熟れてきたようで･･･ : ふんだりけ

幾度となく　店の前は通り過ぎましたが
再訪問せずにいたのは
ムッタイプディマスってのが何なのか
「知らん奴は来んでよろし！」的な印象を受けたから･･･
一国一城の主たらんと欲すれば
そのくらいの意気込みは不可欠と思うけれど
客にソレを望むのは如何なモノか
ってことで･･･
少しはこなれたようなので寄らせて頂きました
2年前には赤子を背負いてのホールさん(奥様？)でしたが
この時の「生活ギリギリ感」を抜けた余裕のある応対
経済的にも年齢的にも　少々は楽になったのでしょうか
オーダーは、このおかみさんの「できたては･･･」という一言にて
チキン・ペッパー・フライ(マサラだったかしら？)と
デミカップで出される「ラッサム」をお願いした
やっぱり「出来たて」ってのが一番旨いのですよ･･･
なんだかんだでワタシ以外に誰もいなかった客席はすぐに埋まり
ほぼ満席
実力の程ですかね･･･
チキン・ペッパーは見るからに南！
マスタードシードが見え隠れ･･･
ただ
ラッサム･･･
以前とは方向が違う甘さが際立つ仕上がり･･･
コレは以前の｢焦げるギリギリ手前まで｣という火入れと
異なるモノ･･･
まあ蜂蜜入れよが砂糖を振ろうが
それはソレで店主が決める味なので
ワタシごときが物言う立場には有りませんが
自分には不要かなと思われる具材が多数沈殿しており
以前のキレのあるラッサムの方が
ワタシの好み･･･
まあ個人の好みなんざ付き合い切れませんのでね･･･
チキン・ペッパーの方は
コレはダメ出しのしようのない出来！
好みですけどね
コレは旨かった！
ごちそうさま
折を見て
また来ます

'16/08月　平日正午過ぎ訪問。
店の雰囲気は、とにかく南インド(なんだと思う。行ったことないし)。
ただ前回訪問時も思ったのだけれど
たとえカタカナで書いてあっても客が理解できなければ
どんな料理かワカラナイわけで
せめて日本語の併記が欲しいメニュー表だあなぁ、と。
カレー分野にはラーメン同様「超マニアック」な方も多いので
なくてもイイのかな･･･っと
今回はＷカリーセットをオーダー。
ドライとスープとから２つを選択するもの。
どちらか２つでも良いのか聞きそびれ
ま、チャナとサンバルをチョイス。
サンバルとくればラッサムも欲しいのでそちらもオーダー。
後客さんに「ムッタイプディマス」って何でしょう？と質問あり。
やっぱりそうだと思います。
それがなんだか、普通のヒトにはワカランもの･･･
暫時あり到着。
チャナ＝カルバンゾー＝ひよこ豆
サンバル＝野菜の入った豆カレー
ラッサム＝挽き割り豆のカレースープ　
っとなるでしょうか･･･
色々まぜまぜして愉しませて頂きました。
ごちそうさまでした！
西荻窪に２号店、とのことですが
どうも直接の２号店ではないようです。

'16/05　平日、たぶん開店直後に訪問。
新青梅街道から千川通りへ南下する際
ワタシがよく使う抜け道のひとつに面しているお店。
向かって左のお店の黄色いテントもさることながら
外観があまりにもあんまりで、今まで気がつかなかった。
いつ出来たお店なんでしょう？
ガラスの引き戸を開けて入店。先客ゼロ。
店内は外観とは裏腹。
メニューは「ランチメニュー」と「グランドメニュー」とがあり
他に卓上に「Ｗ(ダブル)カリーセット」のメニューなど。
後客さんベビーカーを押して入店。
オーダーはテイクアウトでムルギー。
じゃあワタシも同じモノを。プラス￥200でラサムスープも。
どうもワンオペの様子で、別モノをオーダーすると時間がかかりそうな雰囲気がしたので。
ベビーカーから小さな足がもごもごしているのが見えます。
店内は若干暑く、子供を扇ぎながら待ち。
ムルギーランチには「骨付きもも肉のやみつきカリー」とのサブタイトルがあって
「チキングレビー」と「アチャール」と「ライタ」が付くという。
卓上のスタンドメニューも「チャナ」「パラックサブジ」「アールゴビ」など
知っていれば理解できるけれど
説明書きなくして知らなければなんだかワカラナイ状態？
店主の「ウチはそこいらのなんちゃってインドじゃねぇぞ」っという気概が溢れております。
また仏教(？)にも造詣が深いのでしょう。
そこかしこに色々と書いてあります。
そのうちに「赤ちゃん」をおんぶ紐で背負った女性登場。
たぶん奥様なのでしょう。コレだけの筺でワンオペは
メニューの品数を考えても大変でしょう。
ややあってワタシのムルギー到着。
チキングレビーが何だろうと思っていたのですが
骨付きもも肉には、所謂カレーソースが少なめにかけてあり
他にたっぷりソースが別添　ということでした。
ライタっとありますが、悪い意味ではなくキュウリくらい入っていると思っていましたが
そうではないようです。
米はジャポニカ。コレは原価の関係でしょう。
「南」との事ですがクローブが粒でたくさん出て来て
ま、美味しければ入れてはイケナイモノではありませんので拾ってよければ良いのです。
悪い意味で、このロケーションで、このお値段でやっていくのは
とても大変なコトだと思います。
後客さんで定年後、嘱託も終わった程のご夫婦が来店されておりましたが
やはりメニューを見て理解できず奥様のご説明に聞き入っておられました。
ラサムスープもキモの押さえがしっかりとして美味。
表面に浮かぶ黒いモノは、ソコまで揚げたカレーリーフでしょうか。
お味、辛さなどお値段に負けない内容でしたが
もも肉の「ももの部分」が細めにカットされていた分
ＣＰを2.5にさせて頂きました。
ごちそうさまでした！