土曜の朝はこちらで決まり！（汁なし半分） | ドスコイ情報局 : ラーメン二郎 西台駅前店

土曜の朝と言えば朝ラーだよね（笑）。ラーメン二郎西台駅前店は土曜日のみ朝9時半から開いている。需要があるのかないのか、最強の朝ラーのひとつと言われている。朝9時の時点で行列待ち15番目。需要は確実にありました。

量が多いと言われる西台。前回多かった記憶もあり、少なめでも大丈夫だろうか。貼り紙には「少なめ・・・一般的なラーメンの2杯分くらい」とある。いや、ダメだろ。一般的とはいえ2杯は食えない。「くらい」と濁すのがさらに恐ろしい。では半分にするとなると、何となくプライドが邪魔をする。さすがに半分は少ないだろう。はい、量を減らすのは負けではないと言い聞かせ、素直に半分を選択しました。助手さんに丼を渡されてビビった。これで半分かと目を疑うボリュームでした。半分という選択は正しかった。少なめにしたらどうなっていたのだろう。二郎は量も味のうち。多い少ないを楽しむのも醍醐味。朝からね。半分なので自信満々にヤサイ＆アブラをコール。いやいや、半分だからよかったものの、コールのヤサイも相当に盛ってくる。なかなか麺に辿り着かない。天地しないタイプなので序盤はヤサイ。どちらかといえば柔めでシャキシャキ食べやすかったよ。ゴロゴロのアブラカタマリとおいしかったです。

今朝のお目当ては汁なしです。昨年あたりからか、汁なしがレギュラーメニューに加わりました。汁なし好きとしてはずっと狙っていた、しかも朝からね。汁なしはデフォルトで袋入りの焼き海苔が支給されます。朝っぽいね。汁なしなので生玉子トッピはマスト。ネギといえば白も発注したのでテーブルの上は賑やかになりました。白ネギは量もあるので、終始大活躍しておりました。ようやく現れた麺をすすればゴマ油の香り。醤油と絡んで風味豊かな汁なしに仕上がってました。二郎にしてはやや細麺の太麺で、デロっとした食感だがヘタってはいない。そんなことをしていると、赤身の豚が出てくる。1個2個、あれ？3個・・・途中から数えるのをやめたけど次から次に出てくる。ヤサイの下に潜むのはクラシック三田スタイル。麺をヤサイと食べる、油と食べる、ネギと食べる、袋から取り出した海苔と食べる、卓調の花椒で味変する。この花椒の痺れはよかったよ。粗挽き唐辛子のゴツゴツ感、コショウもありがとう。味のストーリーラインが止まりません。そう、朝からね。終盤は生玉子でマイルドに。そういえば、西台は調味料の持ち込み可だったはず。卓調充実なので思い浮かばないが、であればタバスコなんかおもしろいかもしれないね。ぴったり10時の退店なので、休みの日の少し遅めの朝ラーとして成立していると思う。

店の外には、並び方の説明が貼り出されている。ようやく店に入ろうとすると「呼ばれるまで入らないでね〜」。西台店主による二郎流のホスピタリティーがすごい。「小銭助かります」、「いつもありがとうね」、気持ちよい客さばき。これを厨房の中でラーメンを作りながらやる。店外カメラで行列の状況をリアルタイム配信するサービスも行っている。

二郎＠西台（アブラで）

さて、仮店舗から11月に復活した真店舗へ。落ち着いたら行くと言い訳するも、すでに十分仕上がっていると聞けば行かずにはいられない。土曜の朝10時過ぎで10人以上並んでいるよ。仕上がっていることは行列も物語っている。券売機の前で追い込み過ぎ、店主より「説明読んでね」と教育的指導を受けるも、並びから1時間弱で着丼。いきなりデカい豚が2種類もドンドン。店主のホスピタリティーの真骨頂。店主は「油の多い豚」と「油の少ない豚」という言い方をしていた。ジューシーで油の乗ったバラ肉、さっぱり赤身のチャーシュー片。コールしたアブラ塊が追い討ちをかける多重構造になっている。この時の心境だけでブログを1本書けそう。どれから食べるか本気で迷った。西台に来て本当によかったと心の中で叫んでいた。店主のホスピタリティーは止まらない。小麦がムンムンに香る二郎らしい麺が好き。今日は控えめに「少なめ」で頼んだが、それでも券売機の説明を見ると「一般的なラーメンの2杯分」とある。一瞬「今日は全部食べられないかも」と思わせるほど食べ応え十分で、二郎の麺が好きだなどと余裕を見せている場合ではない。重いアタマに対して、ベースのスープは非乳化＆非醤二郎傾向なので比較的食べやすかった。何となく耳に入ってくる会話を聞いていると「今日はどうします？」というやりとり。つまり常連さんが多い。次のロットは「少なめ、少なめ、半分、半分、ミニ」だった。スタンダードの小が意外と出ない。量が多いことをわかっている常連達が、自分の食べられる量を食べる。店主のホスピタリティーに常連が集まる。久しぶりの訪問で一歩踏み込むことができた。真店舗は仕上がっている。

＊ラーメン二郎西台駅前店：東京都板橋区蓮根3-9-7

行列待ちの最中、何をしてますか？スマホをいじりながら時間を潰すことが多いです。本や雑誌を持って行くこともあります。最近のお気に入りは、ぼーっとして待つこと。都営三田線の高架下がいい感じ。目の前を通り過ぎる人が結構多い。扇風機が忙しそうに行列を裁いている。まもなく高架橋の耐震工事が始まるそうです。そんなわけでこの店舗での営業は8/31まで。ちょっとした伝説の証人になってきました。なお時期は未定ながら仮店舗での営業が決まってます。

二郎＠西台

かなり悩んだ挙句に彩重視でアオネギをトッピング。豚は2枚と思い込んでいたら、でかい豚が3枚も入っている。しかも分厚い、ずばり2cmはあった。初めて使う言い回しなので正しい使い方か疑問だが「最高かよ！」。ジューシーな神豚とモチモチの神豚。ニンニクontheチャーシューの初体験に涙。それにしてもアブラマシがよかった。大振りのフワフワな奴がゴロゴロ入っている。食べ終わるまで足りなくなることがない十分な量。見かけ多めの液体油はそこまで強烈ではない。茹で過ぎないデロデロ麺を含めて、全体的に好みのバランス。例のしょっぱうま〜とはちょっと違うことに気付き始める。もちろん普通のラーメンと比べればしょっぱい。しばらく食べ進むに連れて、甘みを感じるようになる。しょっぱうま〜ならぬ、甘うま〜みたいな世界観がおもしろかった。もはや二郎のパターンは一巡したかと思っていたので、まさに考えが甘かったということになる。次は仮店舗でシロネギを試してみたい。

＊ラーメン二郎西台駅前店：東京都板橋区蓮根3-9-7