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店名 |
喜福堂(キフクドウ)
|
---|---|
ジャンル | パン、喫茶店、カフェ |
お問い合わせ |
03-3917-4938 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
都営地下鉄三田線【巣鴨駅】徒歩4分 巣鴨駅から465m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) 電子マネー可 |
席数 |
16席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | バリアフリー |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1916年 |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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巣鴨という町は、とげぬき地蔵で有名な高岩寺がある町として知られていますが、高岩寺に通じる巣鴨地蔵通り商店街周辺は、「おばあちゃんの原宿」と呼ばれ、多くの高齢者で賑わっています。
一つの切り口程度の話ではありますが、東京都内におけるマスコミによるインタビュー場所について見ると、「サラリーマンの声を伝える」インタビューのメッカは新橋や神田であるわけですが、「お年寄りの声を伝える」インタビューでは、巣鴨がメッカと言っていいのではないでしょうか。
因みに私の住んでいる武蔵小山や隣町の戸越銀座あたりも「商店街に集う人の声を伝える」インタビューのメッカかもしれません。
やや話がわき道に逸れましたが、そんなこともあって、巣鴨は、地蔵通り商店街だけに限らず、駅周辺にお年寄り好みのレトロな飲食店が集積している町としても有名です。
ただ、私も還暦を過ぎてお年寄りの仲間入りを果たしたところなのですが(笑)、あまり巣鴨のイメージ湧かないのも事実です。
ひょっとしたら巣鴨の町もそのうち「昔はお年寄りで賑わった」と言われるようになるのかもしれませんね。
この日は、そんなレトロな老舗店の中から、地蔵通り商店街のなか程にある当店で翌日の朝食用パンを調達することにしました。
当店の創業は、大正5年(1916年)ですから、創業100年を超えるお店ということになります。
元々は、深川にあった「喜楽堂」という和菓子屋さんが嚆矢で、関東大震災で被災して巣鴨に移転、さらに東京大空襲で焼けたお店を再建して、後に屋号を「喜福堂」に改めたと伝わっています。
その喜福堂という名前は、初代の金子喜三郎とその妻フクの名に由来しているようですね。
そんなことで、元々が和菓子屋さんから出発したお店でしたので、餡を使った商品に定評があり、そのこだわりの餡がたっぷりと使われていたあんぱんが開店時の人気商品(コッペパンに餡(あん)とバターを塗り込んだ「あんバター」)でした。
あんぱんの元祖は、良く知られている通り、木村屋總本店の創業者の手によって明治7年(1874年)に考案されたものですので、それから比べると40年以上後の時代なのですが、今流行りのあんバターを創業当初から製造していたのは興味深いですね。
あんバターの元祖については確たる説はありませんが、具入りコッペパンの元祖的存在で、中でもあんバターが評判の盛岡の「福田パン」の創業は昭和23年(1948年)ですので、それと比べると遥かに以前から商品化していたことになります。
当店は、そのあんぱんがメディアにも紹介されるようになって、有名店の仲間入りすることになるわけですが、その後に登場したクリームパンがまた評判を呼んで、今では、こちらのお店の二大看板商品になっています。
この日は12時半頃の訪店になりました。
休日ということもあり、地蔵通り商店街は結構な人出でしたが、当店もかなり賑わっていました。
先行レビューなどをチェックしていると、あんぱんやクリームパンの他、カレーパンなどの惣菜系パンも置いてあるようだったので、惣菜系1点とあんぱんないしクリームパンを購入するつもりで入店したのですが、なんとカレーパンやクロックムッシュなどの惣菜系パンはほとんど完売になっていました。これから補充されることがあるのかは不明でしたが、10時から営業のお店で12時半には完売ですので、かなりの人気みたいですね。
パンは、基本シングルパックされ、トングとトレイを取ってセルフスタイルで選ぶシステムです。
欠品は仕方ないので、惣菜系で唯一残っていたホットドッグ@280円(税別)とつぶあんパン@200円(同)を購入しました。
480円+消費税で518円の会計ですが、一般に安価と言われているあんぱんが含まれてのものだけに決して安くはありませんね。
持ち帰って、翌日の朝食に供しました。
ホットドッグは、レンジで20秒チンした後、600Wのオーブンで4分間加熱していただきました。
ウインナーソーセージは粗びきプリプリでとても美味しいです。
ピクルス等での味付けも秀逸で、何よりやや甘みをまとったパンがソーセージととても相性がいいんですね。
あんぱん屋さんがついででやっている惣菜パンだろうと冷めた目で見ていたのですが、これはいい意味で裏切られました。
歴史にあぐらをかいていては、このレベルのパンは出せないだろうと思われ、たゆまぬ研究の成果だろうと思います。
そして、看板商品のつぶあんパンですが、パン生地はふかふかというよりもモチモチ感をより強く感じます。
ただ、このパン生地がこだわりの自家製餡と実にいいバランスなんですね。
餡は、厳選した小豆を氷砂糖と上白糖の門外不出の黄金比で炊き上げたものらしく、確かにやや甘めながら濃厚な味わいです。
手作りにこだわり、餡もひとつづつ手包みしていることもクオリティの引き上げに貢献していますね。
こちらも歴史に立脚しつつ時代に即して改良を重ねてきたと思われる逸品です。
そんなことで、今や流行のお洒落なブーランジェリーのような華やかさはないものの、地道に積み重ねてきた伝統の重みがしっかりした味に結びついている力強さのようなものを感じることが出来ました。
正直言って、値段がやや高めなのは否めないのですが、これを手間暇かけた対価と見れば、納得できないレベルではないですね。
巣鴨には色んな名物がありますが、こちらのパンもその中に数えられてもいいのではないでしょうか。