と青い立て看板。
そして大きなシチリア島をかたどった大きな看板です。

店内は真っ青な壁にナチュラルなテーブルや椅子。
多分ここに立ち入れば、このお店の磁力や楽しさのパワーが
体にじーーーんっと染み入ってくるはずです。

そんなお店で、キラキラした華やかなお料理じゃなく
なんか見た目も地味で野暮ったいのに
旨い！！って料理を作ってくれるのがこちら大下竜一シェフ。
お店から発するオーラはこのシェフかものなのか。
とてもおとなしい感じですが、キラキラ感が半端ないのです！
そしてそれが前回よりパワーアップした感じ！

シチリア屋の料理はシチリアセット3000円　1本勝負。
<前菜の盛り合わせ><ミニスープ>
<前菜を三種より一品><パスタを三種より一品>
それぞれから、いろいろなものをチョイスしていく感じ。
お肉料理などもあるのでさらにプラスすることも可能です。
※11月からは4000円に上がるそうです。まだ体験していない方は急いで予約して！


前菜4種の盛り合わせ
ちょこちょこっとおつまみみたいなものが盛りあわされています。
コッツェペパーテやレモンのサラダ。
 
ウニのブルスケッタ
鮮やかな色合いの雲丹が印象的なブルスケッタ
 
マグロのポルペッティーノ
マグロに松の実やレーズンを入れて肉団子に。
イタリアのマンマの味が味わえます。 
 
乾燥空豆のズッパ
ズッパといってもかなりまめ豆しく、
豆の味がぎゅっと詰まったようなスープ葉のむというよりしっかり噛んで。
甘い豆の味にクミンの香りが加わってちょっとエスニック。
土着っぽいお料理は地味ですが滋味。
こういうお料理が味わえるのがシチリア屋の嬉しいところです。
 
砂肝のシチリア風煮込み　+200円
これはかなり参りました！！
アツアツで登場した砂肝は柔らかく煮込まれています。
レモンやローズマリーの香りも砂肝をより食べやすくしてくれます。
濃厚ですが、しっかりスキットするようなバランスのとれたお料理。

 
モミナと浅利のポキポキパスタ
ちょっと味に癖のあるもみ菜は油との相性も抜群。
アサリの濃厚な出汁が、ポキポキ折ったパスタにしみこみます。
私はブラッドオレンジジュースでしたが、これはワインとの相性も確実にGOOD！
 
3000円のシチリアセットはここまで。
友人はチーズを食べていましたが、私はドルチェを。 
 
レモンタルト
最後もしっかりシチリア気分で締めくくります。
レモンの酸味と旨みがぎゅっと濃縮されたようなレモンタルト。
リモンチェッロは飲めないけれど、
やっぱり最後はレモンで締めくくらせていただきました。
 
コーヒーのグラニタ
大下シェフのお料理には全てストーリーや思い出がありますが
このグラニタもそのひとつ。
こちらはお友達の食べたものを一口味見。
今回はまだ暑い8月に訪問したのでこれが食べられました。
BARDAMAで食べたという、コーヒーの味とたっぷりの生クリームが印象的な大人味。
口にいれるとすぐ溶けて、口どけがよい感じのイタリアカキ氷でした。
 
最後はコーヒーで。
 
気持ちも頭も空にして。
美味しいものと楽しい会話で心もゆるくしたい。
そんな時にオススメのお店です。
 

手頃な価格で美味しいと評判で、ずうっと行きたかったシチリア屋さんへ。
私の生活圏から外れるので、なかなか伺うことができずやっとの訪問となりました。
シチリアをイメージした真っ青な店内が印象的なお店です。

白山と東大前のいずれからも8分ほど。
ちょっと歩きますかね。
大通りからも一本奥の裏路地にありますが、
ここだけは大盛況で活気づいておりました。

お店の外にある看板もやはり青。
魚介類とワインのお店ですね。

シチリア屋さんのオーダーは、
3000円のシチリアセットををデフォでオーダー。
前菜、スープ、パスタのセットとなっています。
アラカルトでお魚、パスタ、お肉料理、
ドルチェとカフェなどが追加でオーダーできます。

大下竜一シェフの作るお料理はハッとした魅力があります。
日本にいながら、キラキラ輝く太陽やシチリアの風景が
目の前で広がるようなお料理たち。どれもフレッシュで爽やかです。

素朴な郷土料理ですが、立ち昇る柑橘類の香りが楽しくて。
シェフもシチリアを自転車で回り、様々な料理との出会いを
生かしているようですが、私たちはそんなフィルターを通じての
風土と郷土色豊かなお料理と出会うことができます。

まずは、鰯のポルベッティーノ、かぼちゃのクスクス、
ウニのブルスケッタ、レモンのサラダから。
ウニが乗っているブルスケッタなんて贅沢ですなぁ～。
かぼちゃのクスクスは、ひよこ豆が入って食感もいのですが
甘いクスクスというのは初めていただきました。

鰯のポルベッティーノは、
カカオパウダーなどがかかって独特の風味。
レモンの上にはシナモンがかかるなど、
私の考える組み合わせとは全く違いかなり楽しい前菜でした。

乾燥空豆のズッパ
スープというよりピュレみたいな感じ。
乾燥空豆はフレッシュの空豆とはまた違った素朴な感じ。
フェンネルシードのねっとりしたピュレを爽やかに。

シラスのレモンの葉焼き
私はシラスとレモンの葉ってどう料理するのよ～と
かなり興味がわきオーダーしてみました。
レモンの葉の上に生シラスが乗って焼かれています。
フレッシュなかなり爽やか。
葉っぱもなかなか食べられませんが、これは楽しい。

シチリア屋トマトソースのパスタ
おもったより甘味のあるソースでしたが
生のトマトから作っているため適度な酸味で楽しめるパスタに。

ソースもよく絡めて、もちもちっと。
ミントが少し香り爽やかなパスタでした。

パスタはブガトーニでトマトのパスタとは鉄板ですね。
むぎゅっとした食感も楽しくいただけました。

石がレイのアグルーミ
登場したとたんにオレンジの華やかな香りのする、
これまた楽しいお料理が出てきました。

友人が骨を外してくれました。
器用な友人と同席でよかった。
オレンジの甘さや華やかな芳香と濃厚な味。
そしてオレンジとケイパーの酸味が爽やかなお魚料理でした。

レモンのタルトシチリア風
私は実はタルトタタンとレモンのタルトがあったら
絶対にオーダーしちゃうくらい好きなんですけど
これもしっかりした酸味があって美味しかったです。

最後はコーヒーで。
レストランで300円とは嬉しいですね。

店内は深いブルーの海のイメージ。
籐のソファなどがリゾートをイメージさせますね。
ナチュラルな天然木材を使ったテーブルが素朴で楽しい。

シェフとの会話を楽し見ながらひとりでも食事ができる
カウンターも魅力的。ご近所の方はワインを飲んで
3000円のシチリアコースで気楽にディナーなんていうのもありですね。

お店のホームページにも使われていますが、
こんなかわいい猫ちゃんも。
シチリアの路地をのんびり歩いていそうな猫ちゃんと
美味しいお料理にまた誘われて伺いたくなっちゃうお店です。

シチリア屋
東京都文京区白山1-5-5MC白山ビル１F
03-5615-8713
月曜日定休日
Lunch12:00～14:00(L.O.13:30)
Dinner18:00～23:00(L.O.22:00)