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食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2023 選出店
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イタリア好きなら迷わず行けよ 行けばわかるさ
イタリア好きです。
仕事の合間を縫っては時間をやりくりして、年一回程度イタリア各地で食べ歩きしてます。
最近は夫婦共に忙しくて年一回はなかなか行けてませんけど、昨年末から年始にかけてサルデーニャ島一周&ローマで観光客が行かないエリアのトラットリア&オステリア巡りをしてきました。
イタリアは日本と同じく郷土料理の宝庫、そこでしか&この季節しか味わえないものがたくさんあるんですが、日本だと讃岐うどんも博多もつ鍋もご当地ラーメンもジンギスカンもソースかつ丼も人気の芽が出るといち早く食のバリューチェーンの会社(笑)が全国展開しちゃうのに対して、イタリアは食に対してはかなりコンサバティブで、地元の味が一番だから他のエリアの食に浮気することは滅多になく、おかげで食のバリューチェーン化も図られることはまずありません。
もちろんローマやミラノなど大都市にはマクドナルドもありますし、パスタ&ピッツァチェーンのパスタリートとピッツァリートがあって、スシもラーメンもケバブもそれなりに人気がありますが、基本的に食べるものの種類が大体決まっているというか、昨日は中華で今日は天麩羅、明日はフレンチで会食だからランチは日本蕎麦で軽く・・・みたいな毎日取っ替え引っ替え様々なバリエーションを楽しむ日本とはかなり違います。
それに食べ歩きを楽しむような人も一部の美食家を除けばそれほど多くはなくて、圧倒的多数は地元の馴染みの店、行きつけの気心の知れた店に通うパターンです。
日本人は美味しいものも毎日食べたら飽きると考えますが、イタリア人は美味しいんだから毎日食べても飽きないどころか、食に飽きるという感覚自体が希薄です。
そういう意味では、日本は本当に飽食の国というか美食大国というか、一億総食コメンテーター状態というか・・・かなり特殊な国なんじゃないかなと思います。
そうじゃないとミシュランガイドで東京の星付き飲食店が226店舗(ビブ君は238店舗!)まで増えないですよねー(笑)。
ミシュランお膝元のフランスでも星がついている店は全土でホテルを含めて632店舗ですから、日本は世界一の星付き大国であることは間違いなさそうです(良し悪しについては言及しません)。
何を以って美食なのか、その価値観が問われる時代ですね。
さて、日本のイタリア料理は日本人向けにアレンジされているものが多くて(当然と言えば当然です)、もちろん美味しいは美味しいんですけど、荒々しさとか素材の滋味深さとか、味の個性や気候風土を背景とした特徴がはっきりしている料理は少なくて、どちらかというと総合力とバランスの良さ、それと盛り付けの美しさで食べさせる料理が多いように感じています。
日本は野菜の味も薄いです。イタリアで旬の野菜を食べればその違いに愕然とするはずです。
あとはポーションも圧倒的に少ないです。
個人的には一人前が80gのパスタ&大盛りで120gって全くあり得ない(笑)。
ということでイタリア&イタリア各地の郷土料理大好きなのに、日本でイタリア料理の店にはあまり足を向けず、専ら夫婦で「シルバースプーン」(1500ページ以上あるレシピ本です)や舌と眼の記憶、イタリアで購入してきた食材や調味料を頼りに自宅で作る日々です。
自分たちで作るのはとても楽しいですし、調味料や調理法に関する知識も身につくので一石二鳥です。
ワインも好きなものを自由に飲める(笑)し、意外なアッヴィナメントも楽しめます。
例によって前置きが長くなりました。
本日は巣鴨のTrattoria Da Pepiにやって来ました。
daはイタリア語ではfrom to through with forの用途で使われる万能前置詞ですが、店名で使われる場合は「's」の意味になります。
だからDa Pepiは「ペピの(店)」ということです。
大抵はオーナーシェフの名前を冠していますから(シェフのお父さんの名前だったりすることもありますけど)、シェフがペピさんなんでしょう。
ペピってピメント=ピーマンだったり、ぺぺ=胡椒もしくは唐辛子だったりします。どれだ?
前置きの通り、自宅で作ることが多いイタリア料理ですが、それでも偶に評判の良い店の噂を聞きつけたり、知り合いのシェフから教えてもらったり、それこそ食べログの写真やレビューに引き込まれたりして行ってみることがあります。
今回はワイフが是非行ってみたいとのことで予約しました。
巣鴨駅からは5分くらい。白山通りを南下して宮下公園を目指すとすぐにわかります。
蔦が茂っていて落ち着いた感じのファサードですね。
看板の文字がヴェネツィアのトラットリアの印象にそっくりで、お店の雰囲気はまんまイタリアです。
入口の外には椅子とアマーロ・モンテネグロの看板が置いてあります。
これも何だかイタリアで見た光景ですよ。
店内は向かって左手に厨房と厨房前のカウンター4席、右手に2人掛けのテーブルが2つと手前に4人掛けのテーブルが1つ、全部で12人も入ったらいっぱいになる小さいトラットリアです。
小さいですが席はゆったりしていて居心地は良さそうですよ。
シェフが厨房でワンオペ、ホールとワインのサーブなどは奥様が担当です。
厨房側の2人掛けテーブルに着席して、メニューをいただきます。
こういう店に来た時の常套手段として泡をグラスでいただきながら手書きのメニューを眺めます。
この瞬間が何と言ってもとても楽しい。
ドーパミンが溢れ出す瞬間です(笑)。
ワインリストはなくて、好みの味とかブドウの品種を伝えて候補を出してもらい、味と香りについて説明してもらって決める方式です。
それもトラットリアらしくて良いですね。
で、線で消してあるメニューはもちろんないんですけど、そのうち赤丸がついているのは今日の復活メニューなんだとか(笑)。
毎日作り変えるのも大変だからこういうのもアリです。これもトラットリアらしい。
まずはアンティパストですね。
コッコリがあります。トスカーナではコッコリですが一般的にはフリッテッレと呼ばれるピッツァ生地を小さく丸めて揚げたスナックですね。これに青海苔を入れて揚げるとナポリのお摘みゼッポリーネになります。
生ハムとストラッキーノチーズと一緒にいただけるとは嬉しい。
ストラッキーノは北部で作られるフレッシュチーズです。
あっさりしたモッツァレッラみたいなチーズで、ピッツァに乗せても美味しいんですよ。
こういう素材オンリーなアンティパストは結構好きです。
それとラディッキオ・タルディーヴォのサラダ。
タルディーヴォは旬の終わりかけの時期に収穫されたものですから、味が濃いめで美味しいんです。
良いものを扱っていらっしゃいますね。
名物らしいサルシッチャとストラッキーノチーズのブルスケッタ、フリッテッレ(こちらは卵を使った普通の揚げ焼きなんだそうで)もお願いしました。
ワインはこの前菜に合わせて何かお願いとマダムに言うと、私ワインのこと詳しくないんで・・・と行った途端、いっぺいちゃーん、こちらはソアヴェが嫌いでゲビュルツ・トラミネールみたいなミネラル感があるワインが好きらしいんだけど何がある?みたいなフリをシェフにしました(笑)。
お、面白い店だ。
ソアヴェは全部嫌いと言ったんじゃなくて、美味しいものが少ないからあんまり好みじゃないと言っただけで・・・まあ一言で言えばそうなりますかね(笑)。
するとシェフがトスカーナのヴェルメンティーノはどうか、ミネラル感もあって爽やかな酸味もあるけどちょっと飲んでみて印象と違ったらすぐに代えるからと持ってきてくれました。
ヴェルメンティーノは昨年末にサルデーニャで散々飲んできましたが、トスカーナでも作っているんですね。
早速いただいてみると、サルデーニャのものとは違って若干重め、確かにミネラル感もある美味しい白ワインでした。酸味も適度で心地良いです。
何だかイタリアで食事しているみたいな緩い雰囲気です(笑)。楽しい。
アンティパストはコッコリ&生ハム&ストラッキーノから。
揚げたてのコッコリの下に生ハムが敷かれていて、ストラッキーノチーズは器にちょこなんと入っていますね。
揚げたてのコッコリにストラッキーノを乗せると熱で蕩けてとても良い感じになりますね。
ねっとりしたチースとさっくりしたコッコリが妙に合います。
生ハムも相当期間熟成させた上等なものを使っています。
ペコリーノのような濃厚な旨味が感じられる美味しいプロシュートでした。
ラディッキオ・タルディーヴォのサラダはシンプルに塩とオリーブオイルのみ。
ラディッキオの甘味と苦味が十分味わえます。旬のラディッキオを空輸したのかな。
国産でこれだけ美味しいラディッキオが手に入るなら教えてもらいたいです。
サルシッチャとストラッキーノチーズのブルスケッタは文句なしの美味しさ。
肉の旨味がチーズとトロトロに混ざっていて焼いたパンの上にたっぷり敷き詰められていますね。
濃厚でラディッキオとは好対照です。
ワインがスイスイ進んじゃいますね〜。
アンティパストの最後、フリッテッレは卵にネオナートが入っていて、塩気とかすかな苦味にエルベッタの香りが一度に楽しめます。
オリーブオイルでカラッと揚げ焼きしてあって、くどくもなく爽やかな味わいです。
これもヴェルメンティーノにとてもよく合いました。
どれをいただいてもイタリアで食べているような気になる味わいですね。
ポーションはさすがにイタリア並みという訳にはいきませんが、味わいはまさにトスカーナとかシエナでいただいた味を彷彿とさせます。
特にシエナのクアトロ・カントーニで食べた味にとても近くて、店にいたこまっしゃくれたガキの顔まで思い出しましたよ(笑)。
食べ物は記憶の再現性を高めてくれる効果があるんでしょうね。
ではワインを赤にしてメインまでゆっくり飲むことにしましょう。
いっぺいちゃーん、今度は赤だって!と呼ばれてシェフが勧めてくれたのは(笑)、podere414というトスカーナのサンジョベーゼ主体のワインでした。
サンジョベーゼなんですが、シラーとかアリカンテとかいろいろ混ぜてあるらしく、重くはありませんが複雑な甘味と渋さ、それに酸味があります。
ちょっと変わった味わいですが、ワイフがとても気に入ったとのことでチョイスしました。
パスタはワイフがal fumo、私はcarrettieraにしました。
注文する前に奥様にポーションを確認したところ、パスタは全部2人前を目安に出していて2人だったら一皿をシェアする人が多いとのことだったので、念のため2皿頼みました(笑)。
アル・フーモはベーコンの燻製香を活かしたパスタですね。
しっかりめに茹でたペンネにトマトベースのソース、ベーコンの香りも食欲をそそります。
リキュールのような香りもするので何かお酒を加えてあるのかもしれません。
胡椒がよく味を引き締めています。
甘味と塩味、酸味のバランスがとても良くて非常に食べやすいパスタでした。
私のカレッティエーラはトスカーナでは有名なパスタです。
にんにくと唐辛子がパシッと効いたトマトソースのaglio, olio e peperoncinoにトマトを加えたような風味で、シンプルでとても美味しい。
にんにくががっつり効いているのが堪りません。
トマトが極めて濃厚、ここまで濃厚なトマトはなかなか味わえません。
夢中で食べちゃいましたよ(笑)。やっぱり別々に2皿頼んで良かった。
ローマのトラステヴェレにはChecco Er Carettiereという下町料理の名店があるのですが、そこの店名の由来にもなっているカレッティエーラはにんにくにトンノとチャンピオーネがたっぷり入っています。
同じカレッティエーラでも街によって素材が変わるんですね。面白い。
今度フィレンツェでもカレッティエーラを食べてみます。
さてようやくメイン。
19時過ぎにお店にやってきて、すでに21時を回っていますから随分のんびり食事しています。
これもイタリアのオステリアやトラットリアで楽しんでいるみたいで気分が上がります。
ワイフは迷わずにmanzo alla griglia、私は迷った末にtartaro di carne di cavalloにしました。
ワイフの牛肉のグリルはなかなかのポーション。
一人では食べきれないというので喜んで手伝ったらそんなに食べるなと(笑)。
え〜、手伝ってくれっていうからその通りにしたのに文句言われるなんて・・・
食い意地が張った夫婦ですから、仕方ありません。
私の馬肉のタルタルは軽く塩胡椒した馬肉にたっぷりのオリーブオイル、付け合せには蕪とパルミジャーノが添えられています。
見るからにんまそうだ。
口に含むととても馬肉とは思えない上品な味と香り、それにオリーブオイルで引き出された甘みが感じられます。
パンに乗せてブルスケッタ風にしていただいても馬肉の旨味が際立ちます。
脂がないので軽くて、ワインの酸味とも程よく合うのでなんだかあっという間に食べちゃった感じ。
ああ、もっと味わって食べれば良かったよ。もしくはもっとポーションがあれば・・・(笑)。
メインを食べ終わっても、私の食欲は満足するどころか増すばかり。
ワインも少し残っていることだしマイアーレでも食べてやろうかと思ってメニューを眺めていたら、ストラシカーテの文字が目に入りました(いくつかスペースの問題でイタリア語表記していないのがこの店らしくて好きです)。
strascicateはボローニャのアル・ペスト、ボロネーゼに近い牛挽肉のパスタ料理です。
先ほど食べたカレッティエーラが強烈に美味しかったので、やはりトマト味で締めようかと思い、奥様にお願いしました。
strascicateをベシャメルで作る店もありますので、念のため確認するとトマトソースとのこと。
うちの料理美味しいでしょ!気に入ったんでしょ!と言わんばかりの満面の笑顔で受けてくれました。
いっぺいちゃーん、まだ食べるって!とオーダーが厨房に通ります(笑)。
しばらくして出てきたストラシカーテはやはりポーションはやや小さめですが、味は申し分ありませんでした。
少し辛味が効いていて(これは胡椒です)トマトが濃厚、牛挽肉の脂も程よく出ていてペンネの喉ごしも良いです。
スパゲッティのほうが好みですが、ペンネも悪くないですね。美味しいです。
ワイフはお腹いっぱいだというのに一口食べたいと。
どこまでも食い意地が張ってます。人のこと言えないけど(笑)。
最後にシェフが安いのにとても美味しいというgalattiというグラッパをいただいてフィニート。
初めてきたのにとても美味しくてガツガツ食べちゃいました。
お会計して&次回の予約を入れて店を出るとシェフが見送りに出てくれて、よく食べますね〜!びっくりしました!と一言。
美味しかったらいつもこれくらい、これ以上食べますと伝えるとさらに驚いていました。
最近たくさん召し上がる方はごく僅かなのでポーションを調整したんだそうです。
では次回から我々のポーションはabbondanteでお願いしますとお伝えして店を辞しました。
いやあ美味しかった。
もう少しポーションがあると100点です。
今度は違う料理を楽しみに来ますね。
アンティパストをぶっ飛ばして、プリミとメインだけがっつり食うのも良いかもしれません。
ご馳走様でした!!
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hongo555
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店名 |
ダペピ(DA PEPI)
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受賞・選出歴 |
イタリアン 百名店 2023 選出店
食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2023 選出店
イタリアン 百名店 2021 選出店
食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | イタリアン |
予約・ お問い合わせ |
03-6902-1095 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR山手線・都営三田線 巣鴨駅 南口より徒歩5分 巣鴨駅から353m |
営業時間 | |
予算 |
¥10,000~¥14,999 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners、VISA) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
300円 コペルトと表記。自家製パンがフリー。 |
席数 |
10席 (カウンター 4席。 テーブル席 6席) |
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個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり、オープンテラスあり |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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オープン日 |
2011年3月5日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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一昨日こちらのお店で散々食べ&飲み散らかして大満足して帰宅し、店を出るときにいろいろと話をさせてもらったんですが、立ち話だったしまだお話ししたいこともあったので、メッセンジャーでもと思ったらFBに12月1日は昼からバーカロやります!との掲示が。
日曜日は特に予定がありませんでしたので、家事を済ませてから行ってみることにしました。
これも何かの縁です(笑)。
到着したのは午後3時前でしたが店内はすし詰め満員。
お店の外にも人が溢れています。大人気だ。
和服姿の女性もいらっしゃいます。素敵ですね。
なんとか店内に潜り込んでカウンター前に進むと、飲み物と食べ物は別々に注文&会計とのこと。
こんなに狭くて満員なのに別々とは混乱しないかなと思ったら案外スムーズでした(笑)。
では私はワイン、ワイフはチケーティ担当でそれぞれ並びました。
ワインは明るい奥様担当でした。
こんにちは!面白そうなので来ちゃいました!と声を掛けたら、あ、どっかでみたことある顔だと思ったら一昨日来てくれた人じゃないですか!とまた満面の笑みで応対していただきました。
スプマンテをグラスでお願いしました。1杯500円です。
ワイフが並んで買ってきた食べ物はバッカラのチケーティと生ハムとマスカルポーネのチケーティ、トリッパにスップリ、焼きピメントにカルチョーフィです。全部で1,100円だとか。
チケーティはヴェネツィア版のタパス、ワインのアテのことです。
フィンガーフードもありますが、小さい器や皿に乗せて食べるちょっとしたものの総称です。
バーカロは立ち飲みのバールのようなものでヴェネツィアにはいたるところにありました。
一番有名なのはリアルト市場からすぐのカンティーナ・ド・モーリかな。
シェフはトスカーナだけじゃなくてヴェネツィアでも修行されたんでしょうかね。
店内満員&外の椅子もほぼ埋まっているので、我々は向かいの宮下公園の門柱にワインとお皿を置いてのんびり楽しむことにしました。
天気は上々、風もなくポカポカした12月の初日です。
こういう天気が良くて肌寒い日に、外でワインを飲むのはとても気持ちが良いです。
カルチョーフィは瓶詰めですが少し火を入れてありますね。
この食べ方だと味がぐんと良くなります。日本ではカルチョーフィを諦めていたので、これからこの方法で自宅でも楽しみたいと思います。
生ハムとマスカルポーネのチケーティはよく作りますが、マスカルポーネを固めに保つほうが食感が良いこともわかりました。
Da Pepiの料理をこの値段で少しずつ楽しめるこのイベントはなかなか良いですね。
で、公園前でのんびりワインを飲んでいたら通りかかったご近所らしき妙齢のご婦人から、これは何をしているんですか?と声を掛けられました。
この店のイベントで料理とお酒を楽しんでいるんです、とお伝えすると楽しいそうで良いですねぇと仰いました。
こういうところには友人と数名で来るほうが楽しいと思うんですが、我々のような夫婦や家族連れもいて、思い思いに楽しめるところが良いですね。
ご婦人も一杯飲めば良いのに(笑)。
二度目の食事とワインを並んで買っていたら、偶々入口脇のカウンターというか棚が空いたので、そこにワインとチケーティを持って潜り込みました。
相変わらずほぼ立錐の余地なく混んでますね。満員電車状態です(笑)。
今度は生ハムにインサラータ・ロッサ(ポテトサラダ)、それと墨で和えたイカ下足のnero di seppiaです。
生ハムは一昨日いただいて熟成加減がとてもよくて美味しかったので、切りたてを少しもらいました。
ポテトサラダは特筆するようなものではないですが、nero di seppiaは抜群に美味しかったです。
もう少し食べたいなと思ったら、人が群がっていてあっという間に売り切れでした(笑)。
後から後から人が入ってくるので、我々はこれくらいでお暇します。
シェフとマダムに挨拶して引き上げました。
これだけのお店のファンがいるってことが素晴らしいですね。
こういうイベントはとても楽しいので、これからも機会があったら続けていただきたいと思いました。
ご馳走様でした!!