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「江戸東京そばの会」出身では古株の店。気軽に立ち寄れる雰囲気が身上。
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とりあえず「瓶ビール」
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「馬刺し」
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赤身の馬刺しはなかなか美味い
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「焼き枝豆」
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「冷酒」はこのように
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「蓮根はさみ揚げ」
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中は豚ひき肉
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「ミズのお浸し」（サービス）
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「2色せいろ」
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つゆ・薬味
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「せいろ」を手繰る
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「田舎せいろ」
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「蕎麦湯」は自然体
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蓼喰人
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店舗情報（詳細）
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店舗基本情報
| 店名 |
閉店
田端 玄庵 昌（タバタゲンアンショウ）
|
|---|---|
| ジャンル | そば、居酒屋 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
田端駅から徒歩10分 田端駅から391m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
￥1,000～￥1,999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥3,000～￥3,999
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
席・設備
| 席数 |
20席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 ランチタイム（11:30-14:00）のみ禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | カウンター席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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店名から分かるように、葛飾立石の「玄庵」主宰の「江戸東京そばの会」出身の蕎麦屋で、この会からの独立店では都内でも古い店。
場所は田端の駅から尾久方向に少し入った商店街の中。
久しぶりに田端の駅で降り、駅舎が跨る陸橋付近は見違えるほど整備されているが、渡った北側には下町的な懐かしい光景が残っている。
こちらの店構えも由緒ある名店には見えず、この地に昔から在る居酒屋さんと言った風情。
夜の口開けの5時半丁度に到着。
ビニールでカバーされたメニューの冊子には、写真入りの肴類や蕎麦が数多く並び、昼は食事処、夜は一杯飲ませることに主眼を置いたスタイルが顕著である。
まずは「瓶ビール」を注文。
肴には数々の＇おすすめ＇の中から
「馬刺し」：良く見かけるルイベ状の冷凍物のスライスでは無く、脂っ気のない赤身。
しかし筋も無く旨みは十分。おろし生姜とにんにくが添えられているが、癖も無くなかなか美味い。
「焼き枝豆」：生の枝豆をフライパンで焦げ目が付くくらいに乾煎りして火を通し、粗塩が塗されている。
枝豆自体まだ時期が早いためそれほど味は乗っていないが、適度な食感と微かな甘味が楽しい。
「蓮根のはさみ揚げ」：挟んであるのは豚のミンチで、揚げ具合もほど良い。
蕎麦つゆベースの餡が掛かっており、穏やかな味わい。
酒には強いこだわりは感じられないが、そこそこの銘柄が並んでおり、その中から「関山 純米」、続いて「澤ノ井 本地酒」を冷酒で注文。
洒落たガラスの酒器で供された。
もう少し何か注文しようと思っていたら、サービスで「ミズのお浸し」を出してくれた。
しゃきしゃきとした歯触りが心地よい。
暫しゆるりとした時間が流れる。
蕎麦は「2色せいろ」にする。
「せいろ」と「田舎」が大き目の笊に一緒に盛られてきた。
まず「せいろ」をそのまま啜ってみる。
綺麗に揃っており香りも感じられ、食感も喉越しも良好。
「田舎」は挽きぐるみで、やや太めに打たれており、噛みしめると香りが溢れるなかなかの仕上がり。
両者ともにこの時期にしては、上々の出来栄えに感心する。
「つゆ」はとびぬけた美味さは無いが、濃さは中庸で丁寧な仕事は認められる。
「蕎麦湯」は口開けのため僅かに手は加わっているが、湯桶を揺すれば白濁するくらいのさり気なさが好ましい。
雨模様のまだ早い時間帯であったためか、7時前の退店時まで後客は無かった。
手の空いた主人と同門の店や、方々の蕎麦屋の話題で少し話し込む。
一見愛想の良い居酒屋の主人のようで、ベテラン蕎麦職人としての気概と、筋の通った考え方が窺える。
主人は件の「江戸東京そばの会」では講師も務めていて、目黒の「いいかげん」の主人などと同じく、この会では重鎮と呼べる方のようだ。
この会出身の都内の蕎麦屋では根津の「よし房 凛」の名前がまず第一に挙がるが、こちらの蕎麦の出来が立派であることも、蓋し頷ける話なのである。
この地に馴染んだスタイルがすっかりと定着し、高級感や蕎麦の名店特有の静謐な雰囲気は無いが、肴や料理もまずまずで値段もリーズナブルのため、気軽に「蕎麦屋酒」という向きにも好適である。