ココが初代、土佐っ子ラーメンの味？ : じょっぱりラーメン

いつもの同行知人の冬季休暇２日目は、お台場でLIVE鑑賞ということで、その帰りに環七・下頭橋ラーメンの前身である、初代土佐っ子ラーメンの流れを継承している可能性があると言われている、東武東上線・下赤塚駅近くにある「じょっぱりラーメン」へ、初訪問をしてきました！

ネットでは”環七系”といわれている「背脂チャチャチャ・ラーメン」ですね。
私のラーメン巡りのキッカケとなったラーメンでございます。
初めて食べたのが平成８年ごろでして、平成11年ごろから定期的に「環七・下頭橋ラーメン」へ通うようになりました。

店舗が現在の場所に移転される直前まで、通っていたでしょうか？

豚骨・醤油というスタンスは家系ラーメンと同じですが、鶏ガラ・鶏油は一切なく、背脂をドンブリにまんべんなくヒラザルで、チャチャチャと振りかけるというスタイルの伝説ラーメンです。
経緯はこちらのサイトの通りでして、家系ラーメンよりもかなり複雑な事情を経ておりますね。

背脂チャチャチャ・ラーメンを前回食べたのが、池袋にある「韃靼ラーメン 一秀」において、平成27年2月という記録が過去ログで確認で出来たことから丁度3年ぶりとなります。

3年前の再訪問時、既に”完まく”が苦しくなってきたことから、完全に家系ラーメンへシフトして、背脂チャチャチャ系には行かなくなっていたんですよね・・・。


平成30年2月14日(水）23時頃、いつもの同行知人と初訪問

入店しますと割と広い店内は先客２名でして、うち１名は店を出る直前でした。
入って右側にある券売機でデフォルトラーメン税込700円とライス税込100円をポチリます。

50代と思われる女性店員に「麺柔らか目は出来ますか？」と聞きますと、出来るとのことなのでお願いしました。

店内左わきのテーブル席へ着座しますと、女性店員がいつもの同行知人の食券を回収しに来ましたので、私は池袋にある「元祖土佐っ子ラーメン」の系列ですか？と、質問したところ、カウンター奥でオペレートされていた50代と思われる店主が突然「あそこは中国人がヤってて、味が違うよ！！」と、私に熱く語りかけてくるではありませんか！！

一瞬、テンションの高い店主に驚きましたが、そこから店主は気さくに調理をしながら、笑顔で私らとラーメン談義になりました。

私は家系ラーメン巡りを始める前は、土佐っ子なすび系の「韃靼ラーメン 一秀」や「平太周 味庵」へ通っていたこと、それ以前は「環七・下頭橋ラーメン」へ定期的に通っていたことを店主に話しました。

やがて厨房内から、久しぶりに聞く背脂チャチャチャの音がした後、約9分で着丼の、３年ぶり見るビジュアルが目に入った瞬間「”完まく”出来るかな・・・」と、いう不安が過ります。

ナニかが足りないと思いましたら、デフォルトで玉子が入ってないですね。

環七・土佐っ子、下頭橋ラーメンの系統はまず、スープを良くかき混ぜるという作業から始めます！
底にたまっている醤油ダレをドンブリ内にまんべんなくかき混ぜないと、本来の味にならないからです！

かき混ぜていくうちに、スープの色が茶系になりますので、色が変わりましたらズズズしますと・・・

最初に来たのが何となく甘みのある、脂のまろやかさが口の中で広がります。
デフォではニンニクは入っては無いようです。
だから卓上に卸ニンニクがあったのですね。
あの暴力的な下頭橋ラーメンというテイストとは完全に違い、丁寧に作られている感じのスープで美味しいです！
池袋の「元祖土佐っ子ラーメン」のテイストとも微妙に違うという感じでして、これが初代土佐っ子の味なのでしょうか？
「環七・土佐っ子(の頃？)」で初めて食べた味が、もう忘れかけておりますので、ココでは自分なりの断定はできません。

でも今まで食べた背脂チャチャチャの中で、一番近い味なのかもしれませんね！

ご主人が「味わどお？」と私らに聞いてきましたので、「美味しい！」「この味だね」と、回答しました。
いつもの同行知人も美味しいを連発しながら食べております！

麺は家系では酒井製麺がデフォですが、環七・背脂系は「つるや製麺」がデフォでして、今回は今までの背脂チャチャチャで初めて麺柔らか目注文してみましたので、仕上がりが想像できませんでしたが、食べてみますと、茹で方は確認出来ませんでしたが、ツルツル・シコシコした麺は、スープを良く絡めており、酒井製麺とはニアンスの違う柔らかさはではありましたが、私の好む柔らかさとなっており、今まで食べた「つるや製麺」の中で最高に美味しかったです！

「環七・下頭橋ラーメン」では、スープとの絡みは良くないと感じていたんですよね。
豚骨出汁、醤油ダレ、背脂、麺がそれぞれの味を主張しながら、口の中で混ぜ合わさるという感じでして、その違和感を埋めるためか、強めの醤油ダレがしょっぱくしていたという味を思い出しました！

客が完全にいなくなったことから、店内の撮影をさせていただきますと、ご主人がニコニコしながら厨房から出てきて「俺の写真撮るのｗ？」といいながら、私の前でピースサインをしてきましたので、「食べログ」掲載用ということでパチリさせていただきました。

いやぁ～、凄く気さなご主人でして、ココからテンションが絶好調に・・・

奥様と絶妙な掛け合いをされながら、お店の記事が掲載されている雑誌を私らに紹介したり、自分のスマホを持ってきて、ネットで紹介された記事をみせてくれたりと、ラーメン談義も最高潮になります！！
www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/kekkojin/17-00139
(直リンするとトップページへ飛ぶため、URLをコピベしてから開いてください)

そんな楽しい雰囲気の中で食べる1杯は、最高に美味しいですね！！

しかし、残念ながらココでも”完まく”までには至らず、スープを残してしまいます・・・Orz
やはり”環七系”といわれる背脂チャチャチャはもう完全に”卒業”ですね。

過去に訪問した”環七系・背脂チャチャチャ・ラーメン”は、下頭橋ラーメンの暖簾分けとして営業されていた「下頭橋ラーメン 戸田店」は既に閉店、池袋の「韃靼ラーメン 一秀」も、お店のTwitter情報から、今年3月いっぱいで閉店する旨の告知がされていたりと、”環七系・背脂チャチャチャ・ラーメン”は、何処へ行ってしまうのでしょうかね・・・。

いやぁ～、今回の一杯は、気さくなご主人のお陰で、アットホームな雰囲気の中、本当に楽しいくて美味しい、そして懐かしい思い出のラーメンで御座いました。

今度は「鶏あっさりラーメン、税込600円」を食べてみたいですね！


以上「じょっぱりラーメン」でしたッ！！