昭和の母のハンバーグ定食… : フクノヤ

【 いつまでも続いて欲しいお母さんの洋食屋… 】

（いつも通り、私の日記になっていますので
お急ぎの方は、太文字だけお読みいただければ幸いです…）

なんだか、体が重たい…
（↑体重じゃないよ…←体重も重たいけど…）
うーん、近所の銭湯では無く
ちゃんとした、温泉にどっぷりと…
浸かりたい…

と、いう事で
体を回復させるために
巣鴨の温泉　「ＳＡＫＵＲＡ」へゴー
その前に、チャチャッと外で
夕食をすますことに…

仕事終わり、ダッシュで
お目当ての「台湾料理 台湾」さんへ向かうも
到着、20時半…
ガーン…
灯りが消えて閉まってる…
久しぶりに間に合うかと思ったのに…
お客さんいないと、早めに閉めちゃうのかしら…

こういう時、次善の策を考えていない
私は、しばしフリーズ…
頭の中の引出を、片っ端から開いてみるが
思いつかない…
↑
食べログで、アホみたいに「行きたい」マークしてるんだから
みればぁ…
↑
道端でスマホ開いてみるのが、メンドクサイ…

という事で
一番最初に思い浮かんだ
こちらへ…
このお店も、閉店時間がきちっと決まっていなくて
早じまいしちゃう時があるので
トキトキしながら、久しぶりの訪問…

ザ・昭和の洋食屋さんといった感じの外観
白い暖簾の向こうには灯りが…

平日夜、20時半過ぎの入店…

4人テーブル×１
2人テーブル×２
カウンター席×５くらい

小さな店内も
ザ・昭和の洋食屋…
テーブルに敷かれたチェック柄のビニールマットを見て
外の寒さで、体は冷え切っていたが
心に灯がともる…

先客ゼロ
あら、お母さん一番奥のテーブルで
瓶のコーラを飲みながらＴＶを見ている…
お邪魔しちゃったかしら…
一番手前の2人用のテーブルへ
「いらしゃいませ～」の声が
変わらず優しい響き…

この後、温泉に行くので
アルコールは温泉で…
と思っていたが
お邪魔な時間に伺ってしまったので
お金を落としましょう…　（←今日も理由を付け飲む…）

■瓶ビール（キリンラガー　中ビン）…￥480
■ハンバーグ定食…￥650

食事がくるまでの
ツマミに…

■ほうれん草のお浸し…￥200
も追加

母「（若い）あなたがビールで、（年輩の）私がコーラー…
ウッフ…」　（←可愛いぃ…）

お母様は、御年８●歳…
足腰つらそうなので
キッチンの近くまで
「ビール」、「お浸し」を取りに行く…
今日は珍しくスニーカーだったので
少しピョンっと跳ねながら…（←大人のやる行為か…？）
それを見たお母様が
「若いわね…、元気ね～、私はもうお迎えが来るのを待つだけ…
一年後なのか、二年後か…」

私が
「何を～、東京オリンピック見ないとぉ～
お母さんお肌がきれいだから、まだまだ！
大丈夫って思えば、絶対、大丈夫！」
と言いながら、頑張るぞ～という感じで
拳を上にあげたら
お母さんも
「そうね…、２回目のオリンピック見る…って思わなきゃ…」
と言いながら、私の真似をし
優しく静かに、拳を上に…（←スペシャル可愛い…）

お客様がいっぱいの時や、こちらから話しかけないと
静かに接客をする感じだが
お客さんがいない時に、話しかけると楽しくおしゃべりできます…

話しながら、お浸しに醤油をかけたつもりが
まさかのウスターソース…
そうですね洋食屋さんだから

大きい入れ物→ソース
小さい方→醤油

ですね、皆様ご注意を…
（ほうれん草のお浸しにソースはあいませんでした、新発見！）

さほど、待たずに定食が運ばれる…
・ハンバーグ（ナポリタン、目玉焼き付）
・マカロニがのったキャベツサラダ
・小さな小さなお豆腐
・お味噌汁
・ライス

チェーン店でもないのに650円で
これだけいただけるのは
「感謝」の一言しかない…
お味について、どうこう言うのは無粋なもん…

でも…、ツナギが少ない、ムギュっとした
ハンバーグは、昔懐かしい味で嫌いじゃない…
ナポリタンもケチャップ、ケチらず濃いめが
男性には嬉しいと思う…

あら、お母さん
私の定食提供が終わっても
いつまでもキッチンに立っていらっしゃる…
お客様がいると、座らない方なのかしら…
「私に気にせず座ってゆっくりしてください…」
と言おうと思ったが
食事の途中に立ちあがって
キッチンまで、わざわざ、それを伝えにいったら
恐縮させてしまう…

チーン！ひらめいた～　（←一休さん風…、暴れはっちやく風）
缶ビールを追加で注文しよう～
注文ついでにお声かけ～　（←またも、追加ビールの言い訳…）

■麒麟淡麗生（350ml缶）…￥250
を注文

ゆっくりして～
と伝えると…
「いいのよ、お姉さんが来てくれたから、今仕事がはかどってるの
アジフライの鯵を今、たくさん捌いているところよ」

えっー、５００円の「サービス定食」のアジフライ
出来上がった冷凍のものじゃないんだ…

あーん、こういう時に大きな胃袋があればっ～
捌きたてのアジフライ頼むのに…
大きな胃袋が欲しい…　（←これ以上ブーデーになったらどうするの…）
…
じゃあ、リスみたいに
美味しい物を、蓄えて後で食べられる
魔法のほっぺたが欲しい…　（←これは試した事が無いので、もしかして可能か…）

さて、あまり長居してはお母さんも
疲れてしまう…（←私の話に付合い疲れ…）
帰りましょう…
と思っていた時に
若い外国人留学生と見られる１名のお客様…

あら、じゃあ、急がなくてもいいか…（←そういう問題じゃ…）
と、キッチンで調理中の、お母様と話し込む…
留学生が、チラチラこちらを気にしてる
はい、こういう時は会話に入りたい合図ね
（↑ただ、アナタの声が大きいから見てたのでは…←はい、年配の方と話す時私、声大きいのぉ…）
と判断し、酔っ払いは直ぐに話しかける…

「ね～っ」（←なんの脈略もなく会話に入らせる…とんだ迷惑者…）
インドネシアから留学で中央大学に来たばかりという
彼は、なんと５か国語も話せると…
日本語も、まともにできない私…反省…

ベラベラ話しかけるので
彼は、注文したカレーを食べすすめられない…
さすがに、酔っ払いも気づく…　（←遅い…）
これでは迷惑だろうと、帰る事に…
あっ、彼の食べていたカレーも
凄くスパイシーな香りがして、とても美味しそうでした
次回は、カレーにしよ～
「日本人にいじめられたらパンチ入れちゃいな～」
と華麗な、言葉を彼に残し
お店を後にしました…

あっ、インドネシアの彼、hanaco劇場にお付き合い
ありがとうございました…

此処は…
舌で味わう…
では、無く
脳で感じる
昭和の洋食店…