「Hirukara（ヒルカラ）」で昼から飲んで何が悪い。 : やきとりde ワイン酒場 Hirukara

　最近は酒場もテイクアウト全盛ですが、多くのお店は電話予約が必須なので、仕事から帰る時間が読めないのでオーダーしづらいんですよね。しかし焼き鳥のお店は店内飲食の方のオーダーと並行して焼けるので10分もあれば飛び込み持ち帰りができます。

　こちら「Hirukara（ヒルカラ）」さんは「焼き鳥deワイン酒場」という冠がついています。バルですね。もちろん屋号通り、昼から飲めます。本来なら。
　酒の提供に制約はあれども昼から飲んで何が悪い。うしろめたいだけだ。

　仕事帰りに飛び込みで行ってみると、お客さんはまだまばらで、すぐ調理してくれるということでオーダーしました。でも、やはり飛び込みより予約した方が仕入れの都合上、親切なんでしょうね。でも仕事帰りに思いつきで買って帰りたいんですよ。そういうのが楽しみなんですよ。


●「板橋ミートまぜそば（中盛200g）」¥880
●「焼き鳥」2本縛り
　・レバー　¥360
　・ハツ　　¥360
　・つくね　¥500

　小走りで持ち帰りました。なぜ板橋ミートという料理名なのかは絶対に聞くべきでした。なぜだろう。
　麺は極太ちぢれ。ゴツい食感です。こういう麺、好きですよ私は。つけ麺、と思ったらダメなんでしょね。焼きそば、と思わないと。モッチリ麺です。まぜそばってほとんど食べたことなきのですが、これ美味しいです。ミートソース、しめじ、あとチーズも少しありますかね？まぜまぜして。その作業も含めて美味しいです。

　いいレバーが入った、ということはインスタで訴えていたので知っていました。なるほど、肝臓らしい肝臓です。生ではありませんが生の食感を残す繊細な火入れです。うん、美味い。新鮮。
　ハツはコリっとしてこれまた美味しい。好みの食感です。近所の売れっ子やきとん屋とは違って鶏もつをうまく仕入れて美味しく焼くお店です。たしかに、何とかハイとか日本酒とかよりワインの方が似合いそうな味です。私はいつなんどきもビールですが。

　久しぶりのヒルカラさん、美味しかったです。早く店内で思い切って飲める日が来ることを願っています。ごちそうさまでした。

「やきとり de ワイン酒場 Hirukara」は文字通り「昼から」飲める昼飲み酒場なのですが、コロナ禍において厳しい時期を過ごしてます。こんな時は孤軍奮闘より地域ワンリームで耐え、反撃のタイミングを図るのも得策です。

　そんなわけで、坂下にある人気ラーメン屋「拉麺アイオイ」とのコラボを始めた「hirukara」です。ラーメン屋+ビストロ、の材料とノウハウのマッチアップ、いやマリアージュ。本日はテイクアウトでいただいてみたいと思います。

　コラボメニューは3種、ミートソースまぜそば、台湾まぜそば、担々麺です。作り置きではないので数分待ちます。

「台湾まぜそば」¥780

　まぜそば、を食べるのは人生で初めてかあるいは2回目か、というくらいです。ルーツは台湾の「担仔麺（タンツーメン）」だそうですが、名古屋において発展をとげたのが「まぜそば」だそうです。鷹の爪とニンニクで味を整えた「台湾ミンチ」というそぼろ肉を、極太麺に乗せた汁なし麺、が定義のようです。
　トッピングは、ニラ、ネギ、魚粉、卵黄などで、油そばよりトッピングに幅があるのが特徴だそうです。以上、ネット検索でした。

　では混ぜましょう。持ち帰りなので、ちょっと水分が飛んでしまい、麺が少し硬くなってしまっています。それでも構わずグイグイ混ぜます。すると、タレが絡んでちょうど良い水分に復活しました。混ぜづらいだけで、水分や食感はバッチリにんりました。計算通りなんですね。

　粉は、魚粉かと思いきや花椒も混ざっていました。タレには辣油が絡んでいるので、全体的にキリリと辛い麺になっています。極太の平打ち麺によく絡みます。辣と麻の辛さ、台湾というより四川に近い味です。しかし「汁無し担々麺」とは違うんですよね？ 汁無し担々麺もあまり食べた事がないので。あの池袋の「楊 2号店」で食べた汁なし担々麺、あれはキビしかったなあ…。この台湾そばは上品ですよ。

　モチモチの麺もいいですね。平打ちのちぢれ麺、好きです。これ、ビストロ店だけでは難しかった料理だと思います。

　このコラボ、成功です。異種格闘技戦が予測不能で楽しいように、ラーメンとビストロという組み合わせは更なる可能性を秘めています。美味しかったです。ごちそうさま。

今日の一品　白レバー串（ごま脂）¥150
　「坂の上の串 ひらく」の跡地に開店した「Hirukara」。文字通り13:00からディナーメニューでアルコールもいただけます。「ひらく」時代もよく利用させていただきましたが、似た感じの雰囲気で復活していました。
　献立も以前のスピリッツを踏襲して、串焼きがメインです。その中でもイチ推しの「白レバー」と、他には好物のぼんじりとハツをまずオーダーします。
　お通しは、今日は山梨の新鮮野菜。炭焼きでモクモクの厨房からすぐに白レバーが配膳されました。器が細長くておしゃれ。ごま脂がかかっています。いただきます。うん。美味い。もったいぶって、チビチビかじっていただきましょう。
　続いてハツ。これもいい。上品な味がします。で、ぼんじり。形がハートです。これがハツなら…。ぼんじり、油っこくなくていいですね。大胆にガンガン炭を投入する焼き器に感謝です。
　鶏もものたたきも食べてみました。はい、美味しいです。さすが鶏がウリのお店です。まるでムネ肉のような柔らかさと肉感。美味しゅうございます。
　以前のお店からレベルアップして志村に復活しました。また志村の夜を明るくしていただくことを望みます。