新年お初の顔見せもあって : 作

twitter ID : jigenace777
Instagram ID : jigenace777


◯撮影了承済 (iPhone 6S)

ちょっとご無沙汰。
新年初の顔見せしてみた。
京都の酒造の杜、イギリス人のハーシーさんが氷を入れて飲む酒として売り出しているアイスブレーカーを燗で。
これが旨い！
真夜中行ってついつい飲んでしまいました。（笑）

◆鯵刺身 (680円)
◆自家製ベーコンの炙り (880円)
◆お通し

◆玉川アイスブレーカー
◆旭若松 (750円)
◆どぶ (800円)

○撮影了承済 （LUMIX G5）

久しぶりの再訪問＆更新。

◆生牡蠣 (580円)
この時期、生牡蠣は旨い！

◆自家製しめサバ (680円)
ボリュームあり
なかなか頑張ったひとしな。
熱燗にはぴったりの日本の一皿ですね。

◆香味たこめし (680円)
　作オリジナル飯。
　セロリ、にんにく、梅、そして蛸で和えた独特の混ぜご飯。
　これ、結構旨い！
　当店の人気飯でござる。

◆鯉川純米薄にごり　燗
　薄にごりだろうがなんだろうが、燗にする。
　これが旨い！

◆旭若松　純米
　もちろん燗。
　“米” を味わえる徳島の銘酒。

「ジゲンさん、うち忘れてません？」
「いやいや、忘れてないよ～　忙しいからね～」
「いや、本当だよ！」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

○撮影了承済 （LUMIX FX77）

この日は、竹鶴（広島）を勉強しに訪問。
竹鶴（広島）は、濃醇で重たい日本酒なので、日本酒好きな輩向けの酒。
以前勧められ、“冷” で飲んで印象が良くなかったことがあって、まるで興味なかったんだけど、「いや、竹鶴は、“燗” で飲む酒ですよ」　ってんで、改めて味わいに伺った。
竹鶴のレンジで、純米原酒 → 純米原酒（生酛） → 純米無濾過生原酒 → 純米活性にごり と一気に “燗” で味わってみた。

◇竹鶴　純米原酒
　 竹鶴の中では最も癖がなく飲みやすいレンジ。
　 70度の熱燗で。

◇竹鶴　純米原酒生酛
　 ふむ、独特の風味。
　 このレンジあたりから好き嫌いが別れ始めるところかも。
　 こういうタイプの酒を飲みだすと、一般的な酒は印象薄くてつまらなくなってしまうだろうと思う。

◇竹鶴　純米無濾過生原酒
　 6号酵母で作られた無濾過純米、これは独特。
　 濃醇、強い酸味、強い香り、ドカンとくる。
　 この、なんとも言えない独特の癖がこの酒の醍醐味だろう。
　 初心者には、きついだろうが、ぼくはOK。
　 もちろん、高めの燗で。

◇竹鶴　純米活性にごり
　 活性にごりを燗で飲むというのは、あまり一般的なイメージにはないかもしれないがこれが旨い。
　 まあ、甘酒の甘味のない状態と思えば判るかな？
　 いや～、旨すぎ。

ということで、なるほど、竹鶴は冷で飲む酒ではないな。
また、あくまで初心者向きでもない。
ぼくには、十分楽しめる日本酒だった。

この日のお勧め料理は、わかめ。
徳島の「村さんと」呼ばれる漁師が採った　“村さんのわかめ” これが旨い。
厚みがあって、味わいが深く、この一級品のわかめの食感や味を、旨いなんて言葉は、むしろ表現が凡庸すぎるかとも思えるほど。
さらに、わかめと日本酒ってベストマッチ。
日本の食材って、やっぱ凄い、「日本ってほんとええわ～」 と改めて思ったひととき。

◆漁師　村公一（むらこういち）　38歳（2009年時点）
　徳島県鳴門で漁師をしている。
　「村さんのスズキ」・「村さんのわかめ」と彼の採った海産物には彼の名前が冠される。
　「村さんのスズキ」・「村さんのわかめ」は、ただ新鮮なだけではない旨さがあると評価されている。
　その味の良さと品質の高さに、和洋問わずプロの料理人がこぞってその食材を求めている。
　

～～～～～～～～～～～～

西武新宿線上石神井駅南口より武蔵関に向かって徒歩5分程度。
日本酒を主力にする居酒屋 “作” は、カウンター6席、テーブル4席という小さな店だが、その中身はびっくりするくらいドカンと重たい。

“作” のマスターは、とにかく日本酒が超大好きな奴である。それゆえに、彼は日々日本酒を物色探求している。
必然的に “作” は、マスター拘りのが凝縮された日本酒が揃えられているゆえに、基本的には日本酒を飲みに行く店と捕らえるべきだろう。
いやもちろん、焼酎やビールもあるんだが・・・
しかも、特筆するは、揃えられている日本酒が濃醇なものばかりであるという点。

濃醇とは、つまりは、滅法濃くてしかも芳醇な日本酒を指していて、端麗辛口な酒とか、水みたいな酒とか、芳醇だがさっぱりしているような酒、酸味さわやかな酒、などではないという意味。

濃醇な酒といえば、ぼくの好きな和歌山県の黒牛もそのひとつと言える。黒牛を造る和歌山県名手酒造は、大手酒造ゆえにその名は結構知られているところ。
“作” には、黒牛よりさらに重たい、徳島県の旭若松、島根県の十字旭日などがあったりする。
黒牛然り、これらの酒は、一般的な日本酒がアルコール度13度～14度くらいであるのに対し、18度～19度もあったりする。ゆえに、その飲み口は、まさにドカンとくる。

ぼくは、またその濃醇な日本酒が滅法好みであるから、近場に “作” が存在しているというのは、願ったり叶ったり、実に嬉しいところだ。

閉店時間も26時と結構遅くまで営業しているのも都合がいい。
ミッドナイトになった頃には、いつしか日本酒好きがどこからか集まり、濃醇な酒に舌鼓を打っているという日々。

画像に “焼きおにぎり” があるけれど、24時過ぎての訪問って結構小腹が空いてるってこともあるけれども、いやむしろ、この醤油の焼けた香ばしい香りのする焼きおにぎりって、日本酒と相性いいんだわ。
「ご飯食いながら酒飲むか？」 って？
んんん、確かに、そういわれればそうかもね。（笑）

“作” 思い起こしてレビューを書いていると、ついつい日本酒を飲みたくなる。
今から行こうかな？
んんん、これってまさにパブロフの犬状態。。。困ったものだ。。。＾＾；；