いい酒場だから盛り上っちゃうんですね。上板橋「もつ焼き にんべん」。 : もつ焼き にんべん

　新規オープン時以来の久しぶりの訪問です。「ブレンズ」がいただけるウッチャン系列のお店です。しかし…
　今夜はツイてません。すげえうるさい客が騒いでいます。あーあ。大将のせいではないのに本当に残念な居心地です。もめるわけにはいかないし。でも私も同じ対価分だけこのお店を堪能しなければなりません。頑張りましょう。

　だがしかし！ ガーン！ 本日はすでにブレンズが切れてしまったようです。残念…。

●「マカロニサラダ」¥290
　ペッパーの効きが以前より弱くなりました。でもマヨと塩気とマカロニのバランスは相変わらず良いです。でもあの黒胡椒が好きなんだけどなあ。

●「もつ煮込み」¥490
　以前より煮汁が塩っ辛く、濃いめの味付けになりました。というかここで煮込みは初めていただくので以前も何もなく、「でん」と比べて、という言い方が正解です。

●「れば」¥150
　ふわふわのレバーです。特製味噌と比べて合わせます。

●「とろはつ」¥150
　シロに近いような食感のハツです。ハツの脂身？ なのでしょうか。美味しいですね。

●「ピートロ」¥150
　首肉です。脂ノリノリ。串二本挿です。ビールがすすみます。


　本当はもっと食べたかったのですが…うるさすぎて居心地悪し。大将と話しもできやしない。決して大将のせいじゃなし、仕方なし。いいお店だからつい盛り上がっちゃうんでしょうね。でも周りに迷惑かけちゃダメね。
　日を改めてまた来ます。ごちそうさまでした。

　昼の散歩で見つけておいた新店「もつ焼きにんべん」さんに、早速バスを乗り継いで夜に来てみました。店内はカウンターのみ。好みです。
　さてメニューは…と、あれ？ ブレンズ？ 谷中だんご？ なんか見たことあるような…「ウッチャン」だ！ 私としては水道橋「でん」でしょっちゅうお世話になっている、あのメニューです。大将にお話を聞くと、やはり店員みなさんウッチャン出身だそうです。やった、ほぼ地元にあの「ブレンズ」をいただけるお店が開店です。

　念のためにブレンズは刺身で出すのか聞きましたが「そんな古いことよく覚えてますね。さすがに出してませんよ」とのこと。そりゃそうですね。自治体毎の条例ではなくて国の規制ですからね…。

　さて、もつ焼きといえば、板橋地区には先に「やきとんひなた」が席巻しています。しかも上板橋はひなた本店があります。これは面白いことになってきましたよ、客としては。
　板橋やきとんの雄「ひなた」が築地→豊洲からの仕入れなら、こちら「にんべん」は芝浦からの直送です。ひなたが全盛のこの板橋地区に、ウッチャンが仕掛けてきました。板橋、さらに面白くなってきました。

「ちれ」¥140
「ピートロ」¥140
　水道橋「でん」では鉄板の二品を。焼き台はもちろん炭。肉の質も上々。板橋でも手を抜きませんよ。大将によると、ウッチャン系は目黒、蒲田、武蔵小杉など南の方に多いそうで、山の手中心にあるのは水道橋と渋谷くらいだとか。「にんべん」は初の城北地区のウッチャンですね。

「とろレバー刺し」¥480
　そういえば「ウッチャン」や「でん」で提供しているレバ刺しについて、何のレバーかちゃんと確かめた事はありません、2015年6月12日以来。レバファンにとって忘れられないあの日。もちろん私は「でん」で最期の豚レバ刺しを食べていました。
　おそらく、鶏なんでしょうねこれ。うん、鶏。鶏レバこそ、朝獲りでなければいただけません。うん、美味しいです。さすがです。ネギと胡麻油のテッパントリオです。泣けてきます。

「ブレンズ」¥380
　これですよ。以前は生での提供でしたが今は焼き台で焼いてバターを載せていただくんです。もちろんナマが一番なのですが、これもイケます。脳みそ、と聞いた途端ダメな方も多いようですが、初体験のあとはハマると思います。クセになる食感です。この食感はなかなかないですよ。

　板橋はひなたのおかげで区民はやきとんやモツには馴染みがあります。その土壌を活かしてモツの大御所が店を構えました。受け入れられるのも時間の問題でしょう。少なくとも私はもう受け入れています。
　大将、これからよろしくお願いします。ごちそうさまでした。

最寄駅　東武東上線「上板橋」（板橋区）

「にんべん」HP CLIC → https://website--770322483897483680661-japaneseizakayarestaurant.business.site/