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店名 |
移転
ふんだりけ
|
---|---|
ジャンル | インドカレー、カフェ、インド料理 |
住所 | |
交通手段 |
上石神井駅から407m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料なし |
席数 |
16席 (テーブル16席(2席×4卓、4席×2卓)) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、お子様メニューあり、ベビーカー入店可 Kid's plate あります。 |
オープン日 |
2012年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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5月の週末、石神井公園に行こうと思い、その前のランチの場所として
連れが食べログで探したのがこのお店でした。
お店の前まで来て、まずたたずまいがボロいことに驚きます。
店頭のテントが汚すぎる! 遠目には廃屋のように見えてしまうレベルです。
前の店で使っていたテントをペンキで雑に塗りつぶし、
それがさらに雨風にさらされて汚れた感じで、二重に汚いんですね。
元は和菓子屋だったのでしょうか、「たいやき」とか「SWEETS AND DELI」と
書かれていたのが読み取れます。
さらに入口横には「こだわりの味 カレー」と書かれたのぼり(これ)が。
おいおい、それはないだろう、と。
これは本格的なインドカリーを期待して来た人をゲンナリさせるし、
逆にこののぼりを見て「あっ、(日本的な)カレーライスが食べられるんだ」と
思って入ってきた客は、本格的なインドカリーを出されたら困るでしょ。
いずれにしてもあまり良い効果はないと思います。
一方で黒板に書かれたメニュー内容は、いちおう本格的っぽい。
けど、私の苦手な「ほっこり系」の空気感が多少感じられます。
そんなわけで、第一印象は最悪。
店頭の雰囲気から、近所の住民限定で親しまれている「インド風」の
ぬるくて安っぽいカレー屋でしかないんだろうなと感じたのです。
正直に言うと、この時点で連れに対して「えーっ、ここヤバイよ。やめない?」と
話しかけたのですが、近隣に飲食店も少なそうですし、気を取り直して扉を開けました。
そしたら、あれっ!? すごく良い香りが。
本格的なインド料理屋のにおいがします。
いや、本格的なインド料理屋の中でも、かなりスパイスが香り立っているほうかも。
一瞬にして「ここだったらすごく美味しい料理が食べられるぞ」という期待が
むくむくと湧き上がってきます。
私が単純というのもありますが、香りというものがそれほどまでに
脳に作用するということの証左なのだと言い訳しておきましょう。
ほら、ラベンダーの香りをかいでタイムリープする能力が呼び起こされた
少女もいるらしいですし(←それはSF)。
店内の什器や内装もやっぱりチープというかあまり趣味が良くないのですが、
もう気にならなくなります。
さあ、何食べよっかな、ワクワクって感じで。
ちなみに客は私たち以外に1、2組。
休日なので、平日にはあるらしいランチセット的なものはありません。
というわけで私と連れがオーダーした料理と感想は以下の通りです。
・ダールゴーシュ ¥1,380
マトンカリー、ダールカリー、ライタ、アチャールと白いご飯のセットです。
最初にマトンカリーをひと舐め・・・うわぁっ、猛烈に美味い!
とにかく香り高いのです。スパイスの個性を油で上手に引き出しているであろう
華やかで深い香りがします。
また、あっさりめのダールカリーさえ、複雑なスパイスの香りに満ちています。
そして、これらをライスにかけて、ライタとアチャールと一緒に混ぜ混ぜして食べると、
笑っちゃうぐらい美味しいです。そして気持ちいい。
ライスはジャポニカ米ですが、この適度なモチャモチャ具合がカリーに合っています。
バスマティだったらサラサラし過ぎていたかもしれません。
メニューの説明には「インド人が喜ぶ味です」と書いてありました。
逆説的に、このカリーで喜んだ私はインド人なのかもしれません(←んなわけない)。
・マッカーニーパニール ¥920
自家製カッテージチーズ入りのバターカリー、ライタ、アチャールと白いご飯のセット。
こちらはやや甘酸っぱくて優しい口当たりながら、飽きのこない複雑な味。
で、ぷにょんとした自家製のカッテージチーズの食感がたまらない。
かなりスペシャルなものをいただいている感じがしてきます。
・スージーハロア ¥380
カリーが美味しかったので、デザートもオーダー。
こちらはカルダモン風味のホームメイドケーキです。
もっちり&ポロポロした食感が面白く、しっかり甘いのも好印象でした。
・ヒマラヤ岩塩の塩ミルク ¥520
塩の効いたマイルドめのラッシーに、バニラアイスをブチ込んだような飲み物。
といった説明よりも、見た目よりも、実際はもっと美味しいです。
まろやかさと爽やかさ、甘さとしょっぱさが一度に押し寄せてくる、
ありそうでなかったバランスで、感動的でさえありました。
というわけで、このお店は相当に美味しいと思います。
厨房の中では日本人のご主人が一人で調理をしているらしく、
(人を雇う余裕がないのか、他の人に任せたくないのかはわかりませんが)
なるほど一人でこだわって作っている感じの味がします。
ちょっとやり過ぎとすら感じられるほどに。
総合的なインド料理となると話が別ですが、
ことカリーに関しては、今まで食べた中で一番美味しいかも。
それぐらい飛び抜けた印象です。
たぶんご主人はマジメで求道的な方なのでしょう。
外国の文化であれなんであれ、自分が打ち込んでいる物事を「道」のように考え、
極めようとする・・・そんな日本人的な感覚が良い方向に作用しているように思います。
ジャンルは異なりますが、祖師谷大蔵のパン屋・ラトリエ ドゥ プレジール
(ある部分でヨーロッパのパンを越えちゃった猛烈に美味しいパンを作る店)
と似たような感じかもしれません。
私の先祖は農家なので、日本=サムライというイメージには抵抗がありますし、
サッカー日本代表みたいにサムライという言葉をやたらと用いる電通的な展開とか、
自分の事務所にサムライと名づけるアートディレクターとか大嫌いなのですが、
今回こちらのカリーをいただいて、良い意味で「ワーオ、サムライ!」と感じたんですね。
「ブシドー、ワンダフル!」って。無責任な外国人目線で褒め称えたいっていうか。
日本人的な求道精神で作られた、南インド過ぎるカリー。
なんだかよくわからないけど、すごい!
ちなみに接客はご主人の奥さんと思われますが、プロっぽくはありません
(感じが悪かったわけではないですが)。
そして、子供が厨房と客席を行ったり来たり・・・。
でも、気にしない気にしない。料理が美味しいから。
インド料理好きな方、特にスパイス感の強いカリーが好きな方はぜひどうぞ、
と強くオススメしておきます。
ただしデートコース向きではないかもしれません。
場所が場所だし店構えがアレだし・・・聖地巡礼系でしょうね。