また小淵沢に行ってきましたうそ : サンクス 杉並早稲田通り店

いつものサンクスで山賊を売ってた。いま流行ってるの？ファミマが流行らせようとしてる？

山賊って、かの地ではこういう味付けの揚げ鶏に対しての普遍的な呼び名なのかな？丸政の商標って訳じゃないのかな。

食べ方はもちろんTGSごっこ！ザブーンと浸していただきます！う～ん、クリスピーでオイリー、ニンニキーでジンジャラス！特にこの、少し温まったところの皮下の脂が溶けて…。

ジンジャラス…欧米人にウケるといいな～。流行るかも…んなわきゃあない(^^;。

魚釣りの教科書には、魚ってのはその時食べられるものを偏食するものだと書かれていた。厳しい自然界を生き延びるため、出来るだけ早く身体を大きくするようにという自然の知恵だと。まあそこを狙って釣り餌を仕込むのですけどね。この読みが外れると、自分の餌だけ見向きもされないということになっちゃう。

私の場合には、何のためだかは知らないがやっぱり偏食傾向がある。とくに去年の終盤に引っ越し自分でやってていろんなことにアタマが回らず、食べるものまでいちいち考えてらんなくなっちゃったのが主な要員かな。

今回紹介するコンビニ食のミートスパ、去年の9月以降年明け頃まで毎日のように食べていたシロモノなのです。もちろん我が家から1番近くなったコンビニが当店であることと無関係ではないんだけど、一応グルメな論評をするにしてもこのアイテムには見所があったのです。

一口目には、自作ミートソースで隠し味に味噌を入れた時のような凝縮感が一瞬感じられる。そしてつぎの瞬間、それがフルーツの香りに昇華するのだ！こりゃあ美しい！

普通、この手の商品に並盛りと大盛りがあったら、少なくとも同じ味か、大盛りの方は大雑把、ということになろうが、このサンクス/ファミマのだけは何故か大盛りの方がうまいのだ。

ミートソースって、今のところイマイチ自作でうまくいかないもののひとつなのですが、この味を参考にすることでなんらかのブレイクスルーとなるか。

もう引っ越しからずいぶん経ち生活も落ち着いてきたので、こればかり偏食するのは治ったけど、見かけて久々に食べたくなってしまって。将来、2017年の自分を象徴するものとして記憶に残るだろう。

え、いくらシングルっても何で自分で引っ越しなんかって？その昔読んだサッカー雑誌で、「ユルゲン・クリンスマンはスーパースターになっても引っ越しは友達呼んで自分で運転して……なんて庶民の感覚を忘れない奴なのさ！」ってな記事があって、なんかカッコイイなといつまでもおぼえてていつまでもマネしたくなっちゃうんだな。え、オマエ、スーパースターなのかって？いやそういう問題じゃないんだけど。

ところが私のすぐ後、やはりご町内を引っ越した友人夫婦は、日付けは選べないけど¥30kしかかかんなかったですよ？と教えられ、私の手間と時間は儚くムダと認定されたのでした。

和菓子と日本酒、そんなマリアージュをどなたかの論評でお見かけして、花が咲いたら試してみようとアイデアをあたためていたのですが、ふとB級で揃えてみてはと私の内なる人が囁くので近所のコンビニで画像のものを取り揃え、最寄の公園に向かった。

まずはワンカップ大関を一口。うん、昔国民的グルメ漫画でこき下ろされた、大メーカーの『べしゃーんとした味』そのものなんだろう。

そこへ、『ひとくちこしあん大福』をパックリいく。まだマリアージュは産まれない。

ついで、ワンカップ大関を一口流し込む。すると…あんなになんて事ない没個性な酒が、酸味の走った男酒に変身するのだ！

え？え？もう一度大福を。そしてワンカップ大関。うん、苦味走ったとまではいかないが、グッと酸味が効いて感じるのは間違いない。

こういうのはみかん→汁粉→みかんの順に食べるとあとのみかんがすっぱく感じるのと同じ相対論なんだろうけど、お互いケンカする要素がないからこそマリアージュともいえるのかな。

お試しあれというのは勇気がいるけど、健康な方でやってみたいと思った方はご感想をお聞かせください(^^;。

コンビニでコロッケそば発見！ちょっと甘目過ぎるかなあとは思うが、でもまあコロッケそばの醍醐味みたいなものは味わえる。東京以外の地方で、コロッケそばとは？と思った時に、サンクス/ファミマに駆け込んでみよう。…東京以外にはなかったりして。

ところでこれって、柳家喬太郎さんと食べログのごく一部のレビュワーさんの間で盛り上がってた以外、どこかで流行らせようとしてる動きあるんすかね？いかな流行りに敏感にアンテナ張ってるコンビニ開発陣といえど、これは乗せられ過ぎかも？それとも、これを買っちゃった私の方が乗せられただけか？

忖度<そんたく>:他人の気持ちを推し量ること

なんでこれが今年の流行語大賞なのかよくわからん。忖度とは悪い意味合いの語では必ずしもないのだが、どうも思い出す情景はTV時代劇のそれ。

｢今日はお代官様に饅頭の土産を持って参じました｣

｢何だ越後屋、饅頭とは気が利かぬ｣

｢いえいえ、お代官様のスキな饅頭にございます故、この度の事は何卒…｣

｢たわけがっ、そんなもの酒の当てにもならぬ｣

｢いえいえ、ですから、お代官様のスキな金色の饅頭にございます故…｣

｢何だと、…ホウ、これは良い饅頭じゃのう｣

なーんてね。この場合、越後屋の方が忖度しているわけですな。

さて引っ越してから最多訪問回数の店がこちら。サンクスといっても中身はファミマだ。そのうち当店も改装がなされてこのレビューも日の目を見なくなる事だろうが、はやりものっぽい限定品の弁当についてなのでちょうどいいというべきか。

その名も忖度御膳。品書きを見ると、結局はおせちみたいな語呂合わせにすぎないのだけれども、これだけの短時間でよく考えて世に出したものだと。味は見た目通ですがまあまあ上品。今後も流行語大賞に合わせてイヤーモデルみたいな存在になっていったら面白い。

あでも、ダメよ～ダメダメ、なんて年はどうしようもないよなあ…。